電動・空気工具を販売する工機ホールディングスジャパン株式会社は、11月27日(水)に、日本を支える職人を全力でサポートするプロジェクト「HiKOKI BUILDER‘S SPIRIT PROJECT」を発足し、その詳細についての発表会を開催。
当日は、同社 代表取締役 社長執行役員 吉田智彦氏より、建設業界の現状、課題の説明があり、事業の取り組み、そして「HiKOKI BUILDER‘S SPIRIT PROJECT」の詳細について紹介があった。また、同プロジェクトをともに盛り上げる「HiKOKI CCO(Chief Communication Officer)」のヒロミも登壇し、職人を応援するサポーターとして、仕事の想い・考え方や、今と昔の仕事の違いなど、職人を交えてさまざまなトークを行った。
発表会にて、吉田氏とヒロミが登壇し、改めて同社からのお願いとしてCCOでありながら新たに「日本の職人応援隊長」を任せたいと発表があった。
この役職について、吉田氏は日本の職人を盛り上げるため、また生活者と職人を繋げる役割であると説明し、ヒロミを任命した理由については「3年前にお会いしたときに、職人さんをもっとクローズアップしていきたい。だって、職人さんがいなければ家が建たないじゃない。本当にカッコいい存在なんだよ、とお話していた」と過去のヒロミの発言を紹介した。
ヒロミにくわえて3人の職人とともにトークショーで、「職人になったきっかけ」というテーマになり、DIYの活動も活発なヒロミは「親父が大工さんで子どもの頃から現場を見てて、兄がいて継いでるので職人にはならなかったんですよね。今はこんなこと(DIY)やってますけど、テレビで見てるとは思うんですけど親父と具体的にはその話はしたことないんですよ。(DIYについて)言われたことはないし。職人ではなくアマチュアの代表としてやってるので、親父にはまだ聞けてないのでいつか聞こうと思います」と、父親との関係を話していた。
さらに「将来の夢や目標」という質問について、ヒロミは「テレビとかで建築作業をしているのを子どもたちが見て、『職人さんってカッコいいな。家建てられるのすごいな』というのを見せていくしかないなと。子どもたちが将来の選択肢の一つとして建築の仕事に携わるということが一人でも増えたらいいな」と、職人不足が課題となっている点を背景に語り、そして「家は一軒も建てたことないんですよ。いつか家を建てて終わりたいなと思ってる」と大きな目標を掲げた。
発表会では吉田氏により「HiKOKI BUILDER‘S SPIRIT PROJECT」の一環として、建設業界をはじめ、社会や暮らしを支える人を讃え、過酷な環境であっても日々奮闘する職人たち、そして業界を応援したいという想いから「HiKOKI BUILDER‘S SPIRIT AWARD」が創設されたことが発表された。同アワードは、電動工具・エアー工具を使用し、人のため、社会のため日々奮闘する職人の方々を対象にし、総合グランプリ、フロンティア賞、スピリット賞の各賞を決めるものとなっている。