犬との信頼関係をマイナスにする飼い主の行動4選 より良い関係を保つ方法も紹介
犬との信頼関係は、日々の小さな積み重ねで育つものです。しかし何気ない行動が、知らず知らずのうちに愛犬の信頼を損ねてしまうこともあります。この記事では、信頼をマイナスにしやすい行動と、その注意点をまとめました。
犬に対しての曖昧なルールやその場しのぎの対応

犬にとって一貫性は安心そのものです。
「今日はソファに乗ってもいいけど、明日はダメ」
「吠えたら怒る日もあれば、笑って許す日もある」
こういった日によって変わる対応は、犬を混乱と不安に導きます。
「どうすれば褒められるのか」が分からないと、犬は試行錯誤を続け、落ち着かない行動につながるのです。
家族みんなで対応を統一することが、信頼関係の土台になります。
犬に叱るだけで「正しい行動」を教えない

「ダメ」「コラ!」といった言葉だけだと、犬は何をしたらいいのか分からないままです。
望ましい行動は、褒めるなどその子にとってご褒美となるものを提供することによって、強くなったり増えたりします。
闇雲に叱っても次のようなデメリットがあり、おすすめできません。
- 望ましい行動は学べない
- 飼い主の言葉が“嫌なことの合図”になってしまう
また、叱ると褒めるをセットですればいいという意見もありますが、望ましい行動を教えるために叱る必要がなく、動物福祉の観点からもNGです。
褒める、つまり犬にとってメリットと感じてもらうためにも、次のようなことを意識してみましょう。
例:
- 吠えたらダメ!ではなく…→静かにできた瞬間を褒める
- 飛びついたらダメ!ではなく…→ 座れた瞬間を褒める
このように、タイミングに合わせて褒めることで、犬にとって『分かりやすい学習』になります。
ポイントは、あくまでもその子にとってのご褒美を提供することですので、ぜひ覚えておいてくださいね。
犬の不安・怖がりサインを見逃してしまう

犬は言語ではなく、ボディランゲージで気持ちを伝えています。
- 視線をそらす
- 舌をペロッと出す(リップリック)
- 体を丸める
- しっぽを下げる
一部ですが、これらは「ちょっと不安です」というサイン。
これらを知らないがために、無理な挨拶・急な抱っこ・強制的なケア…などを続けてしまうと、「この人は分かってくれない」と感じさせてしまいます。
無理に続けず、一度距離を置くなど、犬の気持ちに寄り添う姿勢が信頼を守ります。
愛犬の名前を呼んで怒るなどネガティブな経験をさせる

「ポチ!ダメでしょ!」なんて、名前を呼んで怒ることしていませんか?
ついやってしまいがちですが、このように『名前=怒られる合図』になってしまうと、犬は名前を聞くだけで飼い主さんを避けるようになります。
名前は本来、ポジティブなものです。
- 呼ばれると嬉しい
- 良いことがある
という、ごほうびのサインであるべきです。
名前を呼んだら褒める、近づいてきたら優しく触れる。
こうした積み重ねは非常に大切であり、ポジティブな結び付きにより、愛犬があなたの声を安心して聞けるようになります。
まとめ

信頼関係を壊す行動の多くは、飼い主さんが悪気なくやってしまうものばかりです。
しかし、少し意識を変えるだけで、犬の行動も表情も大きく変わっていきます。
大切なのは、
- 叱るより褒めて“正しい行動を教える”
- ルールは一貫させる
- 犬の気持ちを尊重する
この3つ。
今日からの小さな積み重ねが、愛犬との強く優しい信頼関係につながります。
焦らず、ゆっくり、毎日の中で信頼を育てていきましょう。
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