『育犬ノイローゼ』って何?犬との暮らしが苦痛に感じてしまう要因や対処法まで
育犬ノイローゼとは何か、『犬との暮らしが苦痛に感じてしまう要因』についてまとめました。育犬ノイローゼになってしまったときの対処法を解説します。
育犬ノイローゼとは

犬のお世話をすることに不安やストレスを感じ、体調を崩してしまったり、心が不安定になってしまったりすることを育犬ノイローゼと言います。
追い詰められてしまうことが多く、仕事に行くことができなくなってしまったり、家事や片づけをすることができなくなってしまったり、犬を手放す選択をする飼い主もいます。
犬との暮らしが苦痛に感じてしまう要因

1.理想と現実とのギャップ
犬との暮らしの中で、理想と現実とのギャップが、育犬ノイローゼのきっかけになることがあります。
癒されること、寂しさや孤独がなくなること、お散歩を楽しむこと、一緒にお出かけすることなど、ポジティブなことばかりを考えてしまっているものです。
実際には、噛み癖や吠え癖に悩んだり、お散歩中に他人や他犬に迷惑をかけてしまったり、トイレの失敗やお留守番中にイタズラなど、飼い主の思い通りにはならないものです。
一緒に乗り越えていくぞ!根気強く向き合うぞ!という気持ちはあるものの、犬のお世話以外にも仕事や家事や育児があり、理想とは違った生活を送るようになるのです。
2.しつけが上手くいかない
しつけが上手くいかないとき、犬との暮らしが苦痛に感じてしまうことがあります。
「おて」「おかわり」「回れ(くるん)」などは簡単に覚えてしまいます。しかし、これらはしつけではありません。芸です。
しつけとは、「おすわり」「待て」「止まれ」「戻れ」「放せ」などのことを言い、愛犬の命を守るためのものです。これが意外と難しいのです。
練習のときは上手くできたけど、犬同士のトラブルが起きたときに言うことを聞かず、他人や他人に怪我をさせてしまった、なんてことが起こります。
トラブルが起きてしまったとき、しつけの問題だ、自分が悪いんだと追い詰めてしまい、育犬ノイローゼになってしまうのです。
3.生活の自由が制限されてしまう
犬のお世話には時間と体力の労力が必須です。生活の自由が制限されてしまいます。そうすると、強いストレスや不満から育犬ノイローゼになってしまうことがあります。
犬が家族に加わってから自分の自由がなくなった、自分だけが犠牲になっている、などと感じてしまうのです。
家族で暮らしている場合では、家族で犬のお世話を分担することができますが、ひとり暮らしであると頼れる人がおらず、ひとりきりでお世話をすることがあるでしょう。
育犬ノイローゼになってしまったときの対処法

犬のお世話は毎日欠かすことができないものです。しかし、お休みすることができるお世話もありますし、少し手を抜いても大丈夫なお世話もあります。
ブラッシングや歯磨きは毎日行いたいお世話ですが、1日サボったくらいで病気になったりしません。
お散歩に行くこと、一緒に遊んであげることは義務ではありません。ごはんを与えること、排泄をさせることなど、優先順位を決めてお世話してもよいと思います。
まとめ

育犬ノイローゼになってしまったときの対処法を3つ解説しました。
- 理想と現実とのギャップ
- しつけが上手くいかない
- 生活の自由が制限されてしまう
飼い主としての責任があるからといって、愛犬の命を預かる者だからといって、自分を追い詰めてしまわないようにしましょう。
飼い主が不安やストレスを抱えていると、犬は敏感に受け取ってしまいます。犬も不安になり、体調を崩してしまうことがあります。
不安やストレスを抱えてしまったときは、愛犬にお留守番してもらい、家族や友人とお出かけして発散しても大丈夫です。飼い主もたまには息抜きや気分転換をしましょう。
そして、悩んだとき、育犬ノイローゼになってしまったときは、専門家を頼りましょう。しつけはドッグトレーナーや訓練士に依頼することもできます。
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