あるご夫婦の元に突然現れたわんこは、皮膚病がひどく肉球は穴だらけでした。壮絶な過去を抱えたわんことの衝撃の出会いと現在の姿に、多くの反響が寄せられています。
今回ご紹介するのは、Instagramアカウント「pan._.hana」に投稿された1本の動画です。動画は267万4000回以上も再生され、「なんでそんな残酷な事ができるの…」「変わり様に涙が出ます」「幸せになって良かった」など、多くのコメントが寄せられ話題になっています。
ラキちゃんとの出会い
動画を紹介したのは、インドネシアはバリ島にて、総勢33頭の保護犬と暮らすご夫婦。のびのびと駆け回るわんこたちの姿が、SNSでたびたび話題となっています。今回紹介するのは、はじけるような笑顔が素敵な「ラキ」ちゃん。
ラキちゃんとの出会いは、ラキちゃんが推定1歳頃のこと。知らない人が突然、ラキちゃんを飼ってあげてほしいと自宅を訪れたというのです。友人の家でケージの中に閉じ込められたまま生活していたラキちゃんを助けたいが故の行動でした。
しかし彼は、「あなたが飼わなければ犬はケージ生活に戻るしかない」と高圧的な態度に終始。脅しのような責任の押しつけに嫌悪感が湧いた奥様でしたが、最終的には引き取ることにしたといいます。
家庭犬の幸せ
当時のラキちゃんの体はひどいものでした。皮膚病がひどく悪臭を放ち、爪も伸び放題。肉球に多数空いた穴は、獣医師に聞いても原因が分からなかったといいます。なんにしても、飼育放棄されていたことが容易く想像できる状態だったのです。
ケージの中だけで過ごしていたラキちゃんは、初めはトイレもできなかったのだとか。しかしたくさんの仲間たち、そしてご夫婦と過ごすうちに、少しずつ家庭犬としての暮らし方を覚えていったといいます。
同居犬とも仲良しに
またラキちゃんは、同居犬とのスキンシップの取り方も不器用でした。誘い方を間違えて怒られてしまうこともありましたが、今ではすっかり家族のムードメーカーに!心の底から「楽しい!」と言っているような笑顔に、ご夫婦も癒されたそうです。
新たな犬生を歩むことになったラキちゃんですが、単にハッピーエンドの物語で終わるのではなく、彼らの持つ逞しさや純粋さ、命の輝きを共有することがご夫婦の願いだといいます。ラキちゃんの現在の姿は、たくさんの人の希望になることでしょう。
この投稿には、「心から喜んで嬉しさを表現する姿に涙がこみ上げました」「わんちゃんたちから学ぶことだらけです」など、多くのコメントが寄せられたのでした。
Instagramアカウント「pan._.hana」には、バリ島の路上で助けを求めている犬猫の保護活動を細々と行っているというご夫婦の様子がたくさん投稿されています。是非チェックしてみてくださいね!
写真・動画提供:Instagramアカウント「pan._.hana」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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