LG21ヨーグルトを4週間続けたら? コーヒーによる胃もたれに見られた変化

2026-08-16 08:00
LG21ヨーグルトを4週間続けたら? コーヒーによる胃もたれに見られた変化

ほっとひと息つきたい朝や、仕事の合間に気持ちを切り替えたいとき、自然と手が伸びるコーヒー。香りや苦みを楽しみにしている一方で、飲んだ後の胃もたれやムカムカが気になり、少しだけためらってしまう人もいるだろう。好きなコーヒーは我慢したくないが、胃への負担も見過ごしたくない。そんな悩みに関わる興味深い調査結果がまとまった。

今回行われたのは、コーヒーを飲んだ際に胃の不快感を覚える成人女性を対象に、LG21乳酸菌を含むヨーグルトを4週間継続して摂取してもらうアンケート調査である。調査後には、胃もたれをはじめ、胃のムカムカ感や胃痛、胸やけなど、複数の症状で改善が確認された。毎日の身近な食習慣が、コーヒータイムを心地よく楽しむためのヒントになるかもしれない結果だ。

コーヒーを飲む成人女性15人を4週間調査

調査の対象となったのは、日常的にコーヒーを飲み、カフェインを摂取した際に胃の不快感を自覚する成人女性15人である。対象者は4週間にわたり、「明治プロビオヨーグルトLG21」を毎日1個摂取した。調査中もコーヒーは平均して1日3~4杯程度飲み、飲用量や飲むタイミングは、できる限り普段と同じ状態に保たれた。

変化を確認した症状は、「胃もたれ」「胃のムカムカ感」「胃痛・キリキリ感」「胸やけ・胃酸が上がる感じ」などである。それぞれの不快感を7段階(0:まったく感じない 1:ごくわずかに感じる 2:わずかに感じる 3:軽く感じる 4:ややはっきり感じる 5:はっきり感じる 6:非常に強く感じる)で記録し、ヨーグルトを食べ始める前と、4週間後のスコアが比較された。

胃もたれがほとんどない人は0%から86.7%へ

調査結果の中でも、特に大きな変化が表れたのが「胃もたれ」である。症状スコアが0または1の人を「ほとんど症状がない人」とした場合、調査開始前の割合は0%だった。つまり、対象者全員がコーヒーを飲んだ際に、ある程度の胃もたれを感じていたことになる。

ところが、LG21乳酸菌を含むヨーグルトを4週間継続した後には、「ほとんど症状がない人」の割合が86.7%まで増加した。対象者一人ひとりのスコアを見ても、多くの人で胃もたれの程度が低下している。

好きなコーヒーを飲み続けながら、胃もたれの感じ方にここまで大きな変化が見られた点は、日頃から胃への負担を気にしている人にとって関心の高い結果といえるだろう。

ムカムカ感や胃痛、胸やけにも改善

変化が確認されたのは、胃もたれだけではない。4週間の継続摂取により、「胃のムカムカ感」「胃痛・キリキリ感」「胸やけ・胃酸が上がる感じ」を含む4つの症状すべてで、症状スコアが統計学的に有意に改善した。

興味深いのは、症状によって変化が見られ始める時期に違いがあったことだ。胃の動きと関係すると考えられる胃もたれやムカムカ感は、ヨーグルトを食べ始めてから約1週間で改善が確認された。一方、胃酸の影響を受けやすい胃痛や胸やけは少し遅く、開始から2~3週間後に改善が見られた。

すべての症状がすぐに変わるわけではなく、少しずつ違いが表れている。数日で判断するのではなく、ある程度の期間続けることが、変化を見極めるポイントになりそうだ。

コーヒーの刺激から胃を守った可能性

コーヒーを飲んだ後に胃が重くなったり、胸やけを感じたりする背景には、カフェインなどの成分が関係している。カフェインには胃酸の分泌を促す働きがあり、人によっては胃もたれや胃痛につながることがある。また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸も、胃への刺激の一部に関わっている可能性があるという。

一方、胃の表面は「胃粘液層」と呼ばれる粘液で覆われている。これは、強い胃酸が胃の表面に直接触れないように守る、バリアーのような存在である。LG21乳酸菌には、このバリアーに関わる成分の産生を促す働きが報告されている。さらに、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質も胃の表面に付着し、胃酸などの刺激から守る働きを支えているという。

難しく考えず、「胃を刺激から守る薄いコーティングを、ヨーグルトがサポートした可能性がある」と捉えると分かりやすい。今回の調査で胃もたれや胸やけなどに変化が見られた背景には、こうした胃を守る働きが関係しているようだ。

変化を確かめるなら約1カ月が目安

今回の調査では、症状によって変化が見られるまでの期間に違いがあった。胃もたれや胃のムカムカ感は、LG21乳酸菌を含むヨーグルトを食べ始めてから約1週間で改善が確認された。一方、胃痛や胸やけ、胃酸が上がる感じについては、変化が表れるまでに2~3週間ほどかかっている。そのため、数日だけで判断するのではなく、自分に合っているかを確かめるには、1カ月程度続けることがひとつの目安になるという。

症状によって変化のタイミングが異なるからこそ、少し長い目で様子を見ることがポイントになりそうだ。

<プロフィール>
古賀泰裕(こが・やすひろ)氏
一般社団法人日本プロバイオティクス学会理事長、東海大学名誉教授。九州大学医学部卒業後、東海大学医学部教授などを歴任し、長年にわたりプロバイオティクスの研究開発に携わっている。LG21乳酸菌の第一発見者としても知られ、関連分野の著書を多数手がけている。

いつものコーヒータイムを心地よく

コーヒーは、気持ちを切り替えたり、ほっとひと息ついたりする時間に欠かせない存在でもある。だからこそ、胃の不快感があっても、好きな一杯を簡単には諦めたくないと感じる人は多いだろう。

今回の調査で印象的なのは、コーヒーの飲み方を大きく変えるのではなく、毎日LG21乳酸菌含有ヨーグルトを食べるという身近な習慣に可能性が見られたことだ。特別な準備が必要なく、普段の生活に取り入れやすい点にも親しみが持てる。

もちろん、胃の状態や感じ方は人によって異なる。それでも、コーヒーを飲んだ後の不快感を「仕方がない」で終わらせず、日々の食習慣から胃をいたわる方法を考えてみるのもよさそうだ。

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