犬が飼い主を突然噛む4つの心理とは 噛んでしまう原因から適切な対策法まで

2024-12-28 11:00

愛犬に突然噛まれると、飼い主さんはショックを受けるかもしれません。しかし、大切な飼い主さんに対して噛みつくときには、犬にとって非常に大きな問題が起きていることが考えられます。まずは、その理由や心理を理解してあげてください。

犬が飼い主を突然噛む心理

歯を剥いて怒っている犬

犬が飼い主さんに対して噛みつく行動には、何らかの原因や重大なトラブルが隠れている可能性があります。

まずは犬が飼い主さんを噛むときの心理や理由を知り、愛犬に何が起きているか理解するための手掛かりにしてください。

1.興奮しすぎている

犬が遊んでいるときや運動しているときなどに、飼い主さんの腕や足などに噛みついた場合、多くは敵意や威嚇に基づくものではなく「興奮」が原因だと考えられます。

おもちゃを噛んで遊んでいたり、思い切り走り回っていたりするとき、犬はテンションが上がって、普段はしないような行動を取ることがあります。物に体当たりしたり、近くにあるものを噛んで振り回したりといった動物としての本能的な行動を見せることも珍しくありません。

また、犬同士が遊んでいるときは、お互いの足や体に軽く噛みつくという行動も見られます。もちろん傷つけるつもりはないため、甘噛みのような状態ですが歯は当たります。

このようなことから、遊んではしゃいでいるうちに、そばにいた飼い主さんをつい噛んでしまうということは時々見られるものです。

特に子犬や若く健康な犬は、テンションが上がって興奮しすぎてしまい、飼い主さんに思い切り飛びついたり噛みついたりすることがあるとされています。

犬に嚙みつこうという意思があるわけではありませんが、飼い主さんを含め周囲にいる人が怪我をする危険性はあります。そのため、興奮しすぎてしまっているときは、一度遊びを中断するなどして落ち着かせて、テンションのコントロールをおこなうことも必要です。

2.大切なものを取られたくない

犬が飼い主さんに噛みつく行動の理由として比較的多く見られるのが、所有欲や独占欲に基づくものです。

おもちゃや食べ物など、自分が大切にしているものを横取りされそうだと感じたときなどに、それを守ろうとして相手に噛みつくことがあります。

多くは、近寄ってきた相手に対して唸ったり吠えたりして威嚇行動を起こしますが、それが無視されるなどして通用しないと感じると、噛みつきなどの攻撃行動に出てしまいます。

また、物を守るためだけでなく、自分が大切にしている時間や空間を邪魔されたくないという思いで噛みつくこともあります。

いくら犬にとって大切なものであっても、おもちゃや食べ物(フードボウルなど含む)は飼い主さんの管理が必要なものです。

そのため、飼い主さんが手を出してきたとしても、攻撃してはいけない(攻撃する必要はない)ということをしつけのなかで教えなければなりません。

おもちゃなどは飼い主さんの手に渡ったとしても、また返してもらえるという学習をすることで物の受け渡しに抵抗感がなくなり、安全でスムーズにおこなわれるようになります。

3.強い不安や恐怖を感じている

犬が相手に噛みつくときの理由として、「自分を守るため」ということが考えられます。これは相手が見知らぬ敵ではなく、飼い主さんであっても見られるものです。

犬は不安やストレス、恐怖を感じているときに、相手が自分に近づかないようにするために噛みついて離れてもらおうとします。また、追い詰められている、逃げ場がないと感じているときにも噛みつくことで相手と距離を取ろうとするのです。

