1日1個のリンゴでカラダ改善! 医師が語る驚きの「リンゴパワー」とは? 青森県りんご対策協議会・美腸活カフェのコラボメニューも公開

2024-11-05 23:30

「1日1個のりんごで医者いらずと言われるのはなぜ?ドクターフルーツ・りんごのパワーとは」と題するセミナーが都内で開催された。アフロードクリニック代表医師の道下将太郎氏および日本獣医生命科学大学客員教授の佐藤秀美氏が登壇し、りんごの持つ健康効果について講演が行われた。

11月5日の「いいりんごの日」にちなんで、グルテンフリー美腸活カフェ「L for You AOYAMA FLAG SHIP SHOP」とのコラボ開催が発表された。旬の青森県産りんごを楽しめる期間限定のコラボメニュー4品が提供開始となる。

りんごの成分は健康維持に役立つと発表

道下氏は、日本における健診の普及率が上がっている一方で、がんの国別死亡率が増加傾向にあることを指摘。また、花粉症などのアレルギー疾患についても、平成17年度には3人に1人の割合であったものが、平成23年度には2人に1人に増加していると述べ、これが腸内環境の乱れに起因する可能性があるとした。道下氏は「腸内環境の改善には、善玉菌の増加に加え、その活性化も重要です。りんご由来のポリフェノールに着目したところ、乳酸菌と酪酸性大腸菌の増加が確認されました。また、果物と野菜の摂取による全死亡リスクの低減効果を比較したところ、野菜は7〜8%低減するのに対し、果物は8〜9%と、果物のほうが健康維持に効果的であることがわかりました」と、果物の摂取が健康維持に対してより高い効果があることを説明した。

健康促進に役立つにもかかわらず、日本人の約40%が1日に果物をまったく摂取していないという現状がある。また、果物の摂取過多が健康被害につながるのではないかとの懸念も示されているが、これに対し道下氏は、りんごの摂取が糖尿病のリスクを13%低下させるとの見解を示し、果物の適量な摂取が健康維持に寄与することを説明した。

さらに道下氏は次のように述べた。「日本は少子高齢化社会と言われていますが、現在さらに問題視されているのは、経済活動を担う20代から50〜60代の世代に、病気や体調不良により仕事ができない人が多いことです。その大きな要因として食生活が挙げられています。死亡率を下げる薬はありませんが、死亡率を下げる食習慣は確立できるのではないでしょうか」と総括し、食生活改善の重要性を強調した。

続いて佐藤氏が登壇し、「りんごの栄養―栄養面から語るりんごの健康効果―」をテーマに発表を行った。佐藤氏は、日本人の高血圧の割合が高く、特に男性では40代以上の3人に1人、女性では60代の3人に1人が該当する現状を指摘。「りんごに含まれる成分カリウムは、体内の塩分を排出するため、高血圧の予防や改善に役立ちます」と述べ、りんごの成分が持つ健康効果について解説した。

しかし、日本人のカリウム摂取量は、健康維持に必要な目安量にさえ達していない人が多く、高血圧予防効果を十分に得られていない現状があるという。佐藤氏は「1日1個のりんごを摂取するだけで、ほぼ目安量を満たし、世代によっては目標量にも達します。また、りんごには食物繊維やポリフェノールも豊富に含まれており、生活習慣病の予防や免疫力アップが期待できます。加熱しても良いので1日1個のりんごを食べましょう」と述べ、りんご摂取の重要性を強調して締めくくった。

りんごづくしの期間限定コラボメニューに注目

東京都内のグルテンフリー美腸活カフェ「L for You AOYAMA FLAG SHIP SHOP」では、11月1日から12月28日までの期間限定で、りんごをテーマにした特別コラボメニューを提供する。使用するりんごはすべて青森県産にこだわり、産地の魅力を存分に生かした内容となっている。11月限定のメニューは「青森りんごスペシャルコラボランチプレート」で、りんごとマッシュサツマイモのグラッセをメインに据えたボリューム満点の一品。食物繊維がたっぷり摂取できるプレートだ。

12月限定メニューは「青森りんごスペシャルコラボ ゴボウとキノコの豆乳腸活スープセット」で、りんごが主役のマリネサラダと濃厚な豆乳腸活スープがセットになっている。たっぷりのりんごを使用し、1日に必要な食物繊維の約3分の1を摂取できる内容となっており、りんごの栄養を存分に楽しめる一品である。

「りんごをたっぷり使ったタルトタタン」は、りんごをじっくり火にかけることで柔らかく仕上げ、甘みを凝縮させた一品である。また、「りんごの発酵エイド」は、りんごと有機甜菜糖を発酵させたドリンクで、シードル風のさっぱりとした味わいが特徴。自然な甘味とりんごの香りが楽しめる。これら期間限定のメニューで、りんごの豊富な栄養を美味しく摂取し、健康維持のきっかけとしてみてはいかがだろうか。

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