「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ない! 誰も教えてくれない”無自覚臭”とは

2026-08-12 11:30
「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ない! 誰も教えてくれない”無自覚臭”とは

他人の服や家のニオイには、なぜか敏感に反応してしまう。それなのに、自分自身のニオイとなると急に鈍感になる。そんな経験はないだろうか。実はこれ、気のせいでも個人差でもなく、人間の鼻に備わった性質による現象だ。花王の消臭剤ブランド「リセッシュ」は、この現象を「無自覚臭」と名付けた。

リセッシュは2026年8月11日(火)から14日(金)までの4日間限定で、渋谷に体験型店舗『焼肉リセッシュ亭』をオープンする。その一般公開に先駆けて、報道関係者向けの体験会が都内の焼肉店で開かれ、花王株式会社 ファブリックケア事業部 ブランドマネージャーの多田佳祐氏が登壇。無自覚臭という概念を打ち出した狙いを説明した。

鼻はニオイにすぐ“慣れて”しまう

無自覚臭とは、鼻がニオイに慣れてしまうことで、自分では気づきにくくなっている衣類や布製品のニオイのことだ。スポーツ後にしみついた汗や皮脂のニオイ、ランチに行った後の焼肉臭、喫煙による煙草のニオイ、旅行から帰って玄関を開けた瞬間に気づく自宅のニオイ。挙げていくと、思い当たる場面は意外と多い。

これは嗅覚順応と呼ばれる仕組みによるものだ。同じニオイを嗅ぎ続けると、脳がそのニオイの情報を「重要ではない」と判断し、徐々に感じにくくなっていく。焼肉店に入った直後はニオイを強く感じても、食事が進むうちに気にならなくなるのはこのためである。そして厄介なのは、そのニオイが服や髪にしっかり染みついたまま、本人だけが気づけない状態になっている点だ。

体験会の場で多田氏は、無自覚臭について「自分が気づかないだけじゃなくて、他人の服のニオイに対してもなかなかちょっと指摘しにくい」ものだと説明した。誰もが感じているのに言葉にしにくい、生活者の“モヤッと”を解消したいという思いから、この概念を提唱したという。

7割は気づくのに、自分ごとになると半分以下

花王が20〜50代の男女2,000人に調査したところ、他人の服や家のニオイが気になった経験がある人は7割(70.0%)にのぼった。一方で、自分自身のニオイを心配したことがある人は45.5%にとどまっている。人のニオイは気になっても、自分のニオイにはどこか無頓着になってしまう。誰にでも心当たりのある話ではないだろうか。

調査への回答者からは「確かに自分では気づかない」「加齢臭も気になる」といった共感の声が多く寄せられたという。ただの共感で終わらず、「ケアできる商品があるなら使ってみたい」という声も少なくなかったそうだ。

リセッシュが選んだ消臭の考え方

無自覚臭への向き合い方として、リセッシュは香りでニオイを覆い隠す「マスキング消臭」ではなく、ニオイの元となる成分を中和して無臭化する「中和消臭」を技術の核に据えている。2005年の発売から22年、この技術を軸に商品開発を重ねてきたという。今年のリニューアルでは、主力商品「デオドラントパワー」に配合する特許消臭成分の量を1.2倍に増やし、消臭力を高めたそうだ。

多田氏はブランドの目指す先について、「ニオイに伴う不安やストレスをリセットして、心までリフレッシュすることで、人と人とが気持ちよく過ごせる社会」をつくりたいと語った。単にニオイを消すことがゴールではなく、その先にある気分や人間関係の心地よさまで見据えているという。

そのうえで多田氏が繰り返し強調したのが、「気になってから消す」のではなく「気になる前にあらかじめリセットして清潔に保つ」という発想だ。従来の消臭が“事後対応”だったのに対し、無自覚臭という視点は“予防”に近い。気づく前にケアしておくという、消臭の意味合いそのものを少し変える考え方だ。

