愛犬を『お風呂嫌い』にさせる3つの原因 飼い主が気をつけたいNG行為から改善策まで
『愛犬をお風呂嫌いにさせる原因』についてまとめました。飼い主のNG行為が愛犬をお風呂嫌いにさせてしまうことがあります。愛犬のお風呂嫌いを改善する方法を解説します。
愛犬をお風呂嫌いにさせる原因

お風呂が大好きな犬もいますが、お風呂が好きなわけでも嫌いなわけでもなく、暴れたり咬みついたりせず、お利口さんにシャンプーさせてくれる、という犬がほとんどなのではないでしょうか。
お風呂だと分かった途端、お家の中を逃げ回ったり、飼い主のことを威嚇したり、暴れて咬みつく犬もいるかもしれません。それくらいお風呂嫌いなのでしょう。
犬は本能的に濡れることが苦手です。犬の被毛や皮膚が濡れてしまうと、自然乾燥では乾くまでに時間がかかり過ぎてしまい、体温が下がり、命に危険が及ぶ恐れがあるからです。
そして、本能的な理由以外にも、愛犬をお風呂嫌いにさせる原因があります。
1.初めてのお風呂で嫌な思いをさせてしまったこと
愛犬をお風呂嫌いにさせる原因は、初めてのお風呂で嫌な思いをさせてしまったことです。
- 勢いよく出たシャワーの音に驚かされた
- シャワーの水圧が強すぎて痛い思いをした
- 頭からシャワーをかけられた
- 逃げないようにと体を押さえつけられた
- 入浴させられた
このような経験が愛犬にとっての恐怖体験となり、お風呂嫌いになってしまうことがあります。
2.シャワーの温度が冷たすぎたり熱すぎたりすること
愛犬をお風呂嫌いにさせる原因は、シャワーの温度が冷たすぎたり熱すぎたりすることです。
犬のシャンプーをするときのシャワーの温度は、36℃~38℃くらいが適温であるとされています。人間にとっては“冷たいのではないか…”と感じられる温度です。
愛犬にとっての適温を見極めることも大切ですし、季節に応じて、その日の気温に応じて、愛犬が快適だと感じられる温度に調整してあげる必要があります。
3.ドライヤーの音や熱が不快なこと
愛犬をお風呂嫌いにさせる原因は、ドライヤーの音や熱が不快なことです。
犬には“「お風呂に入ったらドライヤーで乾かす」という概念がありません。お風呂に入ったらドライヤーで乾かす”という概念がありません。なぜ大きな音を当てられるのか、なぜ熱い風を当てられるのか、犬が理解することは難しいのです。
ドライヤーの音を怖がるときは、タオルドライをしっかりし、ドライヤーの時間を短縮しましょう。ブルブルと体を振ってもらうことで水分が飛びやすくなります。
犬の皮膚は人間の皮膚の3分の1程度の薄さです。ドライヤーの熱を感じやすく、軽度の火傷を負ってしまうことがあります。
ドライヤーは犬から30cm以上離して使用し、温風と冷風を使い分けながら乾かしてあげるとよいです。
愛犬のお風呂嫌いを改善する方法

部分洗いをしつつ慣れてもらうこと
お散歩で汚れてしまった手足のみ洗う、排泄物で汚れてしまったおしり周りのみ洗うなど、汚れてしまった部分のみを洗うことでお風呂に慣れてもらいましょう。
シャワーではなくバケツを使う
シャワーの音が苦手なのであれば、浴槽にお湯を溜め、バケツを使って犬の体にお湯をかけてみましょう。シャワーの音がなければ、お風呂を嫌がらないことがあります。
明るく楽しくシャンプーをしてあげること
犬のお風呂嫌いには、飼い主の態度も関係します。イライラした態度でシャンプーをすると、犬は不安や緊張や恐怖を感じ、ますますお風呂嫌いになってしまいます。
優しく笑顔で声をかけつつ、明るく楽しい雰囲気でシャンプーをしてあげると、犬も少しずつリラックスできるようになるでしょう。
まとめ

愛犬をお風呂嫌いにさせる原因を3つ解説しました。
- 初めてのお風呂で嫌な思いをさせてしまったこと
- シャワーの温度が冷たすぎたり熱すぎたりすること
- ドライヤーの音や熱が不快なこと
お風呂嫌いの原因には、犬の本能が関係することもありますが、過去の経験や不快さが強く関係していることがよくあります。
初めてのお風呂のとき、嫌な経験さえさせなければ、「お風呂大好き!」にまではなれなくても、嫌がって暴れたり咬みついたりすることはないでしょう。
お風呂嫌いを克服させたいときは、愛犬の気持ちに配慮した方法で少しずつ改善できるようにサポートしてあげてくださいね。
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