犬が舐めると危険な『体の部位』3選 愛犬の唾液による人体への悪影響まで
愛犬家にとっては犬に舐められることは気持ちが悪いどころか、むしろ光栄なことに思えます。ですが犬に舐められることで思わぬ健康上のリスクがあることを認識しているでしょうか。
要注意!犬に舐めさせないほうがいい体の部位

口周り
細菌やウイルスなど病原体の主要な感染ルートとして粘膜感染が挙げられます。粘膜は健康な皮膚と比較すると薄く湿度も高いため感染しやすいと考えられています。中でも口腔粘膜を有する口は粘膜の表面積が広いため、感染ルートとして非常に重要です。
犬にとっては飼い主さんの口周りを舐めるのは母犬に甘えていた名残ともされており、口周りを舐めるのが好きな子は多いですよね。ですが疲労が溜まっていたり睡眠不足などで免疫力が下がっているときには、できるだけ口周りは舐めさせないようにすべきです。
顔
粘膜は口だけにあるわけではありません。口腔粘膜と比べるとわずかではありますが、目や鼻にも粘膜は存在しています。そしてそれらは全て私たちの顔にあるものです。そう考えると顔を舐めさせること自体がリスクが高い行為であると考えられるでしょう。涙や鼻水を拭うように舐めてくれる犬もよくいますが、どちらも目や鼻の粘膜に直接触れる可能性が極めて高いため要注意です。
傷口
体のどの部位であるかにかかわらず、怪我をして傷ができている場所は舐めさせるべきではありません。傷ができていると血の匂いがするため犬が関心を示しやすいですが、そんな場合こそ注意が必要です。
自然界では「舐めて傷を治す」のはむしろ当然の行為のように思え、犬が傷口を舐めてくれていると「傷を治そうとしてくれているのかな?」と思うかもしれませんが、傷口を舐めさせていると細菌が侵入して化膿したり傷が悪化したりするリスクが否めません。
知っておくべき!愛犬の唾液がもたらす悪影響とは

犬の口腔内の常在菌は人間と全く違う
犬も人間も口の中には常在菌と呼ばれる細菌が存在しています。人間の場合には虫歯や歯周病の原因となる菌が中心ですが、犬の場合には大きく異なり、条件によっては強い炎症を起こすことで知られている菌が多く含まれているということがわかっています。健康な状態であれば問題にはなりませんが、免疫力が下がっている場合には思わぬ悪影響をもたらす場合があります。
犬に傷口を舐められて四肢を切断した事例も
海外の事例ではありますが、飼い犬に傷口を舐められたことが原因でカプノサイトファーガ・カニモルサス感染症に罹患した人が四肢切断に至った事例が報告されています。これはカプノサイトファーガ・カニモルサス感染症により敗血症を発症し、四肢が腐敗してしまったための措置でした。
カプノサイトファーガ・カニモルサスは犬の口腔内常在菌としてはごく一般的なもので、感染したとしても発症率はわずかです。この事例のように敗血症にまで至るのは極めて稀な状況ではありますが、条件が重なると最悪の結果もあるという不幸な事例として知っておくべきでしょう。
もちろん傷口を舐めた犬に悪意は一切ありません。救いなのは四肢切断した飼い主さん家族が「それでも愛犬への愛情は変わらない」と述べていることでしょう。
まとめ

犬にとって『舐める』という行為はコミュニケーション手段の1つで悪気はないどころか、むしろ親愛の意を示していることがほとんどです。愛犬家としても犬が舐めてくれるのを拒否するのは罪悪感を抱くところでしょう。
あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、もし今回挙げたようなリスクが心配な場合には舐められた場所をしっかり洗うことをおすすめします。
関連記事
・犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴
・お腹を壊した犬が心配で『職場からカメラで様子を確認した』結果→寝ているかなと思ったら…『想定外の光景』が163万再生「かわいすぎてやばい」
・山奥で発見、保護された『元野犬』を飼った結果→父に心を許しすぎて…完全に野生を忘れた『まさかの寝姿』が73万再生「可愛すぎる」「尊い…」
・犬が食べていい果物!与える際の注意点や食べてはいけないものも解説
・実家に帰省中、犬が『母に愛でられまくった』結果→気持ちよくて溶けてしまい、顔が…思わず笑う『表情』に反響「可愛さが爆発」「人間みたいw」