9割が「勉強は必要」と回答 でも実際に勉強している社会人はどれくらい?

2025-04-04 08:00

社会人になってから「勉強」していますか?
この問いに対し、多くの人が「必要だと思う」と答える一方で、実際に勉強を続けている人はそう多くないようです。日々の仕事に追われるなかで、勉強の時間を確保するのは簡単なことではありません。でも、どこかで「何か学ばないと」「このままじゃいけない」と感じている人も、きっと少なくないのではないでしょうか。

人材サービスを展開する日研トータルソーシング株式会社が行った調査によると、社会人のおよそ9割が「勉強は必要」と考えているにもかかわらず、実際に何らかの学びに取り組んでいるのは6割程度にとどまるという結果が出ました。この数字を見て、あなたはどう感じますか?

今回の調査では、勉強のテーマや方法、勉強しない理由など、社会人のリアルな声も紹介されています。仕事を覚えるのに精一杯な新社会人、自分の時間が取りにくい子育て世代、キャリアの方向性に悩む中堅層など、背景は人それぞれ。そんななかでも、自分に合ったペースで少しずつでも前に進んでいる人たちの姿が垣間見えました。

社会人の「頑張っていること」を見つめ直すきっかけとして、まずはこの調査結果をのぞいてみるのもいいかもしれません。

勉強は「必要」と思っているのに、実際は…

社会人になると、毎日の仕事や家のことに追われ、ふと気がつくと1日が終わっているという人も多いのではないでしょうか。そんな忙しい日々のなかでも、「学びたい」「何か新しい知識を身につけたい」と感じる瞬間は少なからずあるはずです。実際、日研トータルソーシング株式会社が行った調査によると、社会人の約9割(90.8%)が「勉強は必要だと思う」と答えていることが分かりました。

では、実際に勉強をしている人はどれくらいいるのでしょうか?その問いに対する答えは、少し現実的なものでした。調査によると、社会人の約4割は勉強をしていないという結果が出ています。

さらに、勉強していると答えた人でも、週あたりの勉強時間が「1時間未満」という人が6割以上を占めるというデータもありました。

「勉強の必要性はわかっている、でも時間がない」「やらなきゃと思いつつ、つい後回しにしてしまう」――こうした声が聞こえてくるような数字です。理想と現実のギャップに、多くの人が悩みながら日々を過ごしている様子が、この調査から見えてきます。

みんなは何を、どんな目的で学んでいる?

では、実際に勉強をしている社会人は、どんなことに取り組んでいるのでしょうか。調査結果を見てみると、最も多かった回答は「お金・資産運用・投資」でした。次いで「国家資格」や「語学」、「趣味関連」「その他の資格」などが続いています。ライフプランを見直したり、副業や老後の準備を考えたりと、身近なお金の知識を深めたいというニーズの高まりがうかがえます。

また、「国家資格」や「語学」などのスキルアップ系の勉強も根強い人気がある一方で、「趣味関連」といった分野も一定の支持を集めているのが印象的です。仕事のためだけではなく、自分の興味や楽しみのために学ぶというスタンスも、今の時代らしさを感じさせます。

では、なぜ人は勉強を始めるのでしょうか。その理由として最も多かったのが、「自分の知見を広げるため」でした。次いで「資格取得のため」「関心が高い分野(趣味・教養目的)」という結果に。一方で、「仕事に必要だから」といった理由は、いずれも3割未満にとどまりました。

かつては「勉強=キャリアアップ」のためというイメージが強かったかもしれませんが、今は仕事の成果に直結しなくても、自分の世界を広げるために学ぶ人が増えているのかもしれません。「学び」は“やらなければならないもの”から、“自分の人生を豊かにする選択肢のひとつ”へと、少しずつ変わってきているようです。

学びたい気持ちはある。でも、動けない理由もある

勉強の必要性を感じながらも、なかなか手をつけられない。その背景には、どんな理由があるのでしょうか。調査では、社会人が勉強をしない理由として最も多かったのが「時間がない」という声でした。次いで「勉強する理由がない」「興味がない」と続き、「何を頑張れば良いか分からない」といった意見も見られました。

忙しい毎日の中で、自分のための時間をつくるのは簡単ではありません。ましてや、その時間を“勉強”にあてるとなると、ハードルはさらに高く感じられるかもしれません。スマホを見ていたらあっという間に寝る時間、という人も多いのではないでしょうか。

さらに、勉強をしていない人のうち「勉強したいと思っている」のは4割未満という結果も出ています。必要だとわかってはいても、今の生活にそこまでの“意欲”を持てないという現実も浮かび上がっています。

こうした声を見ていると、「学びたいけど、行動に移せない自分」に少しホッとする人もいるかもしれません。学びの価値はわかっているけれど、まずはその一歩が難しい。そんな“モヤモヤ”を抱えながらも、日々を頑張っている社会人の姿が、調査結果のなかには確かにありました。

