BLOMDAHL ブロムダール アレルギーフリーピアスを医師も推す理由 ISO13485準拠 手術用器具と同じ滅菌状態で製造「ピアスは単なるファッションではなく自分の肌を守る医療的選択を」

2026-03-14 20:36

「スウェーデンやアメリカでは、ピアスは単なるファッションではなく、『準医療行為』(semi-medical procedure)としてとらえられています。

わたしたちは皮膚科学の専門家と協力し、最初の穴あけから医療グレードの素材(チタンやプラスチック)を使用することを鉄則としています」

―――そう語るのは、アレルギーフリーピアスをグローバル展開する BLOMDAHL(ブロムダール)の本国(スウェーデン)Emma Modin Albertsson(エマ)エクスポートマネージャー。

エマさんは、ブロムダール日本国内正規代理店メディカルエルスト(東京都文京区 松川祐二代表取締役社長)のトークイベントに登場。

若年層でピアス文化が広がるなか、その裏側で見過ごされがちな金属アレルギーリスクが潜んでいること、高温多湿の日本では金属アレルギー発症リスクが高まりやすことなどを共有し、ニッケルフリー表示のあり方について語り合った。

アレルギーフリーピアスの重要性を共有

今回のメディカルエルストトークイベントには、オカダ医材 岡田典久会長・岡田桂氏、銀座リプロ外科・永尾光一医師、医療系YouTuberでもと宝石商の三井桂子氏らも登壇。

データで見るピアスの現状、「放置されるリスク」への警鐘と全身への影響(永尾光一医師)、ニッケルフリーの独り歩きへの懸念(エマ氏)、海外製品のリスクと情報不足(三井桂子氏)、知られていないリスクへの挑戦(岡田典久会長)などを参加者とともに共有した。

まずはアレルギーフリーピアスを世界展開する Blomdahl(ブロムダール)について。

医療用純チタンや医療グレードプラスチックなど
ニッケルを含まない素材を採用
Blomdahl ブロムダール

メディカルエルストが日本で独占販売する Blomdahl(ブロムダール)は、1985年にスウェーデンで創業した医療発想ピアスブランドで、皮膚科学的視点にもとづいた素材選定と設計を特長としている。

製品は ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)に準拠した体制のもとで開発・製造され、医療用純チタンや医療グレードプラスチックなど、ニッケルを含まない素材を採用している。

現在はスウェーデンだけでなく、北米、中東、アジアを含む約20カ国以上で展開されているグローバルブランド。

販売を開始した2006年以降、同社が世界展開するアレルギーフリーピアスは、累計販売数は40万個を突破した。

「体に触れるもの」の安全性と品質管理を重視 オカダ医材

また、オカダ医材は、医療機器の輸入・販売を手がける専門商社として、長年にわたり国内の医療機関向け製品を提供中。

とくに医療現場で使用されるピアッシング関連製品においては国内トップクラスのシェアを有し、「体に触れるもの」の安全性と品質管理を重視してきた。

メディカルエルストを通じて、スウェーデン発の医療発想ピアスブランド Blomdahl の日本国内販売権を有している。

データで見るピアスの現状

全国の15歳~29歳の男女1000人を対象に実施した調査では、ピアスを「現在している」が21%、「過去にしていた」が7%となり、経験者は合計28.2%(約3割)にのぼった。

男性に限ると18.0%で、約5人に1人がピアスを経験している結果に。

また、ピアスを開けた有効回答数200名に対して、ピアスを開ける際の心理についても調査結果が示された。

「強く不安」25.5%、「少し不安」41%で、合計66.5%が不安を抱えながら開けていた。

わたしはいま、ピアスをしていませんが、実は穴は空いています。

高校卒業してすぐ開けました。痛かった記憶があります。

若い人がピアスをしている、ファッションを自由に楽しんでいる世の中になっていると実感があります」(原千晶)

放置されるリスクへの警鐘と全身への影響
医療基準の素材を選ぶ重要性

また74.1%が症状を感じながら受診者が13.5%に留まる現状を問われた銀座リプロ外科・永尾光一医師は、放置することの恐ろしさを次のように説く。

「違和感として多くの方が感じる『赤み』は、ニッケルや消毒液によるアレルギー、または不潔な状態による感染が考えられます。

さらに『はれ』や『うみ』を放置して膿瘍ができると、将来的な耳の変形や後遺症に繋がります。

恐ろしいのは、そこから菌が付着してリンパ節が腫れたり、最悪の場合は心臓の病気を引き起こす可能性まであることです。

赤みが消えない、浸出液が出たなど。その場合は決して放置せず医療機関を受診してください。

また、日本の高温多湿な環境に『汗』が加わると、細菌が繁殖しやすい環境になります。

金属が溶け出したものに皮脂や油が混ざり合うことで、夏場は圧倒的に感染のリスクが上がります」(永尾光一医師)

「実際に夏場はお客様が増える傾向にあります。常に汗をかく環境にあるプロゴルファーの方々にも、汗に強い純チタンのピアスは大変喜んでもらっています」(岡田典久会長)

