9月1日防災の日に考える「日常と非常時を分けない暮らし」 9割が共感のフェーズフリーとは?

2026-09-01 13:00
9月1日防災の日に考える「日常と非常時を分けない暮らし」 9割が共感のフェーズフリーとは?

9月1日は「防災の日」。今年は地震だけでなく、大雨による災害のニュースも相次いでいる。7月には熊本県で最大震度7を観測する令和8年熊本地震が発生したほか、千葉県をはじめ各地でゲリラ豪雨による大きな被害も報告されている。地震も水害も、いつどこで起きてもおかしくない、そう実感させられる出来事が続いている。折しも今年は防災庁設置法が公布され、11月には防災庁が発足する予定など、国全体で防災・減災への機運が高まっているタイミングでもある。

こうした中、マスターロック・セントリー日本株式会社(MLSJ社)が実施した『2026年防災にまつわる調査』で、被災経験者ほど“ある考え方”に強く共感しているという結果が明らかになった。

そもそも「フェーズフリー」とは

内閣府が普及を図る「フェーズフリー」とは、「日常」と「非常時」を明確に分けて備えるのではなく、普段の暮らしの中に防災につながる機能や仕組みを取り入れる考え方だ。たとえば、防災用品を収納できるスツールを、普段は玄関で靴を履くための椅子として使い、災害時にはそのまま防災バッグとして持ち出す、といった発想がこれにあたる。非常時専用の特別な防災用品を“買って備える”のではなく、日常的に使いながら、いざという時には命や暮らしを守る役割を果たすアイテムが注目されている。

調査によると、この「フェーズフリー」という言葉を「知っていた」「ある程度内容を知っていた」と答えた人は全体で36.9%、3人に1人にとどまった。ところが、被災経験がある人に限ると、この割合は61.4%まで跳ね上がる。実際に災害を経験した人ほど、フェーズフリーという考え方の存在を認識しているという結果だ。

共感度についても同様の傾向が見られた。「普段使っている物を災害時にも役立てる」という考え方に共感すると答えた人は全体で79.3%だったのに対し、被災経験者では88.7%と、9割近くにのぼった。

避難時に約7割の人が「自宅にあるものが気になった」

調査では、実際の被災経験者156人に、地震発生時の行動についても詳しく聞いている。

身の安全を確保した後、すぐに避難できたかという問いには、「少し迷ったが、比較的すぐに避難できた」が45.3%と最も多かったが、「迷いや準備に時間がかかり、避難が遅れた」人も16.7%、「一度避難した後、自宅や建物に戻った」人も12.0%存在した。

さらに印象的なのが、「自宅にある大切なものを取りに戻りたい」と思ったことがあるかという設問だ。「実際に取りに戻った」が33.1%、「取りに戻ろうとしたが、やめた」が34.7%で、合わせて67.8%、実に7割近くの被災経験者が、家に置いてきたものを気にかけた経験を持っていた。

避難をためらった理由として最も多かったのは「通帳や印鑑、重要書類を持ち出そうとした」で34.2%。すぐに命に関わるものではないはずの物が、避難の迷いを生む一因になっていることがうかがえる。

一方で、「大切なものが守られているという安心感があれば、『取りに戻る』という行動を防げると思うか」という問いには、全体の81.8%、被災経験者では88.7%が「そう思う」と回答した。大切なものの保管場所さえ確保できていれば、避難時の迷いを減らせると考える人が多いということだ。

【調査概要】
調査名:2026年防災にまつわる調査
調査対象:全国20〜70歳の男女340名(地震による被災・生活への影響経験者156名、影響のない人184名)
調査期間:2026年8月19日〜8月21日
調査方法:インターネット調査
実施:マスターロック・セントリー日本株式会社(https://masterlocksentry.jp/)

「持って逃げる」から「置いて逃げる」へ

こうした調査結果は、防災の備えに新しい視点を投げかけている。非常食や水を「備蓄する」という発想だけでなく、普段から使っているものの置き場所自体が、いざという時の行動を左右するということだ。

