この記事では、犬が「悲しいよ」と言っているときのサインをご紹介します。愛犬からのサインに気づいたとき、飼い主がすべき気遣いも解説しますので参考にしてください。
犬が「悲しいよ」と言っているときのサイン
いつも楽しそうにしているイメージがある犬達ですが、そんな彼らも時には悲しい気持ちになってしまうことがあります。
悲しい気持ちになった時、言葉を話せない犬達は行動や仕草で「悲しいよ」と伝えてきますので、飼い主はそれに気づいて適切なケアをしてあげなくてはいけません。
今回は犬が「悲しいよ」と言っているときのサインについて解説します。愛犬からの訴えに気づけるように確認しておきましょう。
1.子犬のような声で鳴く
犬が子犬のような、か細く高い声で「クンクン」「キューン」と鳴くのは、「悲しい」と言っているサインです。
このような声は、犬が赤ちゃんの頃に母犬に甘えたり助けを求める時に出す声であり、たとえ成犬でも辛い時には子犬のように鳴いてしまうことがあります。
飼い主さんのほうを見て犬がクンクンと鳴いている時は「ご主人、悲しいよ」と伝えて、親代わりの存在に甘えようとしているのでしょう。
2.尻尾が垂れ下がる
普段はピンと立っている尻尾が垂れ下がっているのは、犬が悲しい気持ちになっているサインです。
尻尾は犬の感情がよくあらわれる部分ですから、力なく垂れ下がっている時は犬のマイナスな気持ちが表現されていると考えて良いでしょう。
悲しい気持ちだけでなく、時には不安や恐怖をあらわしている場合もありますので状況によって見極めるようにしてください。
3.表情が暗くなる
犬は顔の筋肉が発達していて表情豊かな動物です。悲しい時には顔に気持ちがあらわれ、以下のような特徴のある暗い表情になるのでとても分かりやすいでしょう。
- 口角が下がる
- 白目を見せて上目遣い気味になる
- 眉間にシワが寄る
- 無表情
愛犬がこのようなションボリ顔になっていたら、「悲しいよ」と訴えている可能性が高いです。
4.伏せたままジッとする
いつもは「元気いっぱい!」という様子の犬が伏せてジッとしている時は、悲しい気持ちになっている可能性があります。
「大好きなお客さんが帰ってしまった」「お気に入りのブランケットが洗濯されてしまった」など、犬は悲しいことやショックなことがあるとテンションが下がって動けなくなってしまうのです。
人間も悲しい時は動かずジッと寝てしまうことってありますよね。犬もきっと同じような気持ちなのでしょう。
飼い主が愛犬にすべき気遣い
愛犬が悲しいというサインを出していたら、飼い主さんは気持ちに配慮し次のような適切なケアをしてあげましょう。
- 撫でて優しく声をかける
- 好きなおやつを与える
- 一緒に遊ぶ
- 散歩に連れて行く
- 一緒に寝る
- そっとしておく
ションボリしている愛犬には撫でながら「悲しかったね」と優しく声をかけてあげたり、おやつや散歩など犬が喜ぶことを提供すると良いでしょう。そうすれば犬も気分転換になって機嫌が良くなるはずです。
愛犬が疲れている時には、一緒にお昼寝してあげるのも効果があります。悲しいことは寝て忘れるのが一番です。大好きな飼い主さんと一緒に眠れば、犬も回復してくれるかもしれません。
ただし、愛犬があまり気乗りしていないなら無理強いはしないようにしてください。愛犬が悲しそうにしていると何かと世話を焼きたくなるものですが、状況によってはそっとしておくのも優しさです。
時間が経てばケロリとしている犬も多いですから、飼い主さんは慌てずに様子を見てあげてください。
まとめ
今回は、犬が「悲しいよ」と言っているときのサインについて解説しました。
愛犬からの「悲しいよ」というサインになるべく早めに気づき、状況に応じて適切なケアをしてあげてられるようにしておきましょう。
愛犬のサインに気づくためには、普段から愛犬の様子を観察して変化に気づけるようにしておくことも大切です。
愛犬が「悲しいよ」と訴えてきたら、飼い主さんは出来る限り気遣ってあげられるように配慮したいですね。
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