『犬の大きさの定義と飼育にかかる費用の違い』についてまとめました。犬は、成犬時の体重によって、大きさが定義されます。定義される体重の違い、飼育にかかる費用の違いを解説します。
小型犬の定義とは
一般的に、小型犬は体重10kg未満の犬を指します。ただし、この基準は絶対的なものではなく、団体や文献によって若干の違いがあります。
例えば、JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種標準は以下のとおりです。
- 小型犬:10kg以下
チワワ、トイプードル、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・ダックスフンド
- 中型犬:10kg〜25kg
柴犬、ビーグル、ボーダー・コリー、シェルティ
- 大型犬:25kg以上
ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、グレート・ピレニーズ
上記はあくまでも目安であり、個体差や犬種内のバリエーションも存在します。
飼育にかかる費用の違い
生涯費用
犬の飼育にかかる生涯費用の平均は「約388万円」とされています。
小型犬では「約365万円」、中型犬では「約347万円」、大型犬では「約452万円」とされています。
食費
犬の食費の月平均は約7,800円とされています。そのうえで、犬種別の食費を紹介します。
- 小型犬:約6,100円
- 中型犬:約7,100円
- 大型犬:約10,000円
ドッグフード(総合栄養食)であれば、メーカーや商品によっても異なりますし、総合栄養食と療養食でも大きく異なります。
トリミング代
犬のトリミングの料金相場は以下のとおりです。
- 小型犬:約5,000円~9,000円
- 中型犬:約6,500円~12,000円
- 大型犬:約9,000円~20,000円
短毛種と長毛種で異なったり、ストレートヘアとカーリーヘアとで異なったり、毛玉の除去による追加料金などもあり、日頃の飼い主によるケアの違いによっても異なることがあります。
医療費
犬の生涯にかかる医療費の平均は、約79万円とされています。犬種別では以下のとおりです。
- 小型犬:約73万円
- 中型犬:約74万円
- 大型犬:約90万円
(内訳)
- 診察料
- 健康診断
- 狂犬病予防注射
- 混合ワクチン
- フィラリア症の予防薬
- ノミ、マダニの寄生予防薬
- ペット保険料
犬の医療費は非常に高く、愛犬の病気や怪我による飼い主への負担が重くのしかかることがあります。
筆者の家で飼っているポメラニアン(高齢)には持病があり、1回の医療費が10000円を超えることもよくあります。
犬の医療には公的な医療制度や保険がなく、自由診療であることが医療費が高額になる理由です。診察や検査や治療にかかる費用は、全額飼い主が負担します。
自由診療であることから、動物病院によっても料金には大きな違いがあるといえます。独占禁止法というものが定められており、獣医師が協定して診療料金を決めることが禁止されているためです。
まとめ
一般的に「小型犬」とされるのは、成犬の体重が10kg未満である犬のことを指すとされています。
体の大きさ(体重)によって、生涯費用、食費、トリミング代、医療費に差が生じることをご理解いただけたでしょうか。
犬の飼育にかかる費用は、正直、実際に犬と暮らしてみなければ分かりません。体の大きさによっても異なりますが、「犬それぞれに異なる」と言えます。
怪我や病気をすると、予想以上の高額な医療費がかかります。
思わぬ飼育費用にも冷静な判断をすることができるよう、対処することができるよう、犬の大きさの定義と飼育にかかる費用の違いを知っていただくきっかけになると幸いです。
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