具体的には、苦手な爪切りをされそうだと感じたときや動物病院に連れていかれるときなどに、逃げ回っている犬を捕まえようとすると噛みついてくることがあります。

これは、相手を攻撃することで恐怖から逃げようとしていることが考えられます。

基本手にはこのような状況に陥らないように、苦手なものは少しずつ時間をかけて克服したり、必要以上に追い詰めたりしないような工夫と配慮が必要です。

4.体に痛みがある

犬は自分の身を守るために、飼い主さんに噛みつくことがあります。

これは、不安や恐怖といった精神的な問題だけでなく、身体的なトラブルが起きているときにも見られるものです。

普段あまり攻撃性を見せない穏やかな犬が、飼い主さんに触られたときなどに噛みついてきた場合、犬は体に痛みを感じている可能性があります。

犬は体に痛みや違和感を感じているとき、静かに休んでそれらがおさまるのを待ちます。そのようなタイミングで体を触られたり抱き上げられたりすると、苦痛が強くなることがあり、犬は驚きと痛みで思わず噛みついてしまうのです。

また、犬が休んでいるところに近づくと唸ったり噛みつこうとしたりする様子が見られるときも、怪我や病気が原因で飼い主さんを遠ざけようとしている可能性があります。

普段は見せない攻撃性が見られるときは、食欲や排泄物に変化はないか、寝ている時間がいつもより長くないかなど犬の様子をしっかりと確認するようにしてください。

まとめ

腕に噛みついている犬

犬にとって噛みつくことは、意思表示や感情表現の手段のひとつです。

そのため、普段は攻撃性を見せない犬が噛みついてきたときは、強い意志を持っていたり、心身のトラブルを抱えていたりすることが考えられます。

しかし、噛む行動は危険なことでもあるため、叱ったりやめさせたりする必要があります。そのために、まずはなぜ犬が噛みついてきたのかという心理や理由を知り、それに寄り添った形で改善させていかなければなりません。

関連記事

『近い近い近い…!』お兄ちゃん大好きな弟犬が"構って攻撃"した結果…想像以上に近くて『ブチギレる光景』が287万再生「愛が重いw」と爆笑
『手のひらサイズの極小チワワ』をお手入れしたら…この世のものとは思えない『最高に尊い姿』が11万再生「なんて良い子」「可愛すぎる」
『新しい家族』を迎えたら、家にいた犬と猫が…違いすぎる『それぞれのリアクション』が11万再生「大混乱してて草」「どっちも可愛いw」と絶賛
『絶対に散歩に行きたくない』と犬が抵抗し続けた結果…『まさかの姿になり果てる光景』が11万再生「小さな抵抗が可愛すぎるw」「応援したい」
おばあちゃんの部屋に入ろうとしたら、犬が…まさかの『ノックする光景』が愛おしいと20万再生「激しめで草」「なんかもうたまらんw」と絶賛

  1. 被告の中国人男 死刑執行 中国・深セン市で日本人学校に通う男子児童が登校中に殺害された事件 1月に死刑判決言い渡し
  2. 万博会場ではバチカン国旗の半旗が ローマ・カトリック教会の教皇フランシスコ(88)死去
  3. 八代亜紀さん渦中のCD発売 法的問題は?弁護士「敬愛追慕の情を侵害で金銭賠償が発生する余地も」【Nスタ解説】
  4. 渋谷女子インターナショナルスクール入学式「世界で活躍するクリエイター 起業家 インフルエンサーめざそう」赤荻瞳 校長 米澤りあ 祝辞に感動! カジサック「最高の学校です」
  5. 中国・深セン市で日本人学校の児童殺害 死刑判決の男に死刑執行
  6. 「最も疎外された人々を助け…」ケビン・ファレル枢機卿 ローマ教皇フランシスコ(88)死去
  7. 季節外れの暑さに「体がきつい」「半袖でも暑い」全国247地点で夏日 22日(火)は西から雨に…寒暖差に注意【news23】
  8. 指定暴力団・稲川会の清田次郎(本名・辛炳圭総裁)(84)が死去 病死とみられる
  9. NY株 一時1000ドル超下げ トランプ大統領がFRBに利下げを求めたうえでパウエル議長を罵ったことなどから急落
  10. プーチン大統領“一時停戦”不発後に軍事行動再開 ウクライナ側の停戦違反を主張
  11. 国連事務総長が追悼「唯一無二の声だった」 ローマ教皇フランシスコの死去を受け
  12. トランプ大統領 再びFRBに利下げ要求 利下げしなければ「経済が減速する可能性」