犬の『置き餌』が危険な理由3つ 起こりうる健康トラブルから取り入れたい予防策まで

2025-10-19 16:00

『犬の置き餌が危険な理由』についてまとめました。置き餌は、愛犬に健康トラブルを引き起こすことがあります。置き餌による健康トラブルを引き起こさないための予防策を解説します。

犬の置き餌が危険な理由

ベッド、フードが入ったボウル

置き餌をしてしまうのは、どんなときでしょうか。

  • 用意してもすぐには食べてくれないとき
  • 朝早く外出しなければならないとき
  • 帰宅が夜遅い時間になってしまうとき
  • 食べきれずに残してしまったとき

置き餌をしなければならない理由は様々にあることでしょう。

犬が食べたいときに食べることができるということ、飼い主が時間にとらわれずに用意することができるということは、置き餌をするメリットかもしれません。

しかし、置き餌をすることには危険が伴うこともある、ということを理解しなければなりません。

1.食欲や体調の変化を見逃してしまう

犬の置き餌が危険な理由は、食欲や体調の変化を見逃してしまうからです。

体調が悪いとき、食欲が低下し、全く食べることができなくなってしまったり、食べ残してしまったりすることがあります。

その変化は、決まった時間に決まった量のごはんを与えることで、把握することができるものです。

置き餌が病気や症状を見逃す原因になってしまってはなりません。

2.食べ過ぎを防ぐことができない

犬の置き餌が危険な理由は、食べ過ぎを防ぐことができないからです。

置き餌をしていると、犬が好きなときに好きなだけ食べることができます。食べ終わったらまた追加されるでしょう。そのため、食べ過ぎてしまいやすいです。ダラダラ食いは、犬にとっても肥満のもとです。

3.フードが劣化してしまう

犬の置き餌が危険な理由は、フードが劣化してしまうからです。

風味も落ちてしまいますし、栄養価も低くなるでしょう。風味が落ちてしまったフードは、食いつきも悪く、食べ残しの原因になります。

毎日のことですし、食べ残しを捨てていては、犬の食費にも影響を与えるでしょう。

置き餌は劣化するだけでなく、細菌やカビの繁殖の原因にもなります。細菌やカビが繁殖したフードを愛犬が食べていると思うと、ゾッとしますよね。

置き餌によって起こりうる健康トラブル

テーブルにボウル2つ、チワワ

肥満

いつでも好きなときに好きなだけ食べることができる置き餌は、愛犬の肥満の原因になります。

肥満は生活習慣病です。体重の増加は、犬の関節に負担を与えます。心臓病の原因になります。すでに心臓病を患っている犬であれば、悪化に繋がります。

慢性的な消化器トラブル

置き餌は、慢性的な消化器トラブルを引き起こすことがあります。

犬が食べ物を消化するためには、10時間~12時間が必要であるとされています。1日2食、朝と夕に与えるとされる理由でもあります。

好きなときに好きなだけ食べることができる置き餌は、胃や腸に負担を与え、消化不良を引き起こす原因になることがあります。

歯周病のリスクが高まる

ダラダラ食いは、人間の場合では虫歯の原因になりますが、犬の場合では歯周病のリスクを高めます。

規則正しく食事をしていても、3歳以上の成犬の80%が歯周病を患っているとされています。

置き餌でダラダラ食いをしている犬であれば、歯周病が悪化していることも考えられます。愛犬の口臭や歯石が気になっているのではないでしょうか。

予防策

愛犬の食事は、時間と量をしっかりと決めましょう。1日2回~3回に分けて与えるのが理想です。

飼い主の生活が不規則であり、決まった時間に与えることが難しい場合には、自動給餌器を活用しましょう。

自動給餌器は、決まった時間に、決まった量を与えることができます。

まとめ

ビーグル、ボウルに山盛りのフード

犬の置き餌が危険な理由を3つ解説しました。

  • 食欲や体調の変化を見逃してしまう
  • 食べ過ぎを防ぐことができない
  • フードが劣化してしまう

置き餌は、飼い主にとっては便利で、犬にとっては自由です。しかし、愛犬への健康被害が懸念されます。

食事の管理をするということは、愛犬の健康寿命に大きく影響を与えるものです。置き餌は今すぐやめましょう。自動給餌器をうまく活用しましょう。

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