愛犬が高齢期を迎えるにあたり、飼い主として知っておきたいのは、老犬によく見られる病気とその対策です。早期発見・早期治療、そして予防への意識を持つことで、愛犬の健康寿命を延ばし、より快適な生活を送れるようにサポートしましょう。この記事では、老犬がかかりやすい代表的な病気3つと、その理由、そして知っておきたい対策法を解説します。
老犬がかかりやすい3つの病気
愛犬の健康は、日々の観察と適切なケアが重要です。若いうちから老犬に起こりうる病気を理解しておくことで、将来的な不安を軽減し、適切な対応が可能になります。
1.白内障
白内障は、水晶体が白く濁ることで視界が曇る病気です。老化現象の一つとして多くの老犬に見られます。進行すると視力が低下し、物にぶつかったり、日常生活に支障をきたすこともあります。
白内障の進行には、直射日光が影響すると言われています。
そのため、日差しの強い時間帯の散歩や日向ぼっこは避け、必要に応じて獣医師に相談し、点眼薬などの治療を検討しましょう。
2.認知症
老化に伴い脳機能が低下することで発症する認知症。記憶力や認知能力の低下により、様々な行動の変化が現れます。
- トイレの失敗が増える
- 昼夜逆転の生活
- 同じ場所でぐるぐる回る
- 昼夜問わず鳴き続ける
これらの症状が見られたら、認知症の可能性を疑いましょう。
認知症の予防には、日々の生活に刺激を与えることが重要です。散歩を通して外の匂いを嗅いだり、人や他の犬と交流する機会を設けることで、脳への刺激を促し、認知機能の維持に繋がります。
3.歯周病(口腔内疾患)
歯周病は、歯垢の蓄積による歯茎の炎症から始まり、放置すると歯を支える骨が溶けてしまう病気です。多くの成犬が罹患しており、老犬期にはさらに悪化し、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
口臭、歯石の付着、食欲不振などは歯周病のサインです。重症化すると、歯が抜け落ちたり、細菌が血流に乗って全身に広がり、心臓病や腎臓病などのリスクを高めることもあります。
毎日の歯磨きと定期的な歯科検診は、歯周病予防に不可欠です。子犬の頃から歯磨きに慣れさせ、健康な口腔内環境を維持しましょう。
まとめ
紹介した3つの病気は、老犬にとって身近な疾患です。しかし、日々のケアや早期発見・早期治療によって、進行を遅らせたり、症状を和らげたりすることが可能です。
愛犬の健康寿命を守るためにも、これらの病気への理解を深め、適切な対策を心がけましょう。
獣医師との連携も大切にし、愛犬に寄り添ったケアをすることで、さいごの時まで幸せに生活できるようサポートしてあげてくださいね。
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