犬が『てんかん発作』を起こしたらどうすべき?絶対にやってはいけないNG行為まで

2026-09-10 20:00

犬にも『てんかん発作』があることをご存知でしょうか?愛犬が初めて発作を起こしたところを見ると、多くの飼い主さんがパニックになってしまいます。発作への正しい対処法を知っておき、いざというときに備えましょう。

落ち着いて!犬がてんかん発作を起こしたときの対処法

犬のぬいぐるみと医療器具

『てんかん』と『発作』は別物

詳しい症状は知らなくても、『てんかん』という病気の名前は耳にしたことがある人がほとんどでしょう。てんかんとは脳の神経細胞が異常な興奮を起こして、痙攣や意識障害といった症状をたびたび引き起こしてしまう病気です。

一方で、痙攣などの『発作』自体は『てんかん』を持病として持っていなくても、低血糖や中毒、熱中症など様々な原因で全ての犬に起こりうる症状です。検査をしても脳以外の明らかな原因が見つからず、発作を何度も繰り返す場合に『てんかん』という診断がつきます。

てんかん発作の代表例

てんかん発作と聞くと、突然痙攣を起こすものというイメージが強いですが、実際には以下のようにさまざまなパターンがあります。

  • 全身をガクガク震わせて痙攣する
  • 意識を失って全身を突っ張らせて痙攣する
  • 手足や顔面など体の一部が引きつったり、ピクピクと痙攣する
  • 突然脱力して倒れる
  • 突然意識消失する
  • 口を無意味に動かす
  • 突然攻撃的な行動をとる

飼い主さんにできるのは見守ることだけ

愛犬が突然発作を起こすと飼い主さんはどうしたらいいのかわからず、「もしかしたらこのまま死んでしまうのでは?」とパニックになってしまうこともあります。ですが、てんかん発作はどんなに長くても数分で自然と収まります。その間、飼い主さんにできるのは基本的に「見守る」ことだけです。やるせない気持ちはわかりますが、むやみに対処しようとする方が飼い主さんにも愛犬にもリスクとなるのです。

可能であれば動画撮影を

上記の通り、てんかん発作にはさまざまなタイプがあり、一見するとてんかんとは思えないようなものもあります。もし可能であれば、愛犬が発作を起こしたときは動画を撮影しておくと動物病院を受診したときの診断の手がかりになります。「愛犬が苦しんでいるときに動画を撮るなんて」と心苦しい気持ちもわかりますが、長期的に見るとそれが愛犬の苦しみを和らげることにつながります。

絶対NG!てんかん発作時にやってはいけない禁忌

心配そうな犬

無理やり押さえつける

愛犬が痙攣している姿を見ると、何とか痙攣を止めてあげたいという気持ちに駆られ、無理やり体を押さえつけてしまう人がいます。ですがこれは絶対にNGです。てんかん発作による痙攣は犬の意思で起きているものではなく制御できるものではないため、何かの拍子に噛まれたり爪が当たったりして怪我をしてしまう恐れがあります。そもそも、痙攣は物理的に押さえつけてどうにかなるものでもないのです。

口に何か噛ませようとする

愛犬がガクガクと口を痙攣させていると、そのままでは舌を噛んでしまうのではと不安になる気持ちはわかります。そのため舌を噛まないように口の中にタオルやおもちゃを詰めようとする人がいますが、これも大変危険です。咬傷のリスクが高いのはもちろん、犬が誤飲してしまうと窒息の恐れすらあります。

周囲の危険なものを放置する

飼い主さんにできることは見守ることだけと言いましたが、もし他にできることがあるとすれば、発作を起こした犬がぶつかって怪我をしないように危険なものを遠ざけることです。犬が触れてしまいそうな場所に危険なものがある場合にはどかしたり、何かでカバーをしたりして、怪我をしないよう対処しましょう。そのままにしていると愛犬に無用な怪我までさせてしまいかねません。

まとめ

女の子と散歩する犬

犬のてんかん発作は上手に対処すれば付き合っていくことのできるものです。とはいえ楽観視しすぎることは危険ですので、初めて発作を起こした場合や、発作を繰り返す場合には動物病院を受診し、対応について獣医師の指示を仰ぎましょう。

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