【調査概要】
調査対象:19~65歳の社会人800名
調査方法:インターネットを用いたアンケート調査
調査期間:2025年1月29日~1月30日

自分なりの“頑張っていること”を見つめ直すきっかけに

今回の調査を通して見えてきたのは、社会人の多くが「勉強は必要」と感じながらも、思うように行動に移せていないというリアルな姿でした。忙しさのなかで後回しになってしまう気持ちや、何から始めればいいか分からないという戸惑いは、誰しもが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

とはいえ、「シャカチカ(=社会人になって力を入れていること)」は、必ずしも資格取得や専門的なスキルだけを指すものではありません。読書や趣味、健康管理など、日常の中で自分なりに意識して取り組んでいることも、十分に“頑張っていること”といえるはずです。

今回の調査結果は、社会人それぞれが持つ「頑張っていること」を見つめ直すきっかけとして参考になりそうです。学び方や取り組み方に正解はなく、自分にとって無理なく続けられることが、日々の充実感にもつながっていくのかもしれません。

  1. 世界的ベストセラー『BUTTER』版権が新潮社から別会社へ 背景に新潮社のコラム問題 柚木麻子さん「私なりの最大限の意思表示」
  2. 【 キン肉マン 】ゆでたまご・嶋田隆司 腰の検査入院を報告「潰れている椎間板に気になるところがある」 イベントの欠席を発表
  3. SNSの“有害情報”から子どもを守れ 日本でも規制に向けた議論本格化 アダルトサイト視聴や闇バイトの勧誘など…未成年への悪影響が問題視
  4. “電気代は夏に値上げ”か 緊迫するイラン情勢の影響で燃料高騰 財政出動に懸念の声も
  5. プルデンシャル生命 異例の9か月営業自粛 不正疑われる事例700件近く… ジブラルタ生命でも発覚 社員が顧客から巨額の金銭を不正に授受していた問題
  6. 米イラン仲介に奔走するパキスタン 交渉の裏で「海上封鎖を解除すべき」トランプ氏に意見伝達
  7. 米イラン再協議どうなる?トランプ大統領が停戦延長を発表、対するイランは「交渉参加の見通しは一切ない」…仲介役パキスタンは両国に停戦順守呼びかけへ
  8. 庭で育てている『ハーブ』を収穫していたら、実は犬が…判明した『衝撃の事実』が414万表示「犬が生産者の顔してて草」「天然肥料w」と爆笑
  9. 横断幕掲げ靖国神社春の例大祭を妨害疑い 韓国籍の男(64)現行犯逮捕 警視庁公安部
  10. 2種目で代表内定の梅野倖子、岡田久美子新監督と目指す「最高目標はもちろん金、最低でもメダル」 32年ぶり日本開催【アジア大会】
  1. 群馬・高崎市でひき逃げ 自ら通報した運転代行運転手を逮捕 自転車の男性は死亡
  2. 東京メトロ銀座線 全線再開は午後8時ごろになる予定
  3. 東京・足立区の水道管工事現場で道路陥没のおそれ 約500メートルにわたり通行止め
  4. 「首都高の清掃」入札で談合繰り返す 4社に排除命令・2社に計5億円超の課徴金納付命令 発注元の「首都高速道路」にも改善措置求める行政指導 公取委
  5. 【 市川團十郎 】長女・麗禾さんと“夜のディズニー”満喫 「手を繋いで歩いていると なんか勘違いされるくらいの身長にもなってきて、ドギマギもしました」
  6. 【速報】日テレ「シューイチ」等で楽曲使用したとうその報告し「JASRAC」から著作権使用料として計約630万円詐取か 音響効果業務会社の元役員の男逮捕 警視庁
  7. プルデンシャル生命会見 営業自粛期間「180日間延長」を発表 異例の9か月営業自粛 同グループ「ジブラルタ生命」でも不正疑われる事例が
  8. 【青森県で最大震度5強】北海道・青森県・岩手県であわせて9人が重軽傷 22日午後5時半時点 総務省消防庁
  9. 【 ジャン・レノ 】「富山は日本酒が美味しいので好き」日本愛あふれる取材会「全てを含めて好き」
  10. 【 長濱ねる 】故郷 長崎・五島列島へ里帰りを報告「1泊だけ五島に帰ったよ」 オフショット多数投稿
  11. 【 山田優 】〝家事、育児に追われ髪の毛も乾かしていませんでした(笑)〟「なんくるないさー」精神で日々を過ごす
  12. 「東京ドームシティ」従業員女性(24)死亡  事故当時コントロールパネルを操作している人いなかったか  けさ(22日)から現場検証 警視庁