今や推し活の予定もシェアする時代? タイムツリーとオシココが最新推し活トレンドを発表

2024-11-20 12:00
今や推し活の予定もシェアする時代? タイムツリーとオシココが最新推し活トレンドを発表

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を運営する株式会社TimeTreeが、推し活に関する企業マーケティング支援を行う株式会社Oshicocoと共同で「最新推し活トレンド説明会」を開催。両者の代表が登壇し、約3000名へのアンケートと累計120億超の予定データから読み解いた昨今の推し活事情についてトークセッションを行った。Z世代をはじめとする若者文化として生まれ、今やシニア層にも広がりを見せる推し活。ここでは当日語られた内容の中から特に注目した内容を抜粋してお伝えする。

年間市場規模3.5兆円に成長した推し活の波はタイムツリーにも

TimeTree(タイムツリー)の深川泰斗社長とOshicoco(オシココ)の多田夏帆代表が登壇したこの日の説明会では、最初に多田代表が推し活市場の概況を紹介。自身が所長を兼ねる推し活総研の統計をもとに、現在国内には1400万人の推し活人口が存在し、その市場規模は酒類全体に匹敵する年間3.5兆円に上ることが語られた。

きっと“未体験者”からすると若者文化という認知が強いであろう「推し活」だが、直近1年で推し活を始めた250万人の中身を性別・年代別に分けると、20代以下よりも「30歳~34歳男性」「30歳~34歳女性」など30代以上の伸びが顕著で、50代以上の中高年層でも何らかの推し活を始めている人が多く、「推し活というとZ世代のものと思われがちですが、実はそうではありません。特にコロナ禍の影響により配信プラットフォームでアニメやアイドルのコンサート映像を見て、家族で推し活をする人も増えています」と多田氏。

一方で、そうした活況を受けて今ではタイムツリーを推し活に活用する人が増えているといい、「例えばオンラインゲームのクランでどの日に試合に参加するかを共有したり、特定のアーティストのファンが集まって完璧な活動スケジュール表を作る動きがあったり、そういう利用が広まっています」と深川氏。同社の提供するサービスでは、クローズドのグループで予定を共有する「共有カレンダー」だけでなく、イベントのスケジュールなどをオープンに公開する「公開カレンダー」でも推し活目的の利用が伸びているそうだ。

約3000名の回答と累計120億超の予定データから見える推し活の傾向は?

今月、タイムツリーでは全国の10代から70代の男女3376名を対象にアンケートを実施。次のトークでは、この結果と同社に蓄積された予定データを掛け合わせて導き出された推し活の最新傾向が紹介された。

推し活実施率では、10代と20代が90%以上と“ほぼ全員”という結果が見られたのに対して、60代以上も半数を超える人が推し活をしているというやや意外な数字が。

一方で、推し活をするようになっての変化についての質問では、若年層が「気持ちが前向きになった」「人生の目標ができた」「新しいことに挑戦できた」といった回答が特徴的だったのに対し、40代以上では「健康に気をつけるようになった」という回答の多さが目立った。これに対し、多田氏は「推し活を始めたことで外出の機会が増えたり、毎日の生活に張りが生まれたり、人生が豊かになったと感じているのは、どの年代でも共通しているところだと思います」と納得の表情。タイ人俳優の推し活をきっかけにタイ語の勉強を始めたという自身の経験も交えながら「外国の俳優やアイドルを好きだと字幕だけでは完全に分からない部分もあるので、言葉を勉強しようと思う方は多いです」と推し活のポジティブ効果を語る。

続いて、推し活の対象となるジャンルについても世代間で明確な違いがあり、年齢層が若くなるほど「漫画・アニメ」「ゲーム」「インフルエンサー」が強くなるのに対して、50代以上は「スポーツチーム・選手」の率が極めて高い結果に。このうち若年層では推し活の多様化が進んでいるといい、多田氏は「10代の中にはまだ世間にあまり知られていない人をYouTubeやTikTokで発見して推しにしている子も多く、自分の世界がしっかり持っている子同士が、推しが違っても仲良くなれる世界観が広がっているのはとてもいいことだと思います」と解説。

また、小学生の子を持つパパである深川氏は「我が家もこの傾向の通りですね」とコメントし、「娘はマインクラフトのゲーム実況をしている方を推していて、70代の父親はドジャース・大谷選手の推しでいつも試合を見ている」と身近なところから推し活の流行を感じていた。

終盤ではシニア層と非シニア層の具体的な推し活対象をランキング形式で発表。ここでも『阪神タイガース』『大谷翔平』などがトップテン入りし、シニア層のスポーツ推しの傾向が見られつつ、意外にも(?)両ランキングで『Snow Man』が1位を獲得。国民的グループの階段を駆け上がる彼らのコンサートや出演予定を逃したくないという、世代を超えたファンの熱い支持が伺えた。

最後に「『推し活』はシニア層にも浸透中。ウェルビーイングにも寄与」「推しジャンルは若年層では多様化、シニア層ではスポーツが人気」「『推し活』は世代を超えた家族内コミュニケーションにも貢献」という3つの言葉でまとめられた今回の説明会。すでに推し活に熱中している方も、これから推し活を始めようという方も、TimeTreeで予定をシェアして趣味の仲間作りに繋げてみてはいかがだろうか。

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