一般的に、小型犬は体が小さくコントロールもしやすい印象があるため、中大型犬に比べると飼いやすいといわれることが多々あります。しかし、本当に飼いやすい小型犬ばかりでしょうか。今回は『飼いづらいと言われている』小型犬とその理由を解説します。
小型犬は飼いやすい?犬種によって飼いやすさに大きな差
一般的に、小型犬は中型犬や大型犬に比べると飼いやすいといわれることが多くあります。その理由は、体が小さく飼い主がコントロールしやすいという印象や、日本の住宅環境に体のサイズが適していることが主な理由でしょう。
しかし、すべての小型犬が飼いやすいわけではありません。同じ犬種でも性格に差はありますし、犬種によっても気質や習性などの傾向は大きく異なります。
中には「大型犬並みに飼いにくい」「初心者には不向き」といわれる小型犬もいるので、小型犬をお迎えしようと考えている方は、犬種ごとの性格傾向や習性にも注目してください。
『飼いづらいと言われている』小型犬5選
ここでは一般的に『飼いづらいと言われている小型犬』とその理由を紹介します。しつけの難易度が高かったり、運動量が大型犬並みに必要だったりと、犬種によってお世話の大変さが違うので、その点も確認してください。
1.ミニチュアピンシャー
勇敢さと警戒心の強さをあわせ持つミニチュアピンシャーは、初対面の相手や慣れない相手に対して吠えて威嚇する傾向が強い犬種です。
自分よりも大きな犬にも果敢に立ち向かう勇敢さを持ち、ときにはその警戒心から攻撃的な行動に出ることも珍しくありません。子犬期から社会化を行い、飼い主がしっかりとコントロールする術を身につける必要があります。
2.ジャックラッセルテリア
活発で遊ぶことが大好きなジャックラッセルテリアは、元々はきつね狩りで活躍していた犬種だったため、現代でも狩猟犬としての「吠える」習性が色濃く受け継がれている傾向にあります。
すべての感情を吠えることで伝えようとするため、吠え癖に対するしつけを徹底して行わなければなりません。また、運動量も中型犬〜大型犬並みに必要とするため、しっかり運動させてストレスを発散させてあげましょう。
3.ウエストハイランドホワイトテリア
活発で陽気な一面もみせるウエストハイランドホワイトテリアは、社交的な一方でマイペースな一面も強い頑固な性質をあわせ持つ犬種です。
何度か顔を合わせると社交的な犬種ですが、初対面では強い警戒心をみせることも珍しくなく、テリア犬の気質である「吠える」「勇敢さ」を前面に出し、威嚇行動をみせることもあるでしょう。これが初心者にはコントロールが難しいといわれる理由です。
4.ノーフォークテリア
狩猟犬としての本能を色濃く受け継いでいるノーフォークテリアは、頑固でマイペース、そして強情な一面も持つため、猫のように扱いが難しい犬種といわれることもあります。
好奇心旺盛で活発、スタミナもある犬種なので、しっかり運動させて、なおかつ探究心や好奇心を満たしてあげないとイタズラに走ってしまうこともあるので、日中にしっかり活動させてあげることが重要です。
5.ビーグル
スヌーピーのモデルとしても有名なビーグル犬は、遊ぶことが大好きなスタミナのある犬種です。また、頑固で夢中になると周りが見えなくなる傾向も強いため、日頃から飼い主がしっかりコントロールできるようトレーニングすることが重要でしょう。
また、噛み癖が強く現れる傾向もあり、しっかりしつけをしなければ、家中のあらゆる場所を噛んで破壊したり傷つけたりする恐れがあります。子犬期にしっかりトレーニングを徹底してください。
まとめ
いかがでしたか。小型犬の中にも性格的に扱いが難しい犬種や、狩猟犬としての性質が強く、しつけに苦労する犬種などが存在します。小型犬だからと安易に手を出さず、それぞれの犬種の特性を把握した上で自分が最期まで責任を持ってお世話ができるか熟考しましょう。
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