なぜ焼肉店で“体感”させるのか

ニオイへの気づきにくさを分かりやすく伝えるため、リセッシュが選んだ舞台が焼肉店だった。ニオイが衣類に染みつきやすいうえ、食事中に鼻がすっかりニオイに慣れてしまう、無自覚臭を体感するにはうってつけの場所だからだ。言葉で「気づけないニオイがある」と説明されるより、実際に鼻がニオイに慣れていく過程を自分の体で味わうほうが、はるかに納得感がある。

なぜここまでして“体験”にこだわるのか。多田氏は、嗅覚と実体験は「生成AIじゃ絶対にできないこと」だと語る。情報や知識としてではなく、五感を通じて記憶に残す。だからこそ実際にニオイを嗅ぎ、体感してもらうことに意味があると強調した。

一足先に体験してきて分かったこと

一般オープンに先駆けて開催された先行取材会にて実際に体験をしてきた。

今回の体験会は、「無自覚臭リセット隊」への入隊をテーマにした構成になっており、まず無自覚臭についての基礎知識を学んだのち、英気を養うための焼肉タイム、嗅覚を使ったニオイ当て実験、そして入隊試験へと進む流れだ。見事合格すると、リセッシュの現品と任命証が贈られる。

体験会の会場は、「無自覚臭あるある」を詠んだ割り箸袋やパロディポスターで彩られ、遊び心のある空間になっていた。まずは『嗅覚直撃中落ちカルビ』、『ニオイ背徳クライマックス黒毛和牛上カルビ』などのニオイを想起させる特別メニューを、飲み放題付きでまったりと楽しむ。

約60分間、肉とお酒を満喫し、すっかり満足感に浸っているうちに、自分の鼻が焼肉の煙や脂のニオイにすっかり順応していることに気づく。そこへ、「無自覚臭実験BOX」が運ばれてきた。

箱の中に仕込まれたニオイを当てるという至極シンプルな検証なのだが、実際にニオイを嗅いでみると、これが驚くほどわからない。実験用の箱に鼻を近づけた瞬間、中に入っているもののニオイがぼやけて感じられ、自信を持って答えることができなかった。正解を聞いてようやく「言われてみれば」と納得できたのだが、嗅覚というものの頼りなさを実感させられた。

自分のニオイには、自分が一番気づけない。当たり前のようで、意外と忘れがちなその事実に、改めて向き合うきっかけになった時間だった。

これまでは「ニオイが気になったら消す」のが当たり前だと思っていたが、自分の鼻が麻痺している以上、その「気になる瞬間」自体がすでに遅いのだと思い知らされた。焼肉を食べた後や汗をかいた後、自分の感覚をアテにするのではなく、先回りしてリセットしておく。そんな新しい習慣が、これからのニオイ対策のスタンダードになるのかもしれない。

【焼肉リセッシュ亭 開催概要】
一般オープン期間:2026年8月11日(火)〜8月14日(金)※4日間限定
開催場所:東京都渋谷区道玄坂1-5-5 藤木ビル2F
参加費:2,500円(税込)※5,000円相当の特別焼肉コース+飲み放題付き
体験枠:各日120分の完全入れ替え制(①15:00〜 ②18:00〜 ③21:00〜 ※最終日は第2枠まで)
予約方法:先着事前予約制(※8/14の最終枠のみ当日18:00より整理券配布の先着順)
公式X:https://x.com/resesh_ex

なお、会場の写真に「#無自覚臭までリセッとこ」「#リセッシュ」「#PR」の3つのハッシュタグを添えてSNSに投稿すると、コース代金がリセットされ無料になるとのこと。

リセッシュはこの「無自覚臭」をテーマにした新TVCM「服」篇・「家」篇(お笑いコンビ・たくろう出演)を、2026年8月3日(月)より全国で放映中だ。CMは花王公式サイトでも視聴できる。

https://www.kao.co.jp/resesh/cm
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