犬は『ペット』であり『家族』。近年ではその感覚も一般化し、犬と飼い主さんの距離も縮まっています。ですがその結果、犬が飼い主さんに依存してしまう場合があるのを知っていますか?
️危険!犬が飼い主に依存しているサイン
後追いする
人間の赤ちゃんがお母さんの後をついて回るように、家事や生活で家の中を動き回るたびにわんこが後ろをついてくることはありませんか?
トイレやお風呂中にドアの前で待っているのは母性本能をくすぐられますが、これらはわんこが飼い主さんに依存しているサインでもあります。
「置いて行かれてしまったらどうしよう」などの不安から常に飼い主さんのそばにいないと落ち着かないのです。
お見送りで寂しがる
「出かける準備をしているだけでソワソワして落ち着かない」「いざ出かけようとすると寂しがって鳴く」という姿をみて、後ろ髪を引かれる思いで出かけているという方も少なくないかもしれません。
これもわんこが飼い主さんに依存している可能性のある行動です。
逆に「いってきます」と言ってもチラ見するだけで、「好かれていないのかな…」と感じる飼い主さんもいるかもしれませんか、実はこれこそ理想の信頼関係ができている証です。
「飼い主さんが自分を置いてどこかに行くわけない」と確信しているからこその行動で、理想の関係と言えます。上手に留守番できない
「いざお留守番をさせて帰ってくると、部屋の中がぐちゃぐちゃに荒らされていた!」というのもあるあるかもしれません。
このようにお留守番のたびにトラブルや問題行動を起こして上手にお留守番ができない場合、飼い主さんが不在のストレスや不安が影響している可能性があります。
留守番時に体調不良を起こす
飼い主さんへの依存が重症化すると、お留守番中に下痢や嘔吐といった体調不良を起こしてしまう場合があります。
ここまでくると飼い主さんへの依存が強すぎるため、分離不安症という精神疾患を発症している恐れがあります。
動物病院で獣医師に相談することをおすすめします。
️わんことの理想的な距離感とは
では飼い主さんとわんこの距離感はどのくらいが適切なのでしょうか。
四六時中一緒にいて、お互いの姿が見えないことがほとんどないというのは理想的ではありません。
お互いに別の部屋で過ごすなど、ひとりの時間、一匹の時間がしっかり確保され、その間も落ち着いて過ごせることが大切です。
最初は飼い主さんの姿が見えないと不安で鳴いてしまうかもしれませんが、「見えなくなっても必ず戻ってくる」ということを繰り返していけば、わんこも安心して過ごせるようになります。
適切な距離感をとれるようになると、自然と理想的な信頼関係も築くことができるでしょう。常に一緒にいることだけが愛情ではないということを胸に刻む必要があります。
️まとめ
わんこが飼い主さんに依存しすぎると上記のような分離不安症の心配があるのはもちろん、飼い主さんと離れざるをえない災害避難時などに支障をきたす恐れもあります。
お互いの精神衛生のため、また、いざというときのためにもお互いに適切な距離感を保って依存しすぎないことが大切です。
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