犬にも『人の好き嫌い』があるって本当?何で判断しているの?好かれるために意識すべきことまで
犬にも「この人は安心」「この人はちょっと苦手」という反応があります。言葉で説明することはできませんが、表情・声・動き・におい・接し方の一貫性などを細かく読み取って、相手を判断しているのです。知らずにやっている行動が「苦手認定」につながっていることも、実は少なくありません。ここでは、犬の好き嫌いがどう決まるのか、犬が見ているポイント、好かれるために意識したい接し方をまとめます。
犬にも「人の好き嫌い」はある?

結論として、あります。犬は相手に対して、近づく・避ける・吠える・しっぽを振るといった、はっきりとした反応を示します。
ただし「性格が悪いから嫌う」というより、「この人は安心できるかどうか」を本能と経験で判断しているイメージです。その判断は、大きく2つの要素で決まります。ひとつは生まれつきの気質、もうひとつは経験による学習です。
慎重な子や怖がりな子など、もともとの性格によって反応の出やすさは変わりますが、過去に怖い思いをした相手の特徴に似た人を警戒したり、逆に良い経験が積み重なることで「この人は安心」と学習していったりもします。
犬が人を判断するときに見ているポイント5つ

「優しいつもり」でも苦手認定されてしまうことがあるのは、犬が見ているポイントが人とは少し違うからです。犬は言葉の意味よりも、声のトーン、動きの速さ、距離感、においといった非言語のサインを強く読み取ります。
「好きになってほしい」という気持ちが空回りしないよう、犬が実際に何を見ているのかを知っておきましょう。
1.声のトーン
大きな声や高いテンションは、犬を警戒させやすいです。反対に、落ち着いたトーンでゆっくり話す人は安心されやすい傾向があります。
「かわいい!」と興奮気味に話しかけるより、穏やかに低めの声で接するほうが犬には伝わりやすいのです。
2.動きの速さ・急な動作
急に近づく、手を上から出す、勢いよく触るといった動作は、犬にとって脅威と映ることがあります。ゆっくり動く人ほど「安全な存在」と判断されやすくなります。
触るときは下から手を差し出し、犬自身に確認させてから触れるのが基本です。
3.距離感
正面からまっすぐ近づく、顔を覗き込む、距離を詰めすぎると、犬には圧迫感として伝わります。
少し横向きで間合いを保ちながら接するほうが、犬が落ち着きやすくなります。「犬が自分から近づいてくるまで待つ」という姿勢が、信頼を作る第一歩です。
4.におい
犬はにおいに非常に敏感なため、強い香水や整髪料は負担になることがあります。自然なにおいのほうが犬にとって安心材料になりやすく、警戒心を下げやすいです。
ペットや動物のにおいが混じっていると、かえって親しみを感じる犬もいます。
5.接し方の一貫性
昨日は優しかったのに今日は急に叱るなど、反応が読めない人は犬を不安にさせやすいです。
毎回同じルールで、落ち着いた対応ができる人ほど信頼されやすくなります。犬は「次に何が起きるか予測できる相手」に安心感を覚える生き物です。
犬に好かれるために意識すべきこと

犬に好かれる近道は「近づき方」と「落ち着き方」を整えることです。難しいテクニックより、基本の所作を意識するほうがずっと効果的です。
- ゆっくり動く
- 落ち着いた声で話す
- 正面から詰めすぎず、横向きで距離を保つ
- いきなり触らず、犬が自分から近づいてくるのを待つ
- 触るなら頭の上からではなく、あご下、胸首の下を短くやさしく
- 強い香りは控える
まとめ

犬にも人の好き嫌いはあり、声・動き・距離感・におい・接し方の一貫性などを手がかりに「安心できる人かどうか」を判断しています。好かれるためには、ゆっくり動いて落ち着いた声で接し、犬が自分から近づいてこられる距離感を守ることがいちばん大切です。
犬の好き嫌いは経験によって変わるものでもあるため、焦らず安心できる経験を積み重ねていくことで、関係は少しずつ育っていきます。
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