“あべし”じゃなく”安心”を! ダスキンと北斗の拳、まさかの介護コラボ

2026-07-25 08:00
“あべし”じゃなく”安心”を! ダスキンと北斗の拳、まさかの介護コラボ

介護は、備えができているかどうかを問う間もなく、ある日突然始まることが多い。そんな現実に向き合うため、ダスキンが展開する介護用品・福祉用具のレンタル・販売事業「ヘルスレント」は、介護への備えを促すプロジェクト「あしたのケア」の一環として、7月21日から異色のコラボレーションを始めた。コラボ相手は、1983年連載開始の伝説的アクション漫画で、2026年にリニューアルアニメ化された『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』。主人公ケンシロウが、介護の現場に寄り添う救世主「ケアシロウ」として現代に転生するという、とてもユニークな企画だ。

介護経験者の7割が「備えなし」で直面

コラボの背景にあるのは、介護が「ある日突然」始まるという現実だ。ヘルスレントが実施した調査では、介護経験者の約7割が「何も準備していない」状態で介護に直面していたことが分かっている。さらに、まだ介護を経験していない人に将来への備えを聞いたところ、こちらも約7割が「特に何も準備していない」と回答した。

厚生労働省の調査では、脳卒中や骨折・転倒をきっかけに突発的に介護が必要となるケースが約3割にのぼる※1。また、家族の介護・看護を理由に離職する人は年間およそ10万人に上るという総務省のデータもある※2。「突然性」と「情報不足」が重なることで、多くの人が一人で介護を抱え込みやすい状況にあるとヘルスレントは分析している。特に40〜50代は、当事者予備軍でありながら「まだ関係ない」と捉えられやすく、自分ごと化されにくい世代だ。

※1 厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』
※2 総務省『令和4年 就業構造基本調査』

ヘルスレントが積み重ねてきた「備えの文化」づくり

ヘルスレントは2022年から2024年にかけて「いま、親のいまを知ろう」プロジェクトを展開し、2025年からは「あしたのケア」プロジェクトとして、介護に関する情報へ早期から触れるきっかけづくりを続けてきた。介護を「困ったときに一人で抱え込むもの」ではなく、「早い段階から誰かに頼ることができるもの」へと意識を変えていくことを、事業の使命の一つに掲げている。

現場では、福祉用具専門相談員が利用者や家族の状況、疾患や状態に応じて用具を提案する。こうした支援は、介護が始まってから慌てて情報を探すよりも、あらかじめ相談先を知っておくことでより効果的に活用できる。今回の『北斗の拳』コラボも、こうした地道な情報発信の延長線上に位置づけられており、まずは「ヘルスレントという相談先がある」こと自体を、より多くの人に知ってもらう狙いがある。

伝説の男が現代に転生!ケンシロウの精神を受け継ぐ「ケアシロウ」

こうした課題に向き合うため起用されたのが、”弱き者に寄り添い、愛をもって人々を救う”ケンシロウの精神を受け継いだ「ケアシロウ」だ。ヘルスレントの現場で働く福祉用具専門相談員のあり方を、ケアシロウの姿に重ねている。

声優の武内駿輔さんがケンシロウ役を続投する形で、全5本のWebCMシリーズが公開されており、ブランドムービー「降臨篇」を皮切りに、介護に突然直面した人や福祉用具の選択に悩む人に向けて、「プロへの相談」「福祉用具レンタル」「利用者の意欲への寄り添い」「定期モニタリングの重要性」といった介護のヒントが描かれている。

取り組みは動画にとどまらない。コラボ特設サイトや公式ホームページでの情報発信に加え、全国のヘルスレント店舗ではケアシロウの描き起こし素材を使ったのぼりの掲出やノベルティ配布も行われる予定だ。相談窓口の存在を可視化し、介護への気づきから実際の相談へとつなげる導線を強化する狙いがある。

『北斗の拳』は累計発行部数1億部を超える国民的作品で、Prime Videoで第1クールが世界独占配信中、第2クールは2027年に放送・配信予定となっている。世代を超えて親しまれてきたキャラクターだからこそ、介護というテーマにも幅広い層の関心を引き寄せられるか注目される。

「お前はもう、備えている」————早めの情報収集が、家族と自身のライフスタイルを守る鍵に

介護が必要になってから慌てて手配をするのではなく、元気なうちから専門相談員の存在や福祉用具の活用方法を知っておくことは、自分自身の仕事や生活を守ることにもつながる。

まだ介護に直面していない世代にとって、「北斗の拳」という人気漫画(アニメ)の枠組みで介護の話題に触れる機会は、これまでになかった切り口かもしれない。今回のプロジェクトを通じて、同社は福祉用具の提供にとどまらず、早期での気づきと相談のきっかけを提供していく構えだ。

ケアシロウから「お前はもう、備えている」とお墨付きをもらえる人が増えていく——そんな安心できる社会の実現は、まずは「早めに知る」という私たち一人ひとりの意識改革や行動から始まっていくだろう。

ケアシロウ特設サイト:https://healthrent.duskin.jp/project/careshiro/
ダスキン ヘルスレント公式サイト:https://healthrent.duskin.jp/

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