玉川学園 幼小中高大を広大な自然のなかで学べる魅力 美術部 Art Lab や サンゴ研究部が横浜開港祭に出展し環境意識とビジネスの両面を体得

2025-07-01 11:29

東京都町田市の県境に本部を構え、神奈川県横浜市・川崎市までにおよぶ広大なキャンパスに、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・大学院まで一貫して学べる、国内屈指の“学び場”―――玉川学園。

その敷地面積、なんと61万m2。東京ディズニーリゾートの大きさを超え、東京ドームが13個も入る広大さ。

キャンパス内には小田急線の線路がトンネルで貫き、住所も東京都町田市玉川学園、小田急線の最寄り駅の玉川学園前を名乗る、ひとつの“自然豊かな里山”を形成している。

そんな玉川学園の山あり谷あり水辺ありの緑豊かなキャンパスだからこそ、体験できる“独自の学び”がある。

たとえば「聖山労作」「木育」「Tamagawa Mokurin Project」「サンゴ研究部」

山あり谷あり水辺ありの広大な緑豊かなキャンパスに校舎や運動場などの教育・研究施設が有機的に配置されている玉川学園で、最も標高の高い丘が、聖山(せいざん)。

この聖山で育つ木々や、里山の環境を維持するためには、倒木の恐れのある古木などを定期的に伐採(木を伐る)、いわゆる間伐という作業が要る。

この学園内の間伐現場とその周辺を“学び場”にし、小中高大の枠や学年を超えた環境教育を創立以来の教育理念である全人教育により実践している。

「聖山労作」「木育」「Tamagawa Mokurin Project」「サンゴ研究部」といった“学び群”も、玉川学園ならでは。

横浜開港祭で来場者に活動をPR 人に伝え学びを深める機会に

先日、玉川学園 中学部・高等部、玉川大学 工学部が、第44回横浜開港祭に出展し、Tamagawa Mokurin Project やサンゴ研究部、Art Labに参加する学生・生徒たちが主体的に、来場者たちに活動をPRし、成果物の作品などを販売することで、環境教育を発端とするクリエイティブ・ビジネス・コミュニケーションを体得した。

学園内の間伐材を活かして商品化

玉川学園 中学部・高等部 美術部の顧問を担当する瀬底正宣先生・石黒春菜先生が率いる Art Lab ブースは、玉川学園 中学部生たちが玉川学園内のサクラ・ヒノキ・ヒマラヤ杉の間伐材からつくったコースターやカッティングボード、キーホルダーなどを展示・販売。

玉川学園 幼稚部から小学部、中学部と玉川学園で過ごしてきた中学部3年生の女子生徒は、「玉川学園の“木育”“労作教育”で、奉仕の心やボランティア精神が養われました」という。

★玉川学園 労作教育
https://www.tamagawa.jp/introduction/history/detail_5991.html

「好きなことに専念できる環境が、ほかにはない学風」

「玉川学園の Tamagawa Mokurin Project には、小学部6年生から参加しています。

間伐材をアップサイクルして、自分でつくったもので人がよろこんでもらうことがうれしいです。

玉川学園は、先生と生徒の距離もちかくて、なんでも相談できるところがいいですね。

学園内の自然も、先生や生徒の距離感もナチュラルで、自分のやりたいこと・好きなことに専念できる環境が、ほかにはない学風だと思います」

★玉川学園 Tamagawa Mokurin Project
https://www.tamagawa.ac.jp/info/mokurin/

玉川学園 SSHサンゴ研究部も出展

山の間伐材をアップサイクルする美術部 Art Lab があれば、海に生息するサンゴを研究するチームも横浜開港祭に出展。

今井航先生・森研堂先生たちが率いる玉川学園 サンゴ研究部は、白化したサンゴを再利用して焙煎したコーヒーを来場者に提供したり、白化したサンゴでつくったキーホルダーも展示・販売。こちらも行列が……。

環境意識とビジネス性の両面を体得

「文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として4期目の指定を受けている玉川学園サンゴ研究部は、必要な部費も生徒たちのアクションで収益化して創出しています。

こうした予算を捻出するためには、協働する仲間もつくらなければならないし、まわりの共感を得ながらビジネスをすすめなければならない。

そんな環境意識とビジネス性の両面を体得できる“学び場”のひとつが、こうした出展です」(今井航先生)

「学校に通うのが楽しくてしょうがない」

また、「玉川学園 サンゴ研究部に入りたい!」という思いで、中学校から玉川学園に入った高校3年生の男子は、こう笑う。

「玉川学園は、やりたいこと・勉強したいことがのびのびできる。

先生もやさしいし、いろいろ話を聞いてくれる。

それがいちばん幸せで、学校に通うのが楽しくてしょうがない」

海洋環境問題に真剣に楽しく向き合う

「玉川学園 サンゴ研究部には、広報班・研究班・移植班の3班があって、サンゴの現状を知ってもらいたいという想いで、ぼくは広報班に所属しています。

広報活動のひとつとしてコーヒーショップを立ち上げて、ことしで3年目です。

毎週木曜日に部員みんながコーヒーミーティングで集まって、おいしい豆を選んだり、PR手法を考えたり、Instagram で活動内容を発信したり」

こうした生徒たちの発信で、海洋環境問題への関心を高め、資源再利用の可能性を広めることをめざしていくという。

―――自学自律、個性の伸長、労作教育と、広大な敷地でのびのびと学べる玉川学園の教育姿勢についての詳細は、公式サイトをチェック↓↓↓
https://www.tamagawa.jp/education/

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