ブラジルのタバコ関連医療費回収訴訟、裁判所が判決を下す準備を進める中、重要な節目を迎える

2026-07-31 00:00

Campaign for Tobacco-Free Kids代表兼最高経営責任者(CEO)Yolonda C. Richardson氏の声明

ワシントン, 2026年8月1日 /PRNewswire/ -- 2019年にブラジルのOffice of the Attorney General(Advocacia-Geral da União、略称AGU)が、喫煙によって生じた莫大な公衆衛生上の費用について、国内最大手の紙巻きたばこメーカー各社の金銭的責任を問うために提起した画期的な訴訟は、重要な節目を迎えました。AGUの主張を支持するFederal Public Prosecutor's Officeの意見書を含め、すべての訴訟書面の提出が完了しました。現在、この訴訟は、たばこ会社がブラジルにおける各社の紙巻きたばこのマーケティングおよび販売によって生じた損害について責任を負うかどうかに関する、ポルト・アレグレの連邦裁判所の判断を待っています。

この訴訟は、同国最大手の紙巻きたばこメーカー各社に対し、ブラジルの公的医療制度が負担した、科学的にたばこ使用との関連が認められている疾患にかかる医療費を補償するよう求めるものです。被告には、BAT Brasil(旧称Souza Cruz)およびPhilip Morris Brasil、ならびに両社の親会社であるBritish American TobaccoおよびPhilip Morris Internationalが含まれます。

この訴訟は、世界でも最も重要なタバコ関連の医療費回収訴訟の一つであり、ブラジルをはるかに超えて影響を及ぼす可能性があります。この訴訟が成功すれば、タバコ会社が自社製品によって引き起こされた莫大な健康被害や経済的損失について責任を負うべきであるという原則が、さらに強固なものとなるでしょう。

タバコの使用は、ブラジルの公的医療制度に莫大な負担を強いています。毎年、喫煙により約17万7,000人が死亡しており、タバコ関連疾患の治療にかかる医療費は推定750億レアル(約150億米ドル)に上るとされています。この訴訟では、たばこの製造および販売は合法的な活動であるものの、企業は自社製品によって生じた損害を社会に賠償する法的責任を依然として負っていると主張しています。

ブラジルの訴訟は、低・中所得国における同種の訴訟として、賠償責任の有無に関する判決を受ける段階に達した初の事例です。カナダや米国など、他の国々でも同様の医療費回収訴訟が提起されており、これらの国々では、政府がタバコ使用に起因する医療費の補償を得ることに成功しています。

タバコ産業は、ブラジルにおいて、甚大かつ十分に立証された公衆衛生上の被害をもたらしてきました。有利な判決が下されれば、ブラジルにとって大きな節目となるだけでなく、タバコ産業の責任を追及しようとする各国政府にとって重要な先例となるでしょう。

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