MLSJ社は、その一つの答えとして、耐火・耐水性能を備えた金庫の活用を提案している。普段は通帳や印鑑、契約書など紛失しやすい大切なモノをまとめておく収納スペースとして使いながら、災害時には火災や浸水から守る役割に切り替わる、という考え方だ。

同社代表取締役の安藤亮平氏は、「大切なものを守る場所を日頃から決めておくことで、いざという時には命を守る行動を最優先にできる」とコメントしている。

「何を持って逃げるか」ではなく「どうすれば迷わず逃げられるか」。防災の日をきっかけに、一度、家庭の備え方を見直してみてもいいかもしれない。

  1. 実家に帰省した男性→車のドアを開けた瞬間、大型犬が…あまりにも尊い『お出迎えの光景』が83万再生「もう存在が愛」「帰ってきて嬉しいんだ」
  2. ピックルボール船水雄太が準優勝 ! 世界ナンバー1に初勝利も「次こそタイトルをつかみ取れるように」【米国PPAツアー】
  3. トランプ大統領 サウジの要請でフーシ派への攻撃準備を指示も攻撃は当面見送り 直前に方針転換 米メディア報道
  4. 1歳半娘の子育て論【東出昌大】〝一緒にお父さんも麻辣湯食べに行こうかな〟自由奔放な本音トーク〝印税〟〝山暮らしのきっかけはスキャンダル〟〝自分は「軽薄」〟
  5. 【台風25号】東京都が災害即応対策本部を設置 青ヶ島村では通信障害
  6. 東京・大島町 10か所の避難所に男女80人が避難 午後2時時点
  7. 米テキサス州で移民当局が発砲 男性が重傷
  8. 【 森高千里 】「桐生名物をたっくさんいただきました!」ソースかつ丼に栗まんじゅう、アイスまで桐生を満喫したオフショット公開 赤いペイズリー衣装は「わたしもお気に入りです」
  9. 東京・大島町 10か所の避難所に男女63人が避難 午後1時時点
  10. 【停電情報】千葉県を中心に関東地方と静岡で約4750軒が停電 午後1時時点 東京電力PG
  1. 東国原英夫氏を書類送検 名誉毀損の疑いで SNS投稿めぐり元参議院議員・外山斎氏が刑事告訴
  2. 【台風25号】昼~夜遅くにかけ関東に接近へ 千葉で冠水、神奈川では土砂崩れ発生 静岡県と伊豆諸島含む関東甲信地方に「線状降水帯半日前予測」
  3. 【速報】神奈川県東部に「線状降水帯直前予測」発表
  4. 台風25号“今年一番の大雨のおそれ”夜にかけ関東接近へ 千葉県内42市町村で避難所開設 住宅被害8棟確認
  5. 【停電情報】千葉県を中心に関東地方と静岡で約4750軒が停電 午後1時時点 東京電力PG
  6. 【 加藤綾菜 】「めっちゃ切りましたね」髪を切った姿にフォロワー驚き「年齢と共に隠したいところもあるしこんな感じにしました」
  7. 【 森高千里 】「桐生名物をたっくさんいただきました!」ソースかつ丼に栗まんじゅう、アイスまで桐生を満喫したオフショット公開 赤いペイズリー衣装は「わたしもお気に入りです」
  8. 【台風25号】昼ごろ~夜にかけて関東地方に接近へ 大型で強い勢力維持しながら北上 千葉ですでに冠水などの被害
  9. 【台風25号】夜にかけ関東に最接近 昼から大雨・暴風のピークに…道路冠水するような猛烈な雨、千葉や茨城を中心に暴風で停電や倒木のおそれも【気象予報士解説】
  10. 1歳半娘の子育て論【東出昌大】〝一緒にお父さんも麻辣湯食べに行こうかな〟自由奔放な本音トーク〝印税〟〝山暮らしのきっかけはスキャンダル〟〝自分は「軽薄」〟
  11. 東京・大島町 10か所の避難所に男女63人が避難 午後1時時点
  12. 【台風25号 予報士解説】関東甲信地方にかなり接近へ…今後の雨のピークは?静岡県や関東では今後さらに雨風強くなる見込み【最新の進路予想】