洞窟温泉で有名な「ホテル浦島・日昇館」がリニューアルオープン! 何度も帰りたくなる場所を目指して
浦島観光ホテル株式会社が運営する宿泊施設「ホテル浦島」の日昇館が2026年8月1日にリニューアルオープン。オープンに先立ち、7月27日にプレス向け発表会が開催されました。
新しい形に生まれ変わったホテル浦島の魅力とこれからの挑戦に迫ります。
ホテル浦島を和歌山県の未来を育む宝に

1956年の創業から70年。地域一体となって新たなホテルづくりを行ってきたホテル浦島は、次の時代に向けて新たな一歩を踏み出しました。

株式会社日本共創プラットフォーム代表取締役会長・冨山和彦氏は「和歌山県の宝であり世界の宝になりうる場所だと思います」と、長い歴史と伝統を紡いだホテルの魅力を語ります。「10年後、20年後、30年後のことを考えて経営していきたいですし、孫の世代にも引き継ぐことができる施設になるよう、70年後にもまたさらに素晴らしい式典ができるよう努めたいです」と強い意気込みを示しました。

浦島観光ホテル株式会社代表取締役社長・松下哲也氏は「その土地にしかない、地域が育んできた魅力を磨いて受け継ぎ、お客様の心に残る時間を作るという使命があると思っています。」と決意を表明。
「ホテルの価値は、建物・食事・サービス・地域の物語・人で決まります。美しく生まれ変わった空間を、本当の意味でお客様の心に残るものにするために、日々挑戦と改善を重ねながらこれからも歩んでいきたいです」と語りました。
発表会の中盤では、地域を代表し、和歌山県知事・宮﨑泉氏、那智勝浦町長・堀順一郎氏からの祝辞も。関西はもちろん、日本を代表する宿泊施設になってほしいと激励が寄せられました。
リニューアルのコンセプトは「うらしま浪漫」

次に、浦島観光ホテル株式会社副社長・大塚陽介氏がホテルの新しいロゴマークを発表。リニューアル改装事業の見どころを語りました。

1989年、専用トンネルの工事が始まり、1993年に開業した日昇館は、太平洋を一望する景色が魅力的な、ホテルのシンボル的存在です。
次の世代へ繋ぐためにリニューアルを決意したとのことで、新しいコンセプトは「うらしま浪漫」。なつかしさと洗練された美しさを掛け合わせたデザインに仕上げました。

閉会挨拶では浦島観光ホテル株式会社専務取締役・清水貞吾氏が登壇。「熊野の観光をより良い未来に繋ぐために、地域と共に歩み、100周年を見据えた挑戦を続けたいです」と結びました。
ホテル浦島の新たな門出に今後さらなる注目が集まりそうです。
見どころを厳選!生まれ変わった日昇館の全貌とは

ホテル浦島を構成する4つの館のうち、今回リニューアルの対象に選ばれたのは、シグネチャービルディング的な存在であり、本館ロビーと太平洋の美しい絶景を臨むことができる日昇館です。洞窟温泉「玄武洞」にも近く、市場の反応が期待できることから工事が決定しました。
海を臨む、和モダンで洗練された雰囲気の客室

まず注目したいのは客室です。5階から8階の部屋を一新し、和の温もりと洋の快適性を融合した空間に生まれ変わりました。なにもしない至福の贅沢を味わうことができます。

部屋タイプは大きく分けて「スイート」と「モダン和室」の2タイプ。ソファや琉球畳、洗面ボウルなどを全面的にリニューアルし、テレビも50インチのものに入れ替えました。

モダン和室は、宿泊する人数によって異なる部屋の種類が用意されており、ひとり旅からカップル・夫婦・ファミリー層・友人同士の旅行など、さまざまなニーズへの対応が可能です。

最上階である8階の一部客室にはコーヒーマシンも用意されており、ミニバーを楽しむこともできます。

日昇館を象徴する絶品レストラン

「食」にも今まで以上に力を入れたとのこと、日昇館を象徴する新しいレストラン「Chef’sLive Kitchen URASHIMA」では、紀州の恵みとライブ感あふれるビュッフェを楽しむことができます。

窓からのオーシャンビューに合わせて壁面はブルーカラーに仕上げました。海を見渡すことができる開放感はひとしお。上質なくつろぎの時間を過ごすことができそうです。

料理長の半田勝也氏は、ANAインターコンチネンタル東京やウェスティンホテル東京など、国内外の名だたるホテルで料理長を務めた経歴を持つ、フレンチを得意とするシェフです。

