犬がもたらす幸せホルモン『オキシトシン』とは?愛犬と触れ合うことで得られる効果まで

2026-07-04 11:00

愛犬といると幸せな気持ちになるのはなぜなのか。それには幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が関係しているとされています。この記事では、オキシトシンの特徴や効果を詳しく解説します。

幸せホルモン「オキシトシン」とは?

なでられているジャックラッセル

犬の飼い主さんの中には、「オキシトシン」という言葉を聞いたことがあるという人も少なくないと思います。

そもそも「オキシトシン」とは、主に哺乳類の脳にある視床下部から分泌される神経伝達物質(ホルモン物質)です。

このホルモンは出産時に大きな役割を果たすとされていて、子宮収縮や母乳の分泌を促す働きがあり、さらに母子の愛着形成にも関係するということがわかっています。

そのような働きから、「母性ホルモン」や「愛情ホルモン」「絆ホルモン」などという名前でも呼ばれるホルモンです。

さらに、母子だけでなく信頼関係を築いた相手とのコミュニケーションの中でも分泌されることがわかっており、お互いの精神面や感情面に多大な影響を及ぼすとされています。

犬と飼い主さんの関わりでも分泌されて、それによって幸せな気持ちになったり絆が深まったりすることから、「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれるようになりました。

オキシトシンの効果

重ねる人と犬の手

母子をはじめとした親しい関係にあるもの同士の関わりの中で分泌される「オキシトシン」には、以下のような効果・働きがあると考えられています。

  • 幸福感や安心感を感じる
  • 相手への信頼が高まる
  • ストレスが軽減される
  • 心身ともにリラックスする
  • 不安感が減少してポジティブになる
  • 記憶力や学習能力が向上する
  • 血圧や血糖値が安定する
  • 一時的に痛みが軽減する
  • 神経伝達がスムーズになる
  • 免疫力が高まる
  • 認知症予防やASD治療に役立つ

これらはオキシトシンそのものの作用だけでなく、「オキシトシン」が増加することによってほかの物質も分泌されたり相互作用が働いたりすることによるものとされています。

自律神経のバランスを整える働きがあるため、心身に様々な好影響を及ぼします。

飼い主さんが愛犬とのスキンシップの中で「幸せだな」と感じたり、リラックスできたりするのは、「オキシトシン」が深く関係しているのでしょう。

オキシトシンはいつ分泌される?

ハイタッチする女性と子犬

犬を飼っている人に深く関係する「オキシトシン」が分泌されるのは、親しい間柄の人や信頼関係のある動物と触れ合ったときだとされています。

スキンシップはもちろん、触れ合わなくても愛情を持って目を合わせるだけでも分泌されます。

そのほかにもアロマの香りを嗅いだり、リラックスできる音楽を聞いたりと五感で心地よさを感じたときや出産・授乳時にも分泌されることがわかっています。

犬と飼い主さんは多くが信頼関係で結ばれていて、お互いに愛情を持っているため、そばで寄り添ったりなでたりするだけで「オキシトシン」が分泌されて幸せな気持ちになります。

ただし、触れ合いによって「オキシトシン」が分泌されるのは、あくまでもお互いに望んでいる形でのスキンシップやコミュニケーションであることが前提です。一方が強引に触れたり落ち着けない状況下にあったりする場合は分泌されない可能性があります。

まとめ

寄り添う犬と女性

愛犬と過ごす時間の中で「幸せだなぁ」と思ったり、疲れが取れて癒されるように感じたりする人はたくさんいるでしょう。

漠然と感じていたその気持ちには、「オキシトシン」が深く関係しているのかもしれません。

また、「オキシトシン」は犬にも分泌されます。日頃から愛情を持ってコミュニケーションを取り、ぜひお互いが幸せだと感じられる毎日を送ってくださいね。

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