地域の仕事との出会いが未来の選択肢に「Out of KidZania in 会津」9月24日から二次募集スタート
将来どんな仕事をするのか。その選択肢を考えるきっかけは、意外と身近な地域の中にあるのかもしれません。2026年11月14日(土)・15日(日)、小学1年生から中学3年生を対象とした「Out of KidZania in 会津 2026」が開催されます。会津での開催は今回で4年連続です。
用意されるのは、地域の企業や団体などと関わりながら体験する全29種類の仕事。子どもたちが実社会の仕事に触れることで、働くことへの興味を広げるだけでなく、地元にはどんな企業があり、どんな人たちが地域を支えているのかを知る機会にもなります。
この取り組みが見据えているのは、さらにその先です。子どもたちが職業観を持つきっかけをつくり、将来の地域産業を担う人材や地元で働く人につなげていくことも目指しています。仕事との出会いから地域の未来へ。「Out of KidZania in 会津 2026」がつくる学びの機会に注目です。
29種の仕事から社会を知る「Out of KidZania in 会津 2026」

「Out of KidZania」は、子どもたちがキッザニアの中で体験している仕事からさらに一歩踏み込み、実社会の仕事に触れたり、そこで働く人たちに話を聞いたりするプログラムです。地域ならではの企業や団体、行政機関などの仕事を通して、働くことや社会について学べる機会をつくっています。
会津では4年連続の開催となり、「Out of KidZania in 会津 2026」は福島県が主催、会津若松市と会津若松商工会議所が共催し、キッザニアを企画・運営するKCJ GROUP株式会社が監修します。2026年11月14日(土)・15日(日)の2日間、小学1年生から中学3年生までを対象に全29種類の仕事が用意されます。
特徴的なのは、単に仕事について知識を得るのではなく、実際の仕事に近い体験が用意されていることです。子どもたちが地域で働く人やさまざまな職業に触れる時間は、「働くとはどういうことなのか」を考え、自分の知らなかった社会へ目を向けるきっかけにもなりそうです。
体験するから見えてくる、地域を支えるさまざまな仕事

「Out of KidZania in 会津 2026」で体験できるのは全29種類。地域に根付く文化に関わる仕事から、人々の安全や医療を支える仕事まで、子どもたちが実社会のさまざまな役割に触れられる内容となっています。
たとえば「和菓子職人の仕事」では、約200年の歴史を持つ「あわまんじゅう」について学び、実際に作る工程を体験します。「消防士の仕事」では、防火衣を身につけて放水訓練に挑戦。「臨床検査技師の仕事」では、医師が適切な治療を行うために欠かせない超音波検査や検体検査を体験します。
それぞれ分野は異なりますが、どれも社会や地域の中で役割を持つ仕事です。職業の名前を知るだけではなく、その仕事の一部を自分で体験することで、普段は見えにくい「誰が、どのように社会を支えているのか」に目を向ける機会にもなります。
将来の仕事を考えるとき、まずどのような職業があるのかを知ることも大切な一歩です。29種類の体験を通して生まれる新しい仕事との出会いが、子どもたち自身の興味や将来について考えるきっかけになりそうです。
地域の仕事を知ることが、未来の選択肢を広げる

子どもたちが将来の仕事を考えるうえで、まず大切になるのが「どんな仕事があるのか」を知ることです。「Out of KidZania in 会津 2026」では、地元の事業者などの協力を得ながら、会津の産業や経済を支える仕事を体験できる機会をつくっています。
そこには、子どもたちだけでなく保護者にも地元企業への理解を深めてもらい、地域への愛着を育んでほしいという狙いがあります。身近な地域であっても、どんな企業があり、そこでどんな人が働いているのかを知る機会は限られています。職業体験を入口に地域の企業や仕事を知ることは、これまで意識していなかった地元の産業に目を向けるきっかけにもなりそうです。
さらに福島県会津地方振興局とKCJ GROUPは、こうした体験を通して、子どもたちが職業観を持つきっかけをつくることも目指しています。地域の仕事を知った経験がすぐに将来の職業を決めるわけではありません。それでも、子どもの頃にさまざまな仕事の存在を知っておくことは、いつか自分の進路や働き方を考えるとき、選択肢を広げるひとつの材料になるのではないでしょうか。
職業体験の先へ、会津の未来を担う人材につなげる
「Out of KidZania in 会津 2026」が見据えているのは、子どもたちが仕事を知るその先です。福島県会津地方振興局とKCJ GROUPは、職業体験をきっかけに、将来の地域産業を担う人材の輩出や、地元に就職する人材の確保につなげていくことを目指しています。
その中で興味深いのが、仕事と地域の経済までつなげた仕組みです。子どもたちは仕事を体験したあと、専用通貨「ベコー」をお給料として受け取ります。「ベコー」は会津地域の指定されたお店で買い物に利用でき、仕事をするだけでなく、働いて報酬を受け取り、それを地域で使うところまで体験できます。
もちろん、一度の職業体験がそのまま将来の就職先につながるわけではありません。それでも、子どもの頃から地元の企業や仕事を知り、自分たちが暮らす地域の産業に触れることには意味がありそうです。地域で働く人と次の世代が接点を持つ機会をつくり、会津の産業を未来へつないでいく。今回の取り組みには、そんな長い目で見た地域人材づくりという側面もあります。
「Out of KidZania in 会津 2026」は、2026年11月14日(土)・15日(日)に開催されます。参加費は1プログラム500円(税込)で、一部は別途材料費が必要です。参加はWEBによる事前予約・抽選制となっており、空き枠がある場合は9月24日(木)から29日(火)まで二次募集が予定されています。
身近な仕事との出会いが、地域の未来につながっていく
将来どんな仕事を選ぶのかを考えるには、まず社会にどんな仕事があるのかを知ることが一つの出発点になります。「Out of KidZania in 会津 2026」では、29種類の職業体験を通して、子どもたちが地域の企業や働く人、そして社会を支えるさまざまな仕事に触れる機会が用意されています。
大切なのは、ここで将来の仕事を決めることではなく、子どもたちの中に新しい選択肢が増えていくことなのかもしれません。これまで知らなかった仕事を体験し、地元にも多様な企業や職業があることを知る。そんな一つひとつの経験が、いつか進路や働き方について考えるときに、地域へ目を向けるきっかけになる可能性があります。
子どもたちの職業観を育みながら、将来の地域産業を担う人材や地元で働く人へとつなげていくことを目指す今回の取り組み。未来の仕事について考える最初の一歩は、遠くにある特別な何かではなく、自分たちが暮らす地域の仕事を知るところから始まるのかもしれません。