「ビュッフェスタイルで好きな料理を好きなだけ楽しんでほしいですね」とコメントをいただきました。

ワインや地酒と相性の良い料理も多く揃え、特産品である生まぐろなど、地域の美味しい食材を活かした新しい食を提供します。美味しい料理に舌鼓を打つのも旅の醍醐味です。

まるで海中! 新たなフォトスポット

本館・日昇館・なぎさ館を結ぶうみのトンネルは、海・食・土産・アートが融合した新たな館内回遊スポット。

従来はシンプルな道の両脇に土産物屋が並ぶ空間でしたが、海の中をイメージしたネオンが彩る空間に生まれ変わり、海中スタンドバーや、おつまみのクレーンゲームが楽しめるゲームコーナー、ホテル浦島セレクトの土産物を購入することができるマルシェエリアなど、単なる移動手段からエンターテインメント空間へと進化しました。

思わず写真を撮りたくなるフォトスポットも豊富で、歩くだけでもワクワクした気持ちになります。

本館ロビーも刷新

ホテル浦島の顔となる本館ロビーも大きくリニューアルしました。那智勝浦らしい伝統工芸が迎える一期一会の空間を目指し、インテリアを刷新。最新のセルフチェックイン機も複数台導入し、従業員の効率化も実現しています。

ロビーからシームレスに続くブルーラウンジは、自由な時間を創造する場所に。

海をイメージした絨毯が爽やかな雰囲気を演出しています。チェックイン・チェックアウト後のくつろぎ場所として宿泊客の憩いの場になりそうです。

ホテル浦島といえば、天然の洞窟温泉。「玄武洞」も営業再開

ホテル浦島の象徴といえば、洞窟温泉。本物の洞窟を掘ってつくられた「忘帰洞」と「玄武洞」は温泉好きなら見逃せない魅力的な場所です。日昇館1階に位置する「玄武洞」はリニューアル工事に伴い閉鎖していましたが、このたび満を持して営業を再開します。

朝と夜、それぞれ異なる雰囲気の絶景を眺めることができる至福のひととき。神秘的な空間で贅沢な時間を楽しむことができます。

2つの温泉を入り比べてみるのも良いですね。

地域の価値をさらに高める、那智勝浦を象徴するホテルへ。

8月1日のリニューアルオープンに向けて準備を進めるホテル浦島。2024年、代表取締役社長に就任した松下哲也氏にお話を伺いました。
まずはリニューアル工事を終えた現在の心境を尋ねると、「本当に良いものができたなという実感と、これをしっかりと販売して、お客様に喜んでいただいて良い評価をいただくためにもっとエネルギーを使わないといけないなと思っています」とコメント。
生まれ変わった客室に関しては、「色使いなどさまざまなデザインのポイントがありますが、ソファを窓辺に配置するなど、部屋から見える海をどれだけ大切にしているかというところを一番重視しました」と見どころを解説しました。

ホテル浦島の既存ファンの方もいる一方で、このエリアの自然や景色が好きな方、温泉が好きな方が多いと松下氏は分析します。
「リニューアルしたことで、もっと太平洋の絶景を間近で見て感じていただき、自然をしっかり満喫できる、新しい過ごし方を味わってもらえる仕様になったと思っています」と、自然豊かな那智勝浦の魅力を存分に活かしたリニューアル工事への手ごたえを語りました。

また、ホテル浦島は数十年ぶりに再訪するという方も多いそう。訪問サイクルを短くする……つまり、来年もまた来よう、夏に来て良かったから冬も泊まってみようと思ってもらえるように努めたいと強い意気込みを語ります。
「20年ぶりに来ていまの浦島を見たら、本当に同じホテル?とびっくりすると思いますが(笑)」とのこと、久しぶりに訪れてその変化を味わう楽しみ方もありそうです。

改善や挑戦を繰り返していくことが、ホテル浦島に託された使命。
昭和のレトロゲームが今の若い世代の目には新鮮に映るように、いま新しく感じているものもいずれは古くなっていきます。

「経年劣化したものは直し、デザインをアップデートし続けることが必要であり、大型ホテルというスタイルのまま、お客様をおもてなしし、美味しいまぐろ料理を出すということを続けることが使命なのではないかなと思います」と自身の見解を述べました。

北海道から沖縄まで全国各地のホテル業界で長くキャリアを積み、今回縁もゆかりもなかった和歌山の地で社長に就任した松下氏は、県民の温かさと優しさに驚き、感動したと言います。
いちホテルの70周年リニューアルにこれだけ多くの人が集まったのも、ホテル浦島が地域に長く愛され、根付いてきた場所だからこそ。
「もっと多くの人にその魅力を知ってもらうために国内外に向けて積極的にプロモーションしていきたいと考えています」と力強く語りました。

最後に、リニューアル後のホテルに興味を持った方に向けてメッセージをいただきました。
「ホテル浦島の洞窟温泉は、ずっと変わらない我々の価値です。それに加えて、今回のリニューアルでは食や部屋の価値も高めました。ぜひ食事と温泉を楽しみに、那智勝浦、熊野エリアにお越しください。このエリアは美味しいです!」