全国5都市で試食イベント開催のパナソニックが、「Wおどり炊き」2026年最新炊飯器の体験会を開催

2026-09-07 13:30
全国5都市で試食イベント開催のパナソニックが、「Wおどり炊き」2026年最新炊飯器の体験会を開催

独自技術「Wおどり炊き」搭載の可変圧力IHジャー炊飯器の新製品『X9E』シリーズを今月発売したパナソニックが、9月4日にその体験セッションを開催した。9月から10月にかけて全国5都市で開催が予定されている「食べ比べ亭」の東京会場である六本木の東京ミッドタウンで行われた体験会では、開発者による技術紹介に加え、製品や米の状態の違いによる食べ比べ企画も実施。2013年の「おどり炊き」デビュー以来、まだまだ進化する同社の炊飯技術を体感してきた。

最上位モデルの炊飯器で炊いたご飯が試食できる「食べ比べ亭」を開催

米価の急激な変動、酷暑による品質の不安定化など、米を取り巻く環境が大きく変わる中、昨今はいろんなところで「毎日の米をどのようにおいしく食べるか」という関心の高まりを感じることが多い。「良い炊飯器選び」というのは、そうした話題の一番手にくるものだろう。

そんな中、この度、パナソニックが全国5都市で開催する「食べ比べ亭」は、同社の炊飯器の最上位モデルとベーシックモデルで炊いた米を食べ比べできる一般向けの試食イベントだ。この日の発表会会場である東京ミッドタウンでの9月5日・6日の開催を皮切りに、9月11日から13日には札幌市の「さっぽろオータムフェスト」、9月18日から21日には大阪市の「テレビ大阪YATAIフェス! 2026」、10月10日から11日には福岡市の「RKB カラフルフェス2026」、10月17日から18日には名古屋市の「名古屋まつり」での開催が予定されている。言うまでもなく、日本人の食卓に欠かせない米。最新鋭の炊飯器で炊いたご飯を食べられる機会は珍しく、食に関心がある人にとっては、きっと興味深い催しに違いない。

この日の体験会では、始めに同社・調理機器事業本部の平田順士副本部長が登壇。同社の炊飯器のあゆみが紹介された後、炊飯器市場の現状が語られた。

同氏によると、昨年の「令和の米騒動」における備蓄米の放出により、新米のおいしさに対する認識が改めて広まったほか、米の状態によって炊き方を変える必要があるという認識も広がったという。そして、そうした変化は炊飯器市場にも反映され、全体の出荷台数は横ばいながらも平均単価については大きく上昇。単価が高い高付加価値モデルへのニーズが高まっているそうだ。

同社にも、その影響が顕著に表れているという。同社が展開する上位モデル炊飯器の特徴といえば、「Wおどり炊き」と「ビストロ匠技 AI」という2つの独自技術だ。前者は、急減圧をともなう可変圧力技術による爆発的な沸騰力と、内外のIHを切り替えて泡の対流を起こす高速交互対流IHにより、米の一粒一粒にしっかり熱を伝えきる技術。後者は、米の水分量や室内温度などを見極めて炊き方を細かくコントロールしてくれる技術だ。昨年は両技術を搭載した「Bistro」ブランドの炊飯器が、前年比170%の販売数を記録したという。

「Wおどり炊き」の性能アップで、乾燥米を精米したてに近い状態で炊飯

続いて、同事業本部マーケティング企画センター 炊飯器商品企画課の林田章吾氏より、この度発売された『X9E』シリーズの製品説明があった。

『X9E』シリーズは、Wおどり炊き、ビストロ匠技AIに加え、リアルタイム赤外線センサー、加圧追い炊きポンプを搭載した最上位モデルだ。その紹介にあたり、林田氏はまず、昨今の「米の状態にあった炊き方」への関心の高まりにとって重要な技術であるビストロ匠技AIの進化について触れた。

「我々はごはんのおいしさを考えるにあたり、お米、水、火加減のバランスを常に意識し、早くからお米の鮮度や炊飯に使う水の成分などに着目してきました」と述べた同氏は、その研究の形として「釜の中の状態変化を捉え、最適な火力圧力を使って炊き上げる技術を開発してきた」と語る。

その成果といえるのが、2018年に初投入されたリアルタイム圧力センサー「鮮度センシング」だ。これが2023年には、沸騰検知センサーと釜底温度センサーを組み合わせた「ビストロ匠技AI」に進化し、約3200通りの炊き方を実現。さらに昨年には釜の温度をリアルに検知するリアルタイム赤外線センサーが追加搭載され、約9600通りの炊き方が可能になるなど、その精度を向上させてきた。

本技術を下地に、今回の新製品では、Wおどり炊きの「高速交互対流IH」の性能を向上。「いつも新米のようにおいしい」をコンセプトに、精米から一定期間が経って乾燥した米でも、ハリやみずみずしさが約6%アップした炊き上がりを実現した。

高速交互対流IHとは、IHを高速で切り替えることで泡の対流を発生させる技術だ。今回の進化では、炊き上げ工程における内対流の性能を強化し、米の中心までしっかりと吸水させることが可能に。さらに釜の底に備えたリアルタイム赤外線センサーによる細かな温度制御で、十分に吸水した状態の米を、糊化が進む60〜98度の温度帯でしっかり炊き上げる時間を確保。これにより、精米したての米のふっくらした食感に近づけることができるという。

説明を経て林田氏は、「日々の生活の中で、お米の状態が変わっていっても、いつもおいしいご飯を実感いただけると思います」と、新製品の性能に自信を伺わせた。

最上位モデルのご飯はどこまで味が違うのか?

その後の試食では、乾燥米を使った旧モデルと新モデルの炊きあがりの違いで、新モデルの性能アップを確認。続いて「食べ比べ亭」の来場者と同じ形での食べ比べも行われた。

用意されたのは、今回紹介している『X9E』シリーズの5合炊き機種「SR-X910E」と、「おどり炊き」搭載のベーシックモデル『N3E』シリーズの5合炊き機種「SR-N310E」で炊いた2種類のご飯だ。炊飯器の本体価格は前者が10万円前後、後者は3万円前後と大きな差があるとはいえ、どちらも同社の自信作。「果たして、同じ銘柄と状態の米で、そこまではっきりした違いが分かるものか」と、ちょっと自分の味覚を試されている気分になる。

果たしてその結果は……、お世辞抜きにその差は歴然だった。ベーシックモデルのご飯も十分においしいのだが、『X9E』シリーズのご飯はより香りが立ち、食感もみずみずしく、風味の余韻が長く感じられた。ご飯というシンプルな食べ物だけに、その違いをシンプルな言葉でしか伝えにくいところはあるが、このはっきりとした違いは、ぜひ会場に足を運んで実際に自らの舌で確かめてみてほしい。

パナソニック炊飯器の最上位モデル『X9E』シリーズのご飯が体験できる「食べ比べ亭」は、今後、9月11日から13日の「さっぽろオータムフェスト」、9月18日から21日の「テレビ大阪YATAIフェス! 2026」のほか、全国の残り4か所でも順次開催予定。「普段、お客様からいただく『高級モデルのご飯はどれくらい味が違うのか』という疑問にお答えしたい」と平田氏は意気込みを語る。なお、開催会場はいずれもおいしいものがたくさん集まる食フェスなのだが、個人的にはお腹がいっぱいになる前に、気持ちをしっかり研ぎ澄ませた状態で、ご飯の食べ比べに臨むことをおすすめしたい。

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