犬が『老犬』になる前にしておくべきこと5つ 本格的な介護が始まる前に必要な備えとは?

2026-06-20 11:00

犬は人間の何倍ものスピードで成長し、あっという間に「シニア期」に入ります。この記事では、愛犬が老犬になり、介護やケアが必要になる前に準備しておきたいことを紹介するので、ぜひ知っておいてください。

1.食事を見直す

手作りご飯を食べている犬

犬の健康を維持していくために、非常に重要なものが「食事」です。

特に年齢やライフステージ、生活スタイルに合った栄養を摂取することは、とても大切なことだと考えられています。

そのため、年齢を重ねるなかで少しずつ食事内容や食事量を変化させていき、シニア期に入るときには老犬の体に適した食事に変えることが必要です、

老犬になると運動量や代謝量が落ちるため、若い頃と同じ食事をしていると肥満になったり消化器官に負担がかかったりすることがあります。

シニア期には高たんぱくで低カロリーな食事を摂ることが推奨されていて、そのほかにも活性酸素の除去や関節のサポートをしてくれる成分を摂取するといいとされています。

2.ボディケアや診察に慣らす

ブラシをされているレトリバー

老犬になると様々な健康トラブルが起こりやすくなるため、日頃からこまめにボディケアをしたり動物病院に定期的に通ったりする必要があります。

日常的に手で触れたりブラッシングをしたりすることで、皮膚や被毛、耳、目、関節などに異常がないか確認しておきましょう。

そうすることで病気やケガが重篤な状態になる前に発見して、治療をおこなうことができます。

また、歯磨きや耳掃除、爪切りなどのボディケアもしっかりとおこなって、トラブルを防ぐことも大切です。

そのように家庭内でケアやチェックをできるようにするために、若い頃から全身のどこを触られても嫌がらないように慣らしておきましょう。

さらに、愛犬の歯石取りを考えている場合、全身麻酔のリスクがあるため老犬は対応してもらえないこともあります。愛犬の口腔内に心配がある場合は、シニア期に入る前にかかりつけの動物病院で相談しておくことをおすすめします。

3.身につけるものに慣らす

足に包帯を巻かれている犬

ボディケアと同様に、洋服や包帯、おむつなど身につけるものに少しずつ慣らしておくことも必要です。

老犬になると代謝が悪くなって体温調節がうまくできなくなり、若い頃よりも寒がりになることがあります。また、皮膚がデリケートになることもあり、日常的に洋服を着させる必要が出てくることも考えられます。

本格的な介護が始まると、体を支えるためのハーネスや滑り止め用の靴下、おむつなどを身につけることもあると思います。

それらのものに対して全く経験がなく、シニア期になって初めて身につけると強いストレスを感じてしまうこともあります。

老犬に必要以上のストレスをかけることがないように、若く元気なうちから少しずつ慣らしておきましょう。

4.生活環境を安全に整える

スロープを上る犬

若い頃は身軽に動き回っている犬も、年齢を重ねると少しずつ筋力や体力、空間認知能力などが低下して、動きも鈍くなっていきます。

そのため、家の中の階段や段差をスムーズに昇り降りできなくなったり、角をうまく曲がれずぶつかったりしてしまうこともあります。

無理に段差を降りようとして関節を痛めたり、骨折など大きなケガをしたりすることもあるので、安全に暮らせるように環境を整えながらサポートをすることが大切です。

日常的に段差を昇る必要がある場所にはスロープを用意したり、ひとりで階段を使わないように柵を設置したりするといいでしょう。

また、家具や建具の角に衝突防止用のクッションをつけたり、狭い場所に入り込まないように行動範囲を制限したりすることも必要です。

5.トイレの環境を見直す

老犬とペットシーツ

犬は元々持っている習性で排泄を我慢する力が比較的強い動物だとされています。

しかし、老犬になると膀胱付近の筋力や認知力が低下するため、排泄を我慢できなくなったりトイレに向かっても間に合わなかったりすることがあります。

そのため、これまでは散歩時にだけ外で排泄していた犬が家の中で漏らしてしまったり、完璧だったトイレトレーニングが崩れてしまったりすることがめずらしくありません。

シニア期には、愛犬がトイレを無理なくできるように場所や広さを変えたり、排泄のために外に出る回数を増やしたりといった配慮をしましょう。

まとめ

寝ているレトリバー

老犬になると、体にも心にも様々な変化が起こります。その変化は数年をかけて少しずつ起こるものもあれば、ある日突然訪れるものもあります。

穏やかで可愛らしい面がある一方、デリケートで神経質になってしまうこともあるので、愛犬が安心して健康的な生活を送れるようにしっかりサポートしてあげましょう。

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