犬が冷たいものを食べすぎたときに起こる『危険な症状』4選 暑い日の適切な与え方まで
暑い夏には愛犬にも冷たいものを与えて涼んでほしいと考える飼い主さんも多いでしょう。しかし、冷たいものを食べすぎると危険な症状を引き起こすことも。本記事では、犬が冷たいものを食べすぎたときに起こる症状や適切な与え方を紹介します。
犬が食べられる冷たいものとは

暑い夏には冷たい食べ物を食べて少しでも涼しさを感じたいですよね。飼い主さんの中には、愛犬にも冷たい食べ物を与えて涼んでほしいと考える人もいるでしょう。
犬が食べられる冷たいものには、「氷」「犬用アイス」「冷やした果物」「冷凍した果物」などがあります。これらは健康に問題なく犬に与えることが可能です。
しかし、冷たいものは食べすぎると体調を崩してしまう恐れがあります。冷たいものに耐性のない犬たちならば尚更です。与える際には注意しましょう。
犬が冷たいものを食べすぎたときに起こる『危険な症状』4選

もしも犬が冷たいものを食べすぎてしまった場合、どのような症状が起こりうるのでしょうか。ここでは見逃すべきではない危険な症状を紹介します。
1.下痢
冷たいものを食べすぎてしまうと、胃腸の機能が低下します。すると、ウンチが緩くなったり下痢のようになってしまうこともあり、場合によっては水様性の便として排泄されることもあるので危険です。
水様性のウンチを排泄した場合は、胃腸機能が非常に弱っている可能性があるので、速やかに動物病院を受診してください。
2.嘔吐
胃腸機能が弱まると起こりうる症状に、嘔吐があります。下痢と同様に嘔吐を繰り返すことで、脱水症状を引き起こす危険もあるので恐ろしい症状です。
特に夏場は暑く、脱水症状を引き起こしやすい時期です。胃腸障害によって脱水症状を起こしてしまうと、命の危険もあるので速やかに動物病院に相談してください。
3.食欲不振

冷たいものを食べすぎると、胃腸機能が低下し、犬自身も腹痛を感じたり、胃腸に違和感を覚えたりします。すると、普段はしっかりご飯を食べている犬も食欲不振となり、ドッグフードを食べてくれなくなる恐れがあり危険です。
夏場に食欲不振に陥ってしまうと、免疫力が低下し、体調を崩しやすくなります。また、栄養失調状態によって貧血のような症状が現れる恐れもあるので気をつけてください。
4.元気消失
嘔吐や下痢、食欲不振といった症状がみられると、体力も消耗されるため、元気がなくなりぐったりとした様子をみせるようになります。
活動量が減り、同じ場所で寝ていることが増えたり、声をかけても近寄ってくる気力がなくなっている様子がみられる場合は、冷たいものを与えることは控え、体力を温存させてあげましょう。
犬に冷たいものを与える時に注意すべきポイント

犬に氷などの冷たいものを与えるときは、与える量に気をつけるべきです。
氷には栄養価はないので、氷ばかり食べていると胃腸機能を低下させ、食欲不振により栄養失調を招きかねません。したがって、冷たいものを与える際は、製氷皿で作った氷1個分程度に留めると安心です。
また、大きすぎる氷は舌に張り付いてしまったり喉に詰まってしまう恐れがあります。なるべく小さいサイズの氷を与えるようにしましょう。
他にも冷たいものを与える際は、人工甘味料の入っていないものを選んでください。人が食べるアイスなどは糖分が非常に多いので、肥満の原因になってしまいます。
どうしてもアイスを食べさせてあげたい場合は、ペットショップなどで販売されている犬用アイスを与えましょう。
まとめ

いかがでしたか。犬が冷たいものを食べすぎると、消化不良を引き起こし、嘔吐や下痢、食欲不振などの症状を招きかねません。与えすぎには気をつけて、愛犬の健康を損ねない程度の量を楽しませてあげましょう。
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