パラスポーツ 9 競技団体 P.UNITED がミラノ冬季五輪へむけてアクションを加速! 他団体を仲間にむかえ健常アスリートと連携した事業を推進、共生社会の実現めざす

2025-03-08 15:08

9つのマイナーなパラリンピック競技団体が起こしたプロジェクト「P.UNITED」が、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック・パラリンピックに向けて、加速し始めた。

マイナーなパラリンピック競技が今後どう動き、注目を集め、多くのオーディエンスに支えられて加速し上昇していくか―――。

そのヒントを探っていくイベント「P.UNITED SESSION 2025」が、3月6日 東京・丸の内オアゾで開催され、トップアスリートやキーマンが集結した。

(登壇者 敬称略)
車いすカーリング 花岡恵梨香 選手、カーリング 元日本代表 市川美余、パラ馬術 稲葉将 選手、馬術 戸本一真 選手、パラフェンシング 加納慎太郎 選手、スポーツジャーナリスト 二宮清純、SLOW LABEL 芸術監督/P.UNITED アンバサダー 栗栖良依、俳優/コメンテーター サヘル・ローズ、P.UNITED プロジェクトマネージャー 野口尚伸

マイナーパラ競技が抱える切実事情を団結し打破

9団体の共通した特徴として、会員数・支援者が少ないこと、広報活動やスポンサー獲得活動が十分にできていないことにより、自己資金が獲得できず、助成金頼りで、財政基盤が脆弱で、組織運営の余力がない。

また将来に目を向けた場合、人口減少、助成金の縮小などパラスポーツを取り巻く環境は決して明るいわけではない。

こうした切実事情を打破すべく「健常者と障がい者がごく当たり前にともに過ごせる社会づくり」という9団体共通の目的に対し、このままで組織運営を継続的に行えるのか、競技団体として更なる基盤強化が必要ではないかという共通した思いから、合同でのプロジェクトに可能性を感じ、2023年6月から始動したのが、この「P.UNITED」。

パラリンピック 9 競技団体が結集し、集まることによるメリットを活かし、マーケティング活動や広報活動を展開し、こうしたイベントにとどまらず新しい挑戦に取り組んでいく。

(P.UNITED 9団体)
一般社団法人日本車いすカーリング協会、一般社団法人日本パラカヌー連盟、一般社団法人日本障がい者乗馬協会、特定非営利活動法人日本パラ射撃連盟、一般社団法人日本身体障害者アーチェリー連盟、一般社団法人日本知的障害者水泳連盟、一般社団法人日本知的障がい者卓球連盟、特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟、一般社団法人日本パラフェンシング協会

小川亜希・中島洋治ペアをみんなで応援

イベント前半では、冬の競技である車いすカーリングのミックスダブルス(小川亜希・中島洋治ペア)が、ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピック出場に向けて世界選手権へと出発するにあたり、カーリング元日本代表の市川美余さんやパラフェンシングの加納慎太郎選手らがエール。

ミックスダブルスが日本代表としてバンクーバー大会以来の出場となるか、P.UNITED としても見守っていくという。

自分の弱点は最大の強さ、過去のトラウマを原動力としていまやれることを全力でやっていく

イベント後半は、P.UNITED のアンバサダー栗栖良依、俳優・コメンテーター サヘル・ローズらが登壇。

それぞれの立場で推進している、社会をより良いものにしていくための活動をプレゼンテーションし、「自分の弱点は最大の強さ」「過去のトラウマを原動力として、いまやれることを全力でやっていく」という精神で、より良い社会に向けて声をあげていくことの大切さを共有した。

―――そして、P.UNITED は、「3年目のチャレンジ」と題して、今後の展開についてこう宣言した。

P.UNITED 3年目のチャレンジを宣言「健常アスリートと連携した事業の推進」

「本年はプロジェクト開始から3年目、最初のフェーズの最終年として、各団体での自立化に向けた最後の仕上げ、プロジェクトの新たな可能性を模索していきます。

とくにこの2年間手をつけることができなかった課題にもう少し注力していきたいと考えます。

新たなチャレンジとして、「競技力向上・アスリート育成」につなげる意味での各競技の普及や「パラスポーツの社会的意義の発信」につながる取り組みを実施する予定です。

たとえば、各競技の普及では、障がい者のみならず健常者、とくに女性や若手の支援者を増やすべく連携を考え、健常アスリートと連携した事業の推進、健常アスリートと障がい者アスリートがいっしょに競技に取り組める機会や大会を増やすこともトライして参ります。

また競技にとどまらずバリアフリーな街づくり、スポーツのみならず他のカテゴリーとの連携策などを通じて共生社会の実現にむけた活動にももっとチャレンジしていきます。

また、P.UNITED の将来のあるべき姿も各競技団体と協議していきます。

各競技団体と P.UNITED の役割分担などを明確にし、体制案や人員配置など専門家の意見も取り入れ、検討を深めていきたいと考えます。

さらには9つの団体にとどまらず、もっと他の団体を仲間に迎えることも協議し、パラスポーツ界の課題解決の一助になりたいと考えています」(P.UNITED)

―――「これからって時が、いちばん面白い」P.UNITED
https://punited.org/

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