犬は『飼い主に似る』と言われるのはなぜ?科学的根拠はあるの?見た目や性格が形成される要因とは
「犬は飼い主に似る」といわれることがありますが、それは本当なのでしょうか?この記事では、その根拠や考えられる要因について詳しく解説します。
犬は「飼い主に似る」?科学的根拠は?

「犬と飼い主の見た目や性格が似ている」ということはめずらしいことではありません。
飼い主さん自身がそう感じたり、その友人・知人からそういわれたりすることもあるのではないでしょうか。
その事象は、犬好きな人の希望や単なる迷信というだけでなく、世界各国での様々な研究によって根拠が示されています。
例えば、日本の関西学院大学では犬と飼い主の写真を用いてペアをつくる実験がおこなわれ、「犬と飼い主は顔の中でも特に目つきが似る」という結論が出されました。
アメリカの複数の大学からも、犬と飼い主の顔の類似性に関する論文が発表されています。
さらに、犬と飼い主の性格についても、飼い主本人や周囲にいる第三者へのアンケート調査などから類似性の存在が認められています。
犬の見た目や性格が形成される要因

似ている犬を選ぶ傾向がある
犬と飼い主が似ているといわれることが多い要因のひとつが、「そもそも飼い主自身に似ている犬を選んで飼い始めた」ということです。
ペットショップやブリーダー、保護施設などから、これから家族になる犬を見つけるとき、飼い主は無意識に見た目や性格が似た犬を選ぶ傾向があります。
見た目や雰囲気が似ているものに対して親しみや安心感を持つことは多く、長く生活を共にする愛犬選びのときには、その意識が強く働くことがあるのです。
生活習慣による影響
犬の性格や行動は、元々持って生まれた気質だけで成り立つのではなく、成長過程での経験や周囲の環境の影響も強く受けると考えられています。
飼い主が外出を好み、友人や知人と会う機会も多いアクティブなタイプの場合、犬も同じような経験を重ねてオープンな性格になることがあります。
反対に、飼い主がインドア派で静かな環境を好む場合、犬もそうした環境に安心感を持つようになる傾向があるとされています。
また、見た目についても食事や運動といった日常の習慣が影響を与えることがあります。
人間の場合は自分自身の意思でそれらを選び取ることができますが、犬は飼い主の選択で決定されているため、どうしても飼い主の好みや健康意識に左右されがちです。
こうしたことから、犬と飼い主の体型や行動が似てくることが多いと考えられています。
性格が表情にあらわれる
犬の性格や行動だけでなく、顔そのものが飼い主に似てくるといわれることもあります。
もちろん、犬と人間では顔の構造が異なるため、まったく同じようになるわけではありませんが、雰囲気や表情が似ることで「顔が似る」といわれると考えられています。
ひとつの状況に対して犬と飼い主が同じような感情を持つと、似た表情や仕草をすることがあります。観察する能力が高い上、ほかの動物よりも表情筋が発達している犬は、飼い主の表情を真似することもめずらしくありません。
さらに、犬は信頼している相手の感情に共感する能力があるため、それもまた「似ている」といわれる要因のひとつだとされています。
まとめ

犬の性格や行動は、良くも悪くも飼い主の影響を受けて似た傾向を持つようになります。
自分の持つ気質が愛犬の生活にとってどのような影響があるか、ぜひ一度考えてみましょう。
もちろん、自分の生活習慣や考え方を変えることは簡単なことではありませんが、愛犬のためにできることはないかを意識してみてください。
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