『愛犬が塩対応をするときの心理』についてまとめました。愛犬が塩対応をするときに飼い主がやってはいけないことがあります。愛犬の塩対応を解決する方法を解説します。
愛犬が塩対応をするときの心理
1.何を言ってるのか分からない
愛犬が塩対応をするのは、何を言っているのか分からないからです。
愛犬は飼い主の言葉をよく聞き取ったり、聞き分けたりしていますが、その言葉の意味までを理解することには時間がかかることがあります。
飼い主の言い方の違いによっては、同じ言葉でも上手く聞き取ることができなかったり、その言葉の意味をすぐには思い出すことができなかったりすることもあります。
「何だっけ…」「何て言ったのかな…」と考えているときの愛犬の態度が、塩対応だと感じられてしまったのでしょう。
愛犬に上手く聞き取ってもらい、よく理解してもらうためには、短い言葉を使って、短い文章を作り、ゆっくりとはっきりとした口調で話してあげるとよいと思います。
2.知らない人がいる
「この人は誰なの?」と、愛犬が塩対応をすることがあります。
例えば初めて会う見知らぬ人や、お散歩中に数回だけ会ったことのある人、離れて暮らす家族などです。
犬の長期記憶は30分~10年以上と言われており、会ったことのある人をすぐに忘れてしまい、誰なの?となってしまうことがあります。
飼い主の前では元気いっぱいで活発なタイプだけど、外では物静かなタイプで、人見知りであったり、恥ずかしがりやであったりするのではないかと考えることもできます。
3.気に入らないことがある
気に入らないことがあると、愛犬が塩対応をすることがあります。
「雨だからお散歩には行けないよ」と言われたときや、おやつをもらえなかったときなどに拗ねて不機嫌になり、塩対応をしがちです。
“ダメなものはダメだ”と伝えることも飼い主として必要なことです。「愛犬に塩対応をされたから」「機嫌を直してほしいから」という理由でわがままな要求に応えてしまわないようにしましょう。
4.構われたくない
愛犬が塩対応をするのは、構われたくないからです。
お散歩やトリミングのは特に疲れてしまっているでしょう。また、体調が悪く静かに休んでいたいのかもしれません。
さらに、特に何かあるわけではないけれど、構われることなく寝ていたいという日もあるでしょう。犬の1日の睡眠時間は、成犬で12時間くらい、子犬と老犬で18時間くらいとされています。
塩対応をする愛犬を無理に構うと、よい睡眠の妨げになってしまうことがあります。
ごはんを食べない、水を飲まない、嘔吐や下痢をする、苦しそうな呼吸をしている、咳が出るなどするときは獣医師に相談し、症状がなければ構うことなく見守ってあげましょう。
5.何も期待することがない
愛犬が塩対応をするのは、何も期待することがないからです。
「お散歩かも!」「おやつかも!」と期待することがあるときの犬は、目をキラキラと輝かせながら笑顔でこちらを見てきますよね。しかし、期待することがなければ、その逆の塩対応をします。
まとめ
愛犬が塩対応をするときの心理を5つ解説しました。
- 何を言ってるのか分からない
- 知らない人がいる
- 気に入らないことがある
- 構われたくない
- 何も期待することがない
愛犬は常に神対応(砂糖対応)をしてくれるものだと思いがちですが、意外と塩対応もします。昨日は神対応だったのに、今日は1日ずっと塩対応だった、なんてこともあります。
筆者の家で飼っている愛犬たちは現在13歳ですが、シニアになってから塩対応なことが増えたな…と感じます。落ち着きが出てきて心の余裕が生まれ、好奇心や興味が減ったことにより塩対応に見えるのかもしれません。
愛犬が急に塩対応をするときは、体の健康状態だけではなく、心の健康状態も見てあげてくださいね。
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