犬を飼うと『できなくなること』9選 迎える前に知っておくべきデメリットや心構えまで
犬を家族に迎えるのは素晴らしいことですが、自由な時間やお金の使い方など、これまでの生活でできなくなることも多くあります。本記事では、犬を飼うことで生じる具体的な変化と、後悔しないために知っておくべき心構えを解説していきます。
犬を飼うと「できなくなること」9選

1.自由な旅行や外泊
犬を飼うと、気軽な長期旅行や急な外泊は難しくなります。犬を連れて行ける場所は限られますし、犬を家に残していく場合は、ペットホテルや信頼できる預け先を探す手間と費用がかかります。
特に、宿泊先や移動手段の制約を考えると、これまでのように自由気ままに旅の計画を立てることはできません。犬の健康や精神的な安定を最優先に考え、旅行の計画そのものを諦めるか、大幅に見直す覚悟が必要です。
2.自分の予定に合わせた行動
犬には毎日の散歩や決まった時間の食事など、崩せない生活のルーティンがあります。飼い主は、自分の予定よりも犬の生活リズムを優先しなければならなくなります。
例えば、「朝ゆっくり寝たい」「仕事から疲れて帰ったから今日は散歩を休みたい」といった自分の都合で犬のルーティンを変えることはできません。
犬の健康維持と精神的な安心感のためにも、飼い主の行動は常に犬中心となり、時間の使い方が大きく制約されます。
3.長時間の留守
犬は群れで生活する動物であり、さみしさや不安からくる分離不安を起こしやすい動物です。そのため、これまでのように長時間家を空けることは難しくなるでしょう。
仕事や外出で留守番させる時間には限界があり、犬のストレスを最小限にするための工夫が必要です。
飼い主は、犬が一人でいる時間をできるだけ短くする、または安心できる環境を整える責任があり、自分の都合で長時間の外出を計画することは難しくなります。
4.家の中の自由な配置
犬の安全を確保するため、家の中の物の配置には大きな制約が生まれます。犬が誤って飲み込むと危険なもの(例えば、電気コード、小さな飾り物、薬など)は、犬の届かない場所に片付けなければなりません。
また、犬が怪我をしないように、滑りやすい床への対策や、かじられて困る家具への配慮も必要です。飼い主は、インテリアの好みよりも犬の安全を優先するため、これまでのように自由に部屋を飾ることができなくなります。
5.自分の趣味やぜいたく
犬を飼うことで、自分のためだけに使えたお金の多くが、犬のために必要になります。毎日のご飯代や消耗品はもちろん、年に一度のワクチンや健康診断、病気やケガをした際の高額な治療費など、予想外の出費に備える必要があります。
そのため、これまで自由に使えていた趣味やファッション、ぜいたくな食事などに充てるお金を制限し、経済的な優先順位を大きく変える覚悟が必要です。
6.いつでも好きな場所へ引っ越し
犬を飼っていると、住居の選択肢が大幅に減ります。日本国内では、ペット可の賃貸物件やマンションはまだ少なく、条件が厳しいため、飼い主の希望する間取りや立地で家を探すことが難しくなります。
転勤や引越しをしなければならない時でも、「犬と一緒に暮らせる」という条件が最優先となるため、いつでも好きな場所に引っ越すという自由を諦めなければなりません。
7.経済的な負担
犬の生涯を通じて必要となる医療費やフード代、介護費用など、経済的な負担は想像以上に大きくなります。特に、老犬になった時の介護や、予期せぬ大病にかかった場合の手術費用は数百万円になる可能性も。
飼い主は、その犬の寿命が尽きるまで、継続的かつ計画的に費用を捻出する責任があります。これは、日々の出費だけでなく、将来的な貯蓄計画にも影響を与える大きな覚悟が必要です。
8.しつけや問題行動への対応
犬のしつけは、迎えてすぐに完了するものではなく、犬の一生涯にわたって根気強く向き合う必要があります。犬が無駄吠えや噛みつき、トイレの失敗などの問題行動を起こした時でも、感情的にならず、正しい知識を持って一貫した方法で対応し続けなければなりません。
飼い主は、自分の都合や気分でしつけを中断せず、犬の成長と行動に責任を持ち、専門家の助けも借りながら解決に努める忍耐力が求められます。
9.ペットロス
犬との生活は大きな喜びを与えてくれますが、人間よりも寿命が短いため、いつか必ず別れが来るという現実を受け入れなければなりません。
愛する犬との別れは、飼い主にとって計り知れないほどの悲しみ(ペットロス)を伴います。飼い主は、犬が生きている間に愛情を注ぎ尽くすと同時に、その別れの時が来ることをあらかじめ理解し、心の準備をしておくという、精神的に辛い覚悟をしなければなりません。
犬を飼うために必要な心構え

犬を飼うことは、「命を預かる」という重い責任を持つことです。飼い主は、犬の一生涯(約10年〜15年)を通して、どんな困難があっても最期まで責任を果たすという強い決意が必要です。
この決意には、経済的な備えはもちろん、しつけや介護といった手間と時間を惜しまない忍耐力が含まれます。犬中心の生活になることを受け入れ、自分の自由な時間や趣味を制限することに納得できるかをよく考えましょう。
また、犬を迎える前に家族全員で話し合い、お世話や費用の分担、しつけのルールを統一し、協力体制を整えておくことがトラブルを防ぐための重要な心構えです。
まとめ

犬を飼うことで諦めることは確かに多く、時間や費用の制約が増えます。しかし、それらのデメリットは、愛犬が飼い主に与えてくれる無条件の愛情や、共に過ごす時間の中で生まれるかけがえのない喜び、そして癒やしによって、はるかに上回る価値に変わります。
飼い主になるということは、自分の生活を捧げることでもありますが、その代わりに人生で最も温かい絆と幸せな時間を得られることを理解し、現実と理想をしっかり見つめて、愛犬を家族に迎える準備をしましょう。
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