Fair Finance Asia、ASEANにおける重要鉱物の貿易・金融において、より強固かつ公平なガバナンスと利益配分を要請

2026-09-30 10:00

カンボジア、プノンペン、2026年9月30日 /PRNewswire/ -- Fair Finance Asia(FFA)ネットワークと研究パートナーであるProfundoが作成した新たな報告書によると、Association of Southeast Asian Nations (ASEAN) 加盟国は、自国が産出する重要鉱物を基盤とするバリューチェーンから、しばしば排除されていることが明らかとなりました。

Fair Finance Asia and Profundo (2026, July), Extraction to Equity: Pathways to Responsible Finance and Trade in Asia's Critical Minerals Value Chains.
Fair Finance Asia and Profundo (2026, July), Extraction to Equity: Pathways to Responsible Finance and Trade in Asia's Critical Minerals Value Chains.

この地域の重要鉱物に関する貿易協定とその背後にある資金動向をいち早く検証したFFAの報告書『搾取から公平性へ(Extraction to Equity)』は、カンボジア、インドネシア、フィリピン、タイが関与する取引が、環境・社会・ガバナンス(ESG)基準の向上に寄与しているかを問いかけています。

2025年12月時点の公開情報を基に、本報告書は、地元への利益還元条項、持続可能性基準、および公平な価値分配が、協定や覚書(MoU)から一貫して欠落していることを明らかにしました。その結果、原産国は鉱石を輸出する一方で、加工は他の地域で行われている状況にあります。また、本報告書では、この需要のうちどれほどの部分が再生可能エネルギーではなく防衛分野によって牽引されているのか、また誰のニーズが優先されているのかについても疑問を投げかけています。

本報告書は、ASEAN加盟国および金融規制当局に対し、資源搾取型経済に代わる選択肢を奨励するとともに、「公平性と正義に向けたエネルギー移行重要鉱物を導くための国連原則(UN Principles to Guide Critical Energy Transition Minerals Towards Equity and Justice)」を支持するよう求めています。

Fair Finance Asia(FFA)のプログラム・リードであるBernadette Victorioは次のように述べています。「FFAがこの分析分野にいち早く参入したのには、ある理由があります。それは、資源採掘の影響下で暮らす地域社会こそが、私たちのアドボカシー活動の最終的な受益者であるにもかかわらず、明確に定義されていない条件を彼ら自身が要求することはできないからです。」

ProfundoのシニアリサーチャーであるJuliette Laplane氏は、次のように述べています。「重要鉱物に関する協定は、市場アクセスの枠を超えて進めなければなりません。彼らには、地域での付加価値の創出、公正な価格設定、市民社会の参加など、実行可能な保護措置が必要なのです。」

Oxfam in Cambodiaのナショナル・ディレクターであるSophoan Phean氏は、次のように述べています。「カンボジアは依然として重要鉱物の開発の初期段階にあり、大規模な採掘が拡大する前に、地域社会の権利、環境保護、そして収益の透明性と説明責任を最優先にしなければなりません。」

The PRAKARSAのエグゼクティブディレクターであるVictoria Fanggidae氏は、次のように述べています。「銀行や投資家は、人権に関するデュー・ディリジェンス、地域社会の同意、透明性のある利益配分、そして信頼できる脱炭素化を、資金提供の条件として盛り込む必要があります。」

Japan Center for a Sustainable Environment and Societyのプログラム・ディレクターであるYuki Tanabe氏は、次のように述べています。「東南アジアにおける重要鉱物の採掘、精錬、加工、調達に関与する日本の主要銀行や企業は、ESG基準を強化しなければなりません。」

Oxfam Pilipinasの気候正義ポートフォリオマネージャーであるJoel Chester氏は、次のように述べています。「ASEANおよび各国の規制当局は、自主的な取り組みに代わり、地域社会の権利、自由かつ事前の情報に基づく同意(FPIC)、そして公平な開発を促進する義務的な保護措置を導入しなければなりません。」

Fair Finance Thailandのプロジェクト・コーディネーターであるPonpakin Phruttiwongwanitは、次のように述べています。「ASEAN諸国の政府や金融規制当局が政策上のギャップを埋めない限り、資源採掘の最前線に立つ人々と生態系は、自分たちの声を反映させずに策定された移行策の代償を払い続けざるを得なくなるでしょう。」

レポートへのアクセス:bit.ly/4hraS6Q

報道関係のお問い合わせ先:

Kyle Cruz
アドボカシー・キャンペーン担当マネージャー
Fair Finance Asia
kylejuliene.cruz@oxfam.org

Fair Finance Asiaについて

FFAは、アジアの市民社会組織の地域ネットワークです。金融機関の資金供給の決定が、事業を展開する地域コミュニティの社会福祉および環境の幸福を尊重するものになるように取り組んでいます。詳細はこちら:fairfinanceasia.org

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