ADGMは、運用資産(AUM)が54%増加し、有効なライセンス数が1万4,000件近くに達したことで、アブダビのグローバル金融ハブとしての地位をさらに強固なものにした

2026-09-09 00:00

アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ, 2026年9月10日 /PRNewswire/ -- アブダビの国際金融センターであるADGMは、2026年上半期に力強い成長を遂げ、運用資産総額(AUM)は前年同期比で54%増加し、ADGMで働く専門人材は49,027人に達しました。一方、有効なライセンス数も14,000件近くに増加しました。

この結果は、世界各国の機関がアブダビを通じて投資の組成、実行、運用を行う動きがますます活発化する中、ADGM全体において資本、事業活動、人材が継続的に拡大していることを反映しています。これらの結果は、アブダビが中東・アフリカ・南アジア(MEASA)地域を代表する世界的な金融ハブとして、また「資本の首都(Capital of Capital)」としての地位をますます強めていることを裏付けています。

ADGMが再び過去最高の業績を達成したことについて、ADGM会長のAhmed Jasim Al Zaabi閣下は次のように述べました。「ADGMは、アブダビの長期的な経済ビジョンを牽引し、世界的な資本流動の中心地としての影響力をますます強固なものにしています。資本、機関、企業、そして人材のあらゆる分野で見られる成長の規模は、アブダビが安定し、信頼され、世界とつながった金融ハブとして、国際社会から持続的な信頼を得ていることを示しています。資本であれ、機会であれ、あるいは野心であれ、アブダビは、これらすべての要素がシームレスかつ有意義に交わる場所として、ますますその地位を確立しつつあります。ADGMを通じて、私たちはこの勢いをさらに加速させ、アブダビの『資本の首都(Capital of Capital)』としての地位を確固たるものにし、世界トップ5の国際金融センターの一つとなるという目標の実現に向けて邁進しています。」

ADGMの資産運用エコシステムは、2026年も力強い勢いを維持しています。ADGM内の運用資産総額(AUM)は、2026年上半期において2025年上半期と比較して54%増加し、2022年初頭以来続く成長の勢いを維持しました。

ADGMに拠点を置くファンド運用会社および資産運用会社の数は190社に達し、2025年上半期の154社から23%増加しました。第2四半期だけで11社が加わり、これはADGMにとって過去最大の四半期増加幅となりました。ADGMを拠点として運用されているファンドの数は276本に増加し、2025年上半期の209本から32%増加しました。

2026年上半期にADGMで事業を開始した資産運用会社が世界全体で運用する資産の総額は、合計で2.1兆米ドルを超え、国際的な投資会社の進出先としてのアブダビの魅力が高まっていることを示しています。

ADGMでは、上半期も引き続き事業活動が活発で、有効ライセンス総数は13,974件に達し、この主要指標においてMEASA地域最大の国際金融センター(IFC)となりました。このうち、1,814件のライセンスが当該期間中に発行されました。

事業を展開している事業体の数は3,986に達し、2025年上半期末の2,972から34%増加しました。これは、ADGMが単なる事業設立の拠点から、ますます深みと活気を増す金融エコシステムへと進化し続けていることを浮き彫りにしています。

2026年上半期、ADGMの金融サービス・エコシステムはさらに充実していきました。当該管轄区域内で事業を展開する金融サービス事業者の数は、2026年上半期に392社へと急増しました。これは、2025年上半期末の308社から27%増加したものです。

一方、Financial Services Regulatory Authority(FSRA)は、金融サービス事業者に対し、計50件の原則承認を発行したほか、45件の新たな金融サービス許可を付与しました。

今年上半期に拠点を設立、立ち上げ、または拡大した主要な金融企業には、Capital Group、Man Group、Barings、Bain Capital、Hillhouse Investment、Muzinich & Co.、Madison Realty Capital、Grow Investment Group、Rokos Capital Management、Polygreen Holdings、Hashed、Cantor、Bitexen MENA、Bitexen Custody、Copper ME、Blue Owl、Dhabiなどが挙げられます。

ADGMのエコシステムの継続的な成長に伴い、人材基盤も著しく拡大しています。

2026年上半期末時点で、アル・マリア島とアル・リーム島を合わせた専門人材の総数は49,027名に達し、2026年上半期だけで4,688名の増加となりました。これは、前年同期と比較して34%増となりました。

ADGM Academyは、2026年上半期においても、自国民の人材育成と知識の振興に関するアブダビの施策を推進し続け、1,607人のUAE国民に研修を実施するとともに、Department of Government Enablementの支援を受けるMawaheb Talent Hubとの提携を通じて、就職への道筋を拡大しました。同アカデミーによる自国民育成の取り組みとしては、若いUAE国民28人からなる第3期生の修了や、「World Bank Group Explorers Program」への参加者としてのUAE国民15人の選出などが挙げられます。

