10代・20代はこの秋どこへ行く?11年ぶりの5連休で見えた最新旅行トレンド
秋の行楽シーズンにやってくる「シルバーウィーク」。2026年は9月19日(土)から23日(水)まで5日間の連休となり、この並びは2015年以来、11年ぶりです。せっかくの大型連休を前に、旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか。
そんな今年のシルバーウィークでは、旅行を予定する人の動きにも変化が見えています。カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録された予定データを分析したところ、「旅行」を含む予定は前年から7.6%増加。なかでも目立ったのが10代・20代で、前年から増えた旅行予定の多くを若い世代が占める結果となりました。
さらに行き先を見てみると、東京や大阪、沖縄、北海道など国内が中心となる一方、10代では「熱海」や「江の島」も上位に登場しています。11年ぶりの5連休を、若い世代はどのように楽しもうとしているのでしょうか。予定データから見えてきた、2026年のシルバーウィークの旅行トレンドを見ていきます。
11年ぶりの5連休へ!今年のシルバーウィークは旅行予定も上向き

2026年のシルバーウィークは、いつもより少し特別です。9月21日(月)の敬老の日と9月23日(水)の秋分の日に挟まれた9月22日(火)が休日となり、9月19日(土)から23日(水)まで5日間の連休になります。こうした並びで5連休となるのは、2015年以来11年ぶりです。
大型連休を前に気になるのが、今年はどれくらいの人が旅行を予定しているのかということ。TimeTreeに登録された予定のうち、「旅行」を含む予定を調べたところ、2026年のシルバーウィーク期間は1万件あたり66.0件となりました。前年の61.3件から7.6%増加し、2年ぶりに前年を上回っています。
コロナ禍前の2019年は1万件あたり69.3件だったため、今年はその約95%の水準まで回復したことになります。2020年、2021年に大きく落ち込んだ旅行予定はその後徐々に戻り、11年ぶりの5連休を迎える今年、再び増加へと転じました。
では、今年の旅行予定を押し上げているのは、どの年代なのでしょうか。年代別に見ていくと、特に大きな動きを見せている世代がありました。
旅行熱を高めているのは若者?10代・20代の予定が大きく増加

今年の旅行予定を年代別に見てみると、特に大きな伸びを見せているのが10代と20代です。10代では1万件あたりの旅行予定が前年の56.0件から70.2件へと増え、前年比25%増。20代も74.4件から82.4件となり、11%増加しています。
一方、30代以上では大きな変化は見られません。30代はわずかに減少し、40代から70代についても増加幅は4%以内に収まっています。前年から増えた旅行予定のうち、約98%を10代と20代が占めており、今年の伸びを若い世代が大きく押し上げていることが分かります。
さらに興味深いのが、コロナ禍前の2019年との比較です。20代以上ではまだ当時の水準に届いていない一方、10代だけは2019年を上回りました。11年ぶりの大型連休を前に、若い世代の旅行への関心が数字にも表れているようです。
では、旅行を計画している人たちは、どこへ向かおうとしているのでしょうか。行き先を見てみると、年代を問わない共通点と、10代ならではの特徴が見えてきました。
人気はやっぱり国内!10代では「熱海」「江の島」も上位に

旅行予定が増えている今年のシルバーウィークですが、行き先は海外よりも国内が中心となっています。年代別に見ても、東京・大阪・沖縄・北海道・福岡・名古屋・京都などが上位に並び、海外で10位以内に入ったのは韓国のみでした。
行き先そのものは年代によって大きく変わらないものの、順位には少しずつ違いも見られます。たとえば北海道は10代では7位ですが、年代が上がるにつれて順位も上がり、50代では3位に。一方、韓国は10代・20代で3位に入るなど、それぞれの世代による傾向もうかがえます。


なかでも目を引くのが、今年の旅行予定を大きく押し上げている10代です。「熱海」と「江の島」が上位10位に入り、この2つがランクインしたのは全世代の中でも10代だけでした。さらに、毎年9月の予定登録数を比べても、熱海・江の島ともに今年は増加しています。
遠くへ出かけるだけでなく、熱海や江の島といった観光地にも若い世代の関心が向いていることがうかがえる今回の結果。こうした旅行トレンドは、普段使っているカレンダーに登録された「予定」から見えてきたものです。
カレンダーに登録された「予定」から見えてきた旅行トレンド

ここまで紹介してきた旅行の動きは、アンケートで「旅行に行きたいか」を尋ねたものではありません。家族や友人、パートナーなどと予定を共有できるカレンダーアプリ「TimeTree」に実際に登録された予定をもとに、TimeTree未来総合研究所が分析したものです。
TimeTreeは2015年にサービスを開始し、2026年6月には世界の登録ユーザー数が7,500万人を突破。TimeTree未来総合研究所では、アプリに蓄積された170億件を超える予定データを統計的に分析し、人々の行動や世の中の変化を読み解いています。
今回の分析では、2019年1月1日から2026年9月6日までに登録されたデータが対象となっており、個人が特定されないよう匿名性に配慮して統計的に処理されています。「旅行」という予定がどれくらい増えているのか、年代や行き先によってどんな違いがあるのかを追うことで、11年ぶりの大型連休を前にした人々の動きが浮かび上がりました。
旅行先を尋ねるアンケートとは少し違い、日々使われているカレンダーの「予定」から見えてきた今回の旅行トレンド。何気なく登録されている一つひとつの予定を大きなデータとして見ていくと、私たちの休日の過ごし方や、その変化まで見えてくるのが興味深いところです。
11年ぶりの5連休、今年はどんな旅を楽しむ?
11年ぶりに5連休となる2026年のシルバーウィーク。予定データからは旅行予定が前年より増え、特に10代・20代の若い世代がその伸びを大きくけん引していることが見えてきました。
行き先は東京や大阪、沖縄、北海道など国内が中心で、10代では熱海や江の島も上位に入りました。同じ5連休でも、どこへ行き、どんな時間を過ごすのかは人それぞれ。こうした一人ひとりの予定が集まることで、今の旅行の楽しみ方が少しずつ見えてくるのも面白いところです。
秋の気配を感じながら楽しめる、久しぶりの大型シルバーウィーク。今年はいつもより少し足を延ばしてみたり、気になっていた場所を訪れてみたりと、自分らしい休日の過ごし方を考えてみてはいかがでしょうか。