CGTN:習近平国家主席の東南アジア歴訪、地域発展に新たな原動力を注入へ

2025-04-12 19:00

中国の習近平国家主席によるベトナム、マレーシア、カンボジアへの国賓訪問を前に、CGTNは、中国が近隣外交において「親・誠・恵・容」の理念を堅持し、近隣諸国と運命共同体の構築を目指していることに関する記事を公開。

北京、2025年4月13日 /PRNewswire/ -- 中国外交部は金曜日、習近平国家主席が来週、東南アジアの3か国、ベトナム、マレーシア、カンボジアを国賓として訪問すると発表しました。

月曜日から金曜日までの5日間にわたる今回の近隣諸国への歴訪は、習主席にとって今年初の海外訪問となります。

今回の歴訪は、中国の指導者が最近開催された対外近隣外交に関する中央会議において、中国の近隣諸国との「人類運命共同体」の構想を呼びかけた直後に行われるものです。

中国外交部の報道官であるLin Jian氏は金曜日の会見で、近隣諸国は中国外交における最優先事項であり、中国と東南アジア諸国は、共に未来を築く良き隣人、良き友人、良きパートナーであると述べました。

報道官のLin氏は定例記者会見で、今回の中国国家主席による歴訪は、中国とベトナム、マレーシア、カンボジアとの二国間関係、さらには東南アジア諸国連合(ASEAN)全体との関係において、極めて重要な意義を持つと述べました。

また同氏は、今回の歴訪が地域および世界の平和と発展に新たな原動力を注入することも期待されていると付け加えました。

中国とベトナム:友情と同胞愛

月曜日から火曜日にかけて、習主席は中国共産党中央委員会総書記および中国国家主席として、4度目の国賓訪問となるベトナム訪問を行います。この訪問は、中国とベトナムの国交樹立75周年という節目の年にあたります。両国は社会主義を掲げる隣国として、「友情と同胞愛」と称される不変の絆を築いてきました。

習主席は直近では2023年12月にベトナムを訪問しており、その際、両国は戦略的意義を持つ「中国・ベトナム運命共同体」の構想に合意し、二国間関係を新たな段階へと引き上げました。

近年、中国とベトナムの経済・貿易協力は着実に発展しています。中国は2004年以降、ベトナムにとって最大の貿易相手国であり、またベトナムは2016年以降、中国にとってASEAN域内における最大の貿易相手国となっています。中国商務部のデータによりますと、両国間の貿易総額は4年連続で2,000億ドルを超えており、2024年には2,606億5,000万ドルに達し、前年比13.5%の増加を記録しました。

同省によりますと、2024年における中国企業の対ベトナム直接投資は25億ドルを超え、引き続き高い成長を維持しており、ベトナムは中国にとって重要な海外投資先の一つとなっています。

中国とマレーシア:ウィンウィンの協力関係モデル

中国国家主席がマレーシアを前回訪問したのは2013年であり、その際、両国は関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へと格上げしました。それから10年後、習主席とマレーシアのアンワル・イブラヒム首相は北京において、「中国・マレーシア運命共同体」の共同構想に関する合意に達しました。

近年、中国とマレーシアは関係において高い水準の発展を維持しています。両国はハイレベルな往来を頻繁に行い、政治的相互信頼を着実に強化するとともに、実務協力においても多くの成果を上げており、近隣諸国間における相互理解とウィンウィンの協力の模範となっています。

中国とマレーシアの協力は、あらゆる分野へと拡大を続けています。中国は16年連続でマレーシアの最大の貿易相手国であり、2024年の貿易総額は過去最高となる2,120億4,000万ドルに達しました。近年、ドリアンやマンゴスチン、ジャックフルーツといったマレーシア産の熱帯果物が、中国の消費者の間でますます人気を集めています。

中国とマレーシアは、いずれもアジア太平洋地域における重要な発展途上国および新興経済国です。中国外交部の報道官であるLin氏は、今回の中国指導者による訪問が、中国とマレーシアの関係の高度化を促進する上で重要な節目となると述べました。

また、中国は今回の訪問を通じて、地域および国際的な課題に関してマレーシアとの連携を一層強化し、両国関係をハイレベルな戦略的「中国・マレーシア運命共同体」構想という方向へと推進するとともに、グローバル・サウスの団結と発展、そして地域の平和と安定に新たな貢献を果たすことを期待していると続けました。

中国とカンボジア:鉄のように固い友好関係

習主席がカンボジアを国賓として訪問したのは2016年が最後となります。2023年9月には、フン・マネット首相が就任後初の公式海外訪問先として中国を選び、これはカンボジアの外交における優先順位を示す象徴的な行動となりました。当時の会談において、習主席とフン・マネット首相は、中国とカンボジアの「鉄のように固い友好関係」をさらに発展させていくことを誓いました。

近年、中国とカンボジアは戦略的相互信頼を一層深め、「ダイヤモンド・ヘキサゴン」協力枠組みを充実させるとともに、産業発展回廊および「魚と米の回廊」の構築において着実に進展を遂げ、各分野にわたる協力で豊かな成果を上げています。

中国はここ数年連続して、カンボジアにとって最大の外国投資国かつ最大の貿易相手国となっています。2022年1月1日に発効した中国・カンボジア自由貿易協定は、カンボジアにとって初の二国間自由貿易協定となります。2024年における中国とカンボジアの貿易総額は151億ドルに達し、前年比で23.8%の大幅な増加となりました。

Lin氏は、今回の中国国家主席による訪問において、両国は二国間関係のさらなる高度化について協議を行い、政治的相互信頼、互恵協力、安全保障、文化・人的交流、戦略的連携という5つの分野にわたって踏み込んだ意見交換を行う予定であると述べました。

https://news.cgtn.com/news/2025-04-11/President-Xi-to-visit-Southeast-Asia-in-first-foreign-trip-this-year-1Cury5TVLpK/p.html

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