『寿命が短い』といわれている犬種5選 短命になる主な理由や健康寿命を延ばす秘訣まで
愛犬との暮らしが大切だからこそ、平均寿命が気になる方は多いでしょう。この記事では、『寿命が短い』といわれている犬種を紹介します。短命になる理由や健康寿命を延ばす秘訣も解説しているので、ぜひチェックしてください。
『寿命が短い』といわれている犬種5選

犬の中には、特定の犬種で「平均寿命が短め」と言われることがあります。まずは、一般的に「比較的寿命が短め」と言われることが多い犬種を見ていきましょう。
1.グレート・デーン
グレートデーンは、犬の中でも「優しい巨人」と称されるほど大きな体を持つ犬種です。グレートデーンの平均寿命は、6〜10年と他の犬種に比べると短い傾向にあります。
特に、胃捻転や心臓疾患にかかりやすい犬が多く、散歩前の食事など体に負担がかかりやすい生活習慣には、要注意です。
2.バーニーズ・マウンテン・ドッグ
バーニーズ・マウンテン・ドッグの平均寿命は、6〜8歳と非常に短いとされています。主な理由は、胃拡張・胃捻転症候群やがんです。特に、悪性リンパ腫や肥満細胞腫、血管肉腫にかかる犬が多く、これらが原因で寿命が短めだと言われています。
ただし、公式な記録ではありませんが、25歳まで生きたバーニーズ・マウンテン・ドッグもいるなど、生活習慣や生活環境が適している場合、犬種全体の平均寿命よりも長生きするケースがあるようです。
3.アイリッシュ・ウルフハウンド
アイリッシュ・ウルフハウンドの平均寿命は、6〜8歳と非常に短命です。また、ある調査によると、10歳を超えるアイリッシュ・ウルフハウンドは、同犬種の中でも約10%程度で、11歳以上まで生きる犬は、さらに5%少ないと言われています。
やはり、こちらの犬種も胃拡張・胃捻転症候群やがんで亡くなる事例が多く、日々の生活習慣の見直しや、1年に2回以上の定期的な健康診断が大切です。
4.ブルドッグ
ブルドッグは、短頭犬種に分類される犬種です。もともと短頭犬種は、呼吸器にトラブルを抱えやすい傾向があり、暑さや興奮によって体調を崩したり、最悪の場合、命に危険も伴いやすいとされています。
また、心臓にも負担がかかりやすい犬種なので、平均寿命は8〜10歳(フレンチブルドッグは10〜12歳)と、他の犬種よりもやや短めです。
5.ゴールデン・レトリーバー
日本国内でも人気の大型犬として知られているゴールデン・レトリーバー。実は、ゴールデン・レトリーバーも比較的寿命が短めな犬種として知られています。
ゴールデン・レトリーバーの平均寿命は、10〜12歳です。犬種全体の寿命が約14歳に延びている現在では、やや寿命が短めと言えるでしょう。ただし、近年は体重管理や定期的な健康診断により、長生きする犬も増えています。
なぜ"短命"になりやすいの?

寿命が短めと言われる犬種をご紹介しましたが、共通するのは「体が大きい」「短頭犬種」といった特徴を持つ犬種でした。なぜこれらの犬たちは短命になりやすいのでしょうか。
体が大きいほど老化が早く負担も大きい傾向に
実は、犬は「大きいほど寿命が短くなりやすい」と言われています。理由は、短い間に急激な成長を遂げることが原因とされています。急激に成長するに従い、細胞に大きな負担をかけているため、体が小さな犬に比べると老化が早まると考えられています。
また、体が急激に成長し、大きくなることで、関節や内臓への負担もかかりやすくなり、その結果、寿命を縮める疾患や症状の発症リスクが高まるとされています。
呼吸器への負担が寿命を縮める原因に

ブルドッグやパグなどの短頭犬種は、鼻から体内への距離が短いため、外部要因の影響を受けやすい構造です。それゆえに、運動や興奮、そして暑さによって呼吸がしづらくなり、体に負担をかけやすいと言われています。
実際、短頭犬種は航空機内の環境変化(温度・湿度の上昇)により熱中症や呼吸困難を起こしやすく、過去に機内で死亡する事故が多発したため、多くの航空会社で夏季や通年での預かり(搭乗)が中止・制限されています。
遺伝的な病気リスクを持つ犬種も
今回紹介した犬種以外にも、遺伝子細胞や体質など、遺伝的に特定の病気リスクが高いと言われている犬種も多くいます。
遺伝的な病気リスクは、その犬種に生まれた以上避けては通れません。頻繁に健康診断を受けたり、毎日スキンシップなどを通して健康状態を観察することで、進行を防ぎましょう。
健康寿命を延ばすためにできること

短命と言われる犬種を飼っていると、「うちの子は早くに亡くなってしまうのかな……」と不安になりますよね。しかし、平均寿命はあくまで"平均"であり、すべての犬に当てはまるわけではありません。
日々の健康チェックや生活習慣、生活環境、そして適切な健康診断や治療によって、健康寿命を延ばすことも可能です。以下の、今日から意識したいポイントを見てみましょう。
- 食事管理を徹底し、適正体重を維持する
- 無理のない範囲で適度な運動を習慣化する
- 毎日歯磨きを怠らない
- 毎日スキンシップ等を通して健康チェックする
- 体に負担をかけるような行動を無理強いしない
- 生活環境や習慣におけるストレス要因を作らない
- 病院で年に1〜2回を目安に健康診断を受ける
生活環境や食事管理は、年齢に合ったものを選びましょう。例えば、シニア期に入ったら怪我を負いやすくなるため、高い場所へ上るためのスロープを設置したり、転ばないように滑り止めコーティングを施すなどの対策がおすすめです。
また、酷暑の中の散歩や体に見合わない激しい運動など、体に負担をかける行為は怪我や病気の原因になります。愛犬の健康状態や体格、体力などに合った運動を心がけましょう。
まとめ

「寿命が短いと言われている犬種」と聞くと、どうしても不安になりますよね。しかし、それぞれの犬種に寿命の傾向は見られるものの、全てが必ず当てはまるわけではありません。
まずは、今からできる健康寿命を延ばす生活習慣を取り入れ、安心して健康的な生活を送れる環境や習慣を意識しましょう。
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