『発情期の犬』がみせるサイン4選 行動に表れる変化や飼い主がすべきことまで

2026-06-30 20:00

愛犬の様子がいつもと違うのは、もしかしたら発情期のサインかもしれません。初めてのことで不安な飼い主に向け、犬がみせるサインや行動の変化、知っておきたい対策について解説していきます。

「発情期の犬」が見せる4つのサイン

吠える犬

1.いつもよりソワソワして落ち着きがなくなる

発情期を迎えた犬は、体の中がむずむずするような感覚になり、部屋の中を意味もなく歩き回ったり、じっと座っていられなくなったりします。

いつもならお気に入りのベッドで気持ちよさそうに寝ている時間帯でも、なんだかソワソワして落ち着きがない様子を見せることが増えるでしょう。

これは、本能的にソワソワしてしまうためで、犬自身も自分の体の変化に戸惑っている状態です。

飼い主が大きな声で叱ってしまうと余計に不安になってしまうため、優しく声をかけて安心させてあげることが大切になります。

2.吠えやすくなったり、言うことを聞かなくなったりする

普段はおとなしくてお利口な犬であっても、発情期に入ると急に大きな声で吠えるようになったり、飼い主の指示を無視して言うことを聞かなくなったりすることがあります。

特にオスの場合は、遠くにいるメスの匂いを嗅ぎつけることで興奮し、外に向かって遠吠えのような声をあげることも珍しくありません。

また、イライラして周りのものに八つ当たりをすることもあります。これらは一時的な反抗期のようなものなので、無理に従わせようとせず、愛犬の気が紛れるようなおもちゃを与えて様子を見てあげましょう。

3.おしっこの回数が増える

発情期の代表的なサインとして、おしっこの回数が急激に増えることが挙げられます。これは、おしっこの匂いを使って、自分の存在を周りの犬にアピールしようとする「マーキング」という本能的な行動です。

いつもはトイレの場所を完璧に覚えている犬でも、この時期だけは部屋のあちこちの壁や家具におしっこをかけてしまうことがあります。

決して嫌がらせでやっているわけではないので、怒鳴ったり叩いたりするのは禁物です。粗相をされてもすぐに掃除ができるよう、事前の準備をしておくと安心です。

4.体の一部を気にして舐める

メスの犬の場合、発情期になると人間の生理のような出血が見られるようになります。そのため、違和感や汚れを気にして、自分の後ろ足の付け根や体の一部を熱心に舐める行動が多くなります。

初めて犬を飼う飼い主は、血を見て驚いてしまうかもしれませんが、健康な証拠ですので慌てる必要はありません。あまりにも長い時間舐め続けてしまうと、皮膚が赤く腫れたり炎症を起こしたりして痛くなってしまう原因になります。

愛犬の様子を観察しながら、必要に応じて対策を取ってあげる必要があります。

知っておきたい「発情期」の基本

三匹の子犬

犬の発情期とは、子犬を産むことができる準備が整った状態のことを言います。この時期は、オスとメスで行動のきっかけやサインの出し方に大きな違いがあります。

まずメスは、生まれてからだいたい生後6か月から10か月ごろの間に最初の発情期を迎えるのが一般的です。その後は、およそ半年に1回のペースで定期的に発情期がやってきます。

一方で、オスにはメスのような定期的な周期というものが存在しません。オスは、近くにいる発情期を迎えたメスの匂いを嗅ぎつけることによって、初めて自分も発情モードのスイッチが入る仕組みになっています。

つまり、オスは生後1年ほどを過ぎて大人になると、いつでも発情する可能性があるということです。こうした性別の違いによる基本をしっかりと理解しておくことが、トラブルを防ぐための第一歩となります。

発情期に飼い主がすべきこと

おむつをする犬

散歩の工夫

発情期の散歩は、いつも以上に注意が必要です。他の犬との予期せぬトラブルや、興奮して突然走り出してしまうのを防ぐため、できるだけ他の犬と出会いにくい時間帯を選んで散歩に出かけましょう。

また、散歩中はリードをいつもより短くしっかりと持ち、愛犬の動きをすぐにコントロールできるようにしておくことが重要です。万が一、首輪が抜けて脱走してしまうと大事故に繋がる恐れもあるため、家を出る前に道具が緩んでいないか必ず確認してください。

家での過ごし方

家の中で快適に過ごすためには、便利グッズを上手に使うのがおすすめです。おしっこの回数が増えたり、メスの出血があったりする時期は、部屋が汚れてしまうのを防ぐために「マナーウェア(犬用のオムツ)」を履かせてあげると良いでしょう。

また、トイレシーツを普段より広い範囲に敷き詰めておくことで、失敗したときの掃除の負担を減らすことができます。部屋が汚れるストレスが減れば、飼い主も穏やかな気持ちで愛犬に接することができます。

ドッグランの利用

多くの犬が集まって自由に走り回るドッグランですが、発情期の期間中は利用を絶対に控えるのがマナーです。

発情中の犬が1匹いるだけで、周囲のたくさんの犬たちが興奮してしまい、普段からは想像もできないような大きなケンカやトラブルに発展してしまう危険性があります。

愛犬を守るためだけでなく、他の飼い主や犬たちに迷惑をかけないためにも、発情のサインが見られている間はドッグランや犬連れが集まる場所へのお出かけは我慢しましょう。

まとめ

ソワソワする犬

愛犬が発情期を迎えたときは、いつもと違う行動に驚くかもしれませんが、優しく見守りながらサポートしてあげましょう。

飼い主が落ち着いて対策をすることが、犬の安心に繋がります。もし、おしっこの失敗や体調の変化で困ったときや、不安なことがあるときは、一人で悩まずに獣医師に相談するようにしてくださいね。

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