「汗は金属を溶かし出す触媒のようなもの」(エマ氏)

―――3者とも、湿度が高い日本で医療基準の素材を選ぶ重要性をあらためて強調した。

ニッケルフリー 独り歩きへの懸念

そして現在使用しているピアスの素材を「正確に把握している」と答えたのは17%。

このデータは海外でも同様だと、エマ氏はいう。

「スウェーデンや米国でも、すべての消費者が素材を完全に理解しているわけではありません。

世界的に『ニッケルフリー』という言葉が独り歩きし、表示だけで安心してしまう現状がある。

だからこそわたしたちは、規制遵守だけでなく、なぜその素材が安全なのかという透明性を伝えることを重視しています」(エマ氏)

―――日本特有の環境リスクに加え、海外でも表示と理解の間にギャップがあるという共通課題がみえてきた。

ブロムダール 医療発想と製造工程の透明性

「スウェーデンや米国において、ピアスは単なるファッションではなく、『準医療行為(semi-medical procedure)』として捉えられています。

ブロムダールは皮膚科学の専門家と協力し、最初の穴あけから医療グレードの素材(チタンやプラスチック)を使用することを鉄則としています。

世界中で『ニッケルフリー』という言葉が使われていますが、基準値以下であれば安全、という考え方だけでは不十分です。

ブロムダールは、ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)に準拠した自社工場で、手術用器具と同じ滅菌状態で製品をつくっています。

『誰が、どこで、どのレベルの衛生環境で作ったか』という透明性こそが、とくに日本のようなリスクの高い環境下では不可欠です。

単にファッションを楽しむだけでなく、自分の肌を守るための『医療的な選択』をしてほしいと願っています」

粗悪品が増えるリスク 正しい医療情報を

さらに、医療系YouTuberでもと宝石商の三井桂子氏は、自身のハワイでのファーストピアス体験を交え、市場の危うさをこう指摘する。

「20代のころ、ハワイの出店で『安全だ』と言われて開けたピアスでトラブルになり、結局続けられなくなりました。

宝石商の経験からいえば、合金である以上、金以外の金属が含まれていて、昨今の金属高騰も相まって、今後さらに粗悪品が増えるリスクがあります。

現在、こうした情報は非常に少なく、消費者は判断材料がない状態です。

歯科領域以外の金属アレルギーリスクについても、正しい医療情報を発信していく必要があると痛感しています」

◆公式YouTube【けいこの本音カラダケアLAB】
https://www.youtube.com/@karada-care

実体験からわかる素材選びの重要性

ここで、実際にブロムダールを使用している金属アレルギー当事者2名の実体験にもとづくリアルな話を。

「ピアスを付けると痛みがあり、透明の液体が出てきて『ばい菌かな?』と思っていました。

外すと治るのですが、付けるとまた痛痒くなる。

その繰り返しで『もしかしたら金属アレルギーかな』と感じるようになりました。

半信半疑でブロムダールを使い始めましたが、今は全く症状が出なくなり、安心して使い続けています」

「使用中に透明な液が出て、夜に外すと血が出ていることもありました。『これは金属アレルギーかな』と悩んでいるうちに、片方のピアスホールが閉じてしまいました。

でも、ブロムダールを使ってみたら大丈夫でした。

いまはネックレスも愛用していますが、痒くなることもなく、とても快適に過ごせています」

知られていないリスクへの挑戦

岡田典久会長はピアスの現状について、世界共通の課題としてこう伝えた。

「まずは、金属アレルギーというもの(リスクの真実)を正しく知っていただきたい。

調査でも明らかになった通り、多くの方が違和感を抱えながらも放置しています。

しかし、粗悪な素材の製品を付け続けていると、いつか突然発症してしまうリスクがあるのです。

これは日本だけでなく、スウェーデン本国でも同様の課題を抱えています。

将来の発症を防ぐためにも、最初から素材の良いものを身に付ける「予防」の意識が不可欠です。

消費者が『これはどんな素材なのか』を正しく判断できるよう、メーカーとしての表示義務を果たすとともに、安全な選択肢を啓蒙していくこと。

これが我々に課せられた最大の課題であると考えています」(岡田典久会長)

安全な選択肢を可視化
アクセスの改善と教育
透明性の提示

最後に岡田桂氏は、この現状を打破するために「メーカー・販売側がすべきこと」として次の3つのポイントをあげた。

◆「安全な選択肢」を可視化する―――雑貨店やショップでの「なんとなく買い」を「納得の選択」に変えるため、オンラインストアおよびSNS、メディアでの情報発信を強化する。

◆アクセスの改善と教育―――POPUPや専門店での直接的な啓蒙を通じ、アレルギーフリー製品が単なる「商品」ではなく「肌を守るための医療的な選択」であることを伝えていく。

◆透明性の提示―――ブロムダールが持つ医療機器レベルの品質管理(ISO 13485)や製造工程の透明性を裏付けとして示し、消費者が自信を持って選べる基準を提示し続ける。

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