犬の『里親になっちゃダメな人』の特徴5選 保護犬を検討している人が必ず知っておくべきこととは

2025-03-05 12:00

近年、犬の里親になることを選択する人が増えているため、犬の殺処分件数がグッと減っています。とても喜ばしい傾向ですが、中には「やっぱり飼えない」と安易に返してくるケースも…。保護犬事情を理解し、本当に自分が里親になれるのか迎える前に覚悟を持ちましょう。

保護犬の里親になることは容易ではない

保護施設で保護犬と出会う

近年、ペットショップからではなく、過去に何らかの理由で保護された犬たちを里親として家族に迎える選択をとる人が増えています。犬を救い、再び人間の優しさや愛情に触れさせてあげられるので、とても良い傾向です。

しかし、中には深く考えずに里親になってしまい、「やっぱりうちでは手に負えません」と保護施設へと戻ってきてしまう犬がいるのも事実です。

保護犬の里親になるには厳しい条件をクリアしなければならないことも多くあります。しかし、それは人間不信に陥った過去を持つ犬もいるため、攻撃性や不安障害、しつけの難易度の高さなど、さまざまな点を考慮した上で、それでも生涯愛してくれる人を探すための条件なのです。

つまり、保護犬の里親になることは決して容易ではありません。自分が本当に保護犬の里親になれる性格や生活状況なのかを、迎え入れる前に今一度、検討してみましょう。

犬の『里親になっちゃダメな人』の特徴5選

ケージの中の寂しそうな犬

ここで紹介する特徴に当てはまっている方は、一旦里親になることを保留にし、自分の周りの状況が整ってから、再度お迎えを検討しましょう。

1.犬が快適に過ごせる環境が整っていない

保護犬に限らず、全ての犬を迎える前に、まずは犬が快適に過ごせる環境を整えておくことが大切です。犬がのびのびと過ごせる広さはもちろん、安全面に配慮して部屋が綺麗に片付けられているか、快適な室温に調節するための冷暖房設備は整っているか確認してください。

また、賃貸物件の場合はペット飼育可であることが大前提です。ペット飼育が禁止されているのに里親になることはできないので、必ず管理会社や大家さんに確認してください。

2.現在、自分や家族の生活に余裕がない

家族と犬

現在、自分や家族の生活に手一杯で余裕がない場合は、一旦、犬を里親として迎え入れることを保留にしてください。余裕がない生活状況で犬を迎え入れてしまうと、犬も家族も不幸になる恐れがあります。

例えば、金銭的に余裕がない中で迎えてしまうと、十分な食費や消耗品を買うことができず、いざ体調不良になった時にも動物病院へ連れていけない…という最悪な状況に陥る危険があるからです。

また、生まれたばかりの赤ちゃんがいるなど、時間面でも余裕がない状況で迎えるのも危険です。家族が慌ただしい状況ではなく、落ち着いた状況で迎え入れてあげるのが保護犬にとっても最善でしょう。

3.健康面や体力面に不安がある

健康面や体力面に不安がある飼い主さんの場合、保護犬に十分な運動をさせられなかったり、飼育途中で飼い主が入院することになったりとさまざまな支障が考えられます。

また、高齢になってから保護犬を迎える場合は、保護施設側から条件を満たしていないとして拒否されるケースもあるでしょう。

もしも健康面や体力面に不安がある場合は、まず保護施設側に相談し、その上で、自分にもしものことがあった場合に引き取ってくれるような信頼できる人を探しておく必要があります。

4.忍耐力がなく精神的に安定していない

頭を抱える男性と犬

保護犬にもさまざまな性格の犬がいますが、多くの場合、心に傷を負っています。そのため、他の犬よりもしつけのハードルが高かったり、問題行動や攻撃性、不安障害などのトラブルを抱えていることもあるでしょう。

そんな保護犬たちと向き合うには、忍耐力が必要不可欠です。どんなに同じことの繰り返しになろうとも、優しく温かい気持ちで見守ってあげる必要があるため、忍耐力がない人が保護犬を迎えることはあまり推奨できません。

また、失敗や悪戯に対してカッとなりやすい人も危険です。お互いにストレスを溜めてしまい、犬をさらに不幸にしてしまう可能性があるので、精神的に安定を取り戻してから検討すべきです。

5.生活スタイルを犬に合わせることが難しい

飼い主が忙しく、保護犬に生活スタイルを寄せることが難しいという場合も考え直したほうが良いでしょう。

例えば、出張が多い、旅行に出かける頻度が高い場合は、犬をペットホテルなどに預けなければなりません。しかし、前述したように保護犬の中にはトラブルを抱えている犬もいるため、あまり見知らぬ場所に預けない方が良いでしょう。

他にも急な愛犬の体調不良に対応できないほど多忙な日々を過ごしている人などは、生活状況が落ち着き、犬を迎えるだけの余裕や状況が整ってから再度検討することをおすすめします。

まとめ

犬と女性

いかがでしたか。保護犬を迎えるということは、まず保護犬を第一に考えて行動することが求められます。今回紹介した特徴に当てはまる方は、保護犬を迎えるだけの十分な環境を整えたり、自分の精神的な安定を得てから再度検討してください。

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