同アカデミーはまた、Wealth Management Institute WMI School of AIを開設し、544名を超えるUAE国民を対象にエージェント型AI(agentic AI)の研修を実施するとともに、ファミリーオフィスおよびウェルス・マネジメントに焦点を当てた3つの新たな主力プログラムも立ち上げました。

ADGMは、人工知能(AI)分野に資本を投入する機関に選ばれる管轄区域となっており、現在、同金融センターに設立された事業体が保有するAI関連投資額は1,000億米ドルを超えています。

こうした投資の集積の中核をなすのは、人工知能(AI)インフラおよび先端技術への大規模な資本投入に焦点を当てたグローバル投資プラットフォームであるMGXです。MGXは、ADGMのFSRAから認可を受けています。

2026年上半期、同金融センターは人工知能(AI)導入の第1フェーズを完了し、ライセンス、監督、顧客サービスといった分野において、25の業務機能にAIを導入しました。この導入により、職員の手作業に要する時間が年間5,000時間超削減され、承認までの期間が短縮されたほか、顧客からの問い合わせの約25%がデジタルチャネルを通じて即座に解決できるようになりました。

こうした導入と並行して、ADGMは、AIを責任を持って拡大するために必要なデータ、ガバナンス、サイバーセキュリティ、および人材の基盤を強化しています。

2029年までを視野に入れた技術ロードマップに基づき、ADGMは4億UAEディルハムを超える投資を行ってこれらの機能を拡充し、AI主導の傾向が強まる金融業界を規制・支援するための体制を整えます。

ADGMは今年も引き続き、国際的な連携をさらに深めてきました。上半期、ADGMは中国、インド、シンガポールといったアジアの主要市場への働きかけを拡大し、深セン市福田区との戦略的パートナーシップも締結しました。ADGM会長が主導した、イタリアとの戦略的な交流は、投資、金融サービス、および機関間のパートナーシップにおける連携強化を後押ししました。

また、ADGMは「ミルケン・インスティテュート・グローバル・カンファレンス2026(Milken Institute Global Conference 2026)」への参加を通じて、米国でも存在感を示しました。同会議では、Bain Capital、Vista Equity Partners、Man Groupといった世界有数の金融機関との対話を通じて、アブダビの金融エコシステムにおけるさらなる連携と拡大の機会について検討しました。

ADGMは2026年上半期にも、一連の規制面の改善を推進しました。ADGMのRegistration Authority(RA)は、統合型の不動産サービス群を導入するとともに、新たなブローカー分類枠組みを導入しました。また、RAは、暗号資産マイニング活動に関する指針案や、規制の明確化および実質的所有者に関する要件の強化を目的としたADGMの商事法令の改正について、ステークホルダーからの意見を募るためのディスカッションペーパーも公表しました。

ADGMのFinancial Services Regulatory Authority(FSRA)は、保険に関する規制枠組みの強化を推進し、International Association of Insurance Supervisorsの基準に準拠するとともに、関連企業に対する気候関連の金融リスク管理に関する要件を導入しました。また、仮想資産のステーキングに関する規制の枠組みを確定させるとともに、連邦法における動向やFinancial Action Task Force(FATF)の勧告を反映させるため、ADGMのマネーロンダリング対策の枠組みの強化策を確定させました。

上半期には、公表済みの「マネーロンダリング対策および制裁措置に関する規則集」の改訂も2026年5月に行われました。

国際的な規制協力も引き続き優先課題であり、FSRAはギリシャのHellenic Capital Market Commission(HCMC)、Virtual Asset Regulatory Authority(VARA)、深セン市福田区、およびCentral Bank of Brazilと覚書(MoU)を締結しました。

ADGM Courtsの2026年の記録的な取扱事件数は、その独立した、国際的に認められた司法枠組みに対する信頼が高まっていることを反映しています。7月1日時点で、ADGM Courtsの取扱事件数はすでに2025年通年の総件数を上回っており、昨年の事件数の2倍を超える見通しです。

さらに、International Arbitration Centre Allianceは「グローバル・パスポート」を導入し、参加している国際紛争解決センターの認定会員が、管轄区域を問わず共有施設やサービスを利用できるようにしました。

ADGMは、2026年上半期に築き上げた勢いをさらに活かしつつ、アブダビの「資本の首都(Capital of Capital)」としての地位を強化し、持続可能な経済の多角化を推進することに引き続き注力しています。

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