犬の健康に良い食材6つ 含まれている栄養素や愛犬にもたらすメリットとは
『犬の健康に良い食材』についてまとめました。食材に含まれている犬の健康によい栄養素、その栄養素が犬にもたらすメリットを解説します。
犬の健康に良い食材
1.カボチャ
カボチャにはβカロテンという栄養素が含まれています。犬がカボチャからβカロテンを摂取すると、体内でビタミンAへと合成します。
ビタミンAは、犬の被毛を美しく健康に保ってくれる栄養素です。
ビタミンAが不足すると、免疫力が低下する恐れがあるため、不足していると感じられる場合には、カボチャをおやつ代わりに与えたり、トッピングとして与えたりするとよいと思います。
カボチャは、しっかりと加熱することで甘味が増し、嗜好性が高まります。愛犬の食欲がないときにもおすすめの食材です。
アレルギーの心配はありませんが、食べ過ぎると嘔吐や下痢の原因になることがあります。糖質が高く、カロリーの摂りすぎになる恐れがありますので、注意して与えましょう。
2.キャベツ
キャベツは、丸かじりしてしまう犬もいるほど、犬に好まれやすい食材です。ほどよい食感があり、甘味を感じられるからかもしれません。
キャベツには、ビタミンUという栄養素が含まれており、キャベジンとも呼ばれています。キャベツから発見された栄養素であるためだそうです。
ビタミンUには、胃酸が過剰に分泌されることを抑制する作用、胃の粘膜を保護する作用、胃の働きを手助けする作用があります。
季節の変わり目など、胃腸が弱っているかも…と思われるときは、トッピングをキャベツにしてみるとよいかもしれません。
キャベツにはシュウ酸が豊富に含まれており、結晶化すると尿結石などの原因になります。腎不全などにも繋がる恐れがあるため、与えすぎないようにしましょう。
3.大根
大根には、αトコフェロール(ビタミンE)という栄養素が含まれており、犬のアンチエイジングや認知症予防によいとされています。
また、αトコフェロールには抗炎症作用が期待されることから、皮膚疾患のある犬にもおすすめできる食材です。
大根の辛み成分であるイソチオシアネートには、殺菌作用や発がん抑制効果が期待されていますが、犬にとっては刺激の強い成分です。
食べ過ぎると胃腸を刺激し、嘔吐や下痢を引き起こす恐れがあるため、与える量は少量にしましょう。
4.鱈(タラ)
鱈に豊富に含まれるヨウ素は、犬の皮膚や被毛を美しく健康に保ってくれる栄養素です。甲状腺ホルモンの原料となる栄養素(ミネラル)でもあります。
鱈に豊富に含まれるドコサヘキサエン酸は、犬の認知症予防によいとされている栄養素です。寿命が延びて高齢な犬が増えた分、認知症を患う犬も増えています。
鱈を犬に与えるときは必ず十分に加熱しましょう。生の鱈には寄生虫(アニサキス)がいる可能性が非常に高いためです。
5.ラム肉
鮮度の高いラム肉は生でも与えることができますが、基本的には十分に加熱してから与える必要があります。
ラム肉に含まれているカルニチンには、犬の老化防止や心筋機能の強化が期待されます。アンチエイジングとして与えるのにおすすめの食材です。
初めてラム肉を与えるときは、ほんの少量からにしましょう。一口サイズから始めるのがよいと思います。
食べ慣れないお肉なので、嘔吐や下痢などの症状が起こる場合がありますので、お留守番前には与えない方がよいでしょう。
6.ブルーベリー
ブルーベリーは、ドッグフードや犬用のおやつにも原材料として使用されることのある食材です。
ブルーベリーに含まれるビタミンCには犬の活性酸素を除去する働きがあります。強い抗酸化作用を持つビタミンEには犬の生体膜の機能を正常に保つ働きがあります。
ポリフェノールの一種として知られているアントシアニンには抗酸化作用があり、犬の視覚認知機能の改善や向上に役立つとされています。
まとめ
犬の健康に良い食材を6つ解説しました。
- カボチャ
- キャベツ
- 大根
- 鱈
- ラム肉
- ブルーベリー
これらは、犬の健康に良い食材の中でも、とくに犬に好まれやすい野菜・魚・肉・果物です。カロリーも計算しつつ、過剰摂取にならないよう注意しながら与えるようにしましょう。
関連記事
・犬が食べていい果物!与える際の注意点や食べてはいけないものも解説
・おじいちゃんが犬にドライヤーを当ててみると…予想以上な『嬉しい反応』が152万再生「めっちゃ笑顔でたまらん」「愛されているのが伝わる」
・犬と一緒に寝るって本当にいけないこと?危険性と注意すること
・犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴
・売れ残っていた『生後6ヶ月の犬』を飼ったら…素敵な家族の『お迎え初日の様子』が12万再生「相性抜群」「幸せ間違いなし」と絶賛の声