『愛犬がおもちゃやおやつを隠す理由』についてまとめました。犬がおもちゃやおやつを隠すことには、犬の習性が関係していることがあります。その習性による行動の意味を解説します。
愛犬がおもちゃやおやつを隠す理由
愛犬が、おもちゃやおやつを隠す姿を見たことはありませんか?その行動には、実は犬の本能や心理が関係していることをご存知でしょうか?
おもちゃやおやつを隠すことは、単なる遊びの一環ではなく、犬にとっては様々な理由が隠されています。
今回は、その理由を4つ紹介します。
1.奪われるのではないかと心配している
愛犬がおもちゃやおやつを隠すのは、奪われるのではないかと心配しているからです。
飼い主がおもちゃを片付けてしまったことを“奪われた”と感じたことがあるのかもしれません。
食べている最中のガムを取り上げられたことがあるのかもしれません。これは、小さくなったガムを丸飲みしてしまわないようにという飼い主の配慮なのですが、犬には理解できません。
兄弟姉妹が多く、子犬の頃におもちゃやおやつの奪い合いをしていた、ということもあるかもしれません。
周りに人や犬がいるとき、おもちゃやおやつを奪われるのではないかと心配し、隠すことがあるのです。
また、ひとりきりになったときにこっそりとおもちゃで遊び、こっそりとおやつを食べて、安心して楽しんでいるとも考えられます。
2.食べられてしまわないように
愛犬がおやつを隠すのは、食べられてしまわないようにするためです。
飼い主からおやつを受け取ったものの、今は食べたくないのかもしれません。ごはんを食べたばかりでお腹が空いていないのかもしれません。
他の家族におやつをもらったばかりで、そのことを知らないまた別の家族がおやつを与えてしまい、もう食べたくないのかもしれません。
そんなとき、飼い主や家族や同居犬に食べられてしまうことがないよう、隠すのです。
犬の習性による行動だとすれば、またいつ得られるかも分からない食料を仲間や敵に食べられてしまってはいけないと思い、隠しているのでしょう。
3.落ち着いてひとりで遊びたい
愛犬がおもちゃを隠すのは、落ち着いてひとりで遊びたいからです。
おもちゃを持っていると、一緒に遊んであげようと飼い主が構うため、落ち着いて遊ぶことができないのでしょう。
誰かと一緒に遊ぶのではなく、ひとり遊びが好きな性格なのではないでしょうか。飼い主が出かけた後、ひとりこっそりおもちゃで遊ぶことを楽しんでいるのかもしれません。
4.大切なものだから
愛犬がおもちゃやおやつを隠すのは、大切なものだからです。
自宅の庭を自由に出入りすることができる犬の場合では、土に穴を掘っておもちゃやおやつを隠すことがあります。
飼い主としては、“汚いからやめなさい!”と言いたくなってしまいますよね。
これは、犬の習性による行動なのではないかと考えることができます。野生であった頃の犬は、狩りをして得た獲物を保管するため、土に穴を掘り隠していたのです。
毎日狩りができるわけでもなく、毎日獲物が得られるわけではないため、万が一のときのための食糧として保管していたのでしょう。
まとめ
愛犬がおもちゃやおやつを隠す理由を4つ解説しました。
- 奪われるのではないかと心配している
- 食べられてしまわないように
- 落ち着いてひとりで遊びたい
- 大切なものだから
犬がおもちゃやおやつを隠す理由は様々ですが、習性による行動である場合、しつけで隠すことをやめさせるということは難しいでしょう。
我が家の愛犬は、おやつの隠し場所を忘れてしまうことがあり、“この辺からにおいがするんだけどな…”と、必死に探し回ることがあります。
そんなうっかりな一面もある犬って可愛いですよね。
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