ビリヤニ大澤に学んだ激ウマ惣菜や千円越えの高級レトルトカレーも! 成城石井、約80品発売の「新商品祭り」を体験
10月2日より秋のフェア「成城石井の新商品祭り」を展開する成城石井が、メディア向けの試食会を開催した。物価高騰の影響で食卓のニーズも変わりつつある中、本フェアでは、11月26日までの期間中、同社で過去最大級となる約80品の新商品が続々と登場する。この日は、その中から8品を試食。それぞれのこだわりが紹介されたほか、同社では初となる「新商品」を前面に押し出したフェア開催の背景が語られた。
成城石井初!「新商品」推しの秋フェアを開催
「愛されグルメ大賞」や「おいしい酷暑対策」、「ようこそ! カレー沼へ」など、毎回キャッチーなネーミングでワクワクさせてくれる成城石井のフェア。それに比べると、今回の「新商品祭り」というタイトルは、内容をずばり伝える分かりやすさはあるものの、ちょっとシンプルすぎるような……。そんな個人的な感想に対する答えとして、試食会で概要説明を行った同社商品本部の坪井元さんからは、次のような話があった。

「いろいろな商品を扱っている中で、やはり新商品に対するお客様の反応はいつも非常に大きいです。そうした中、通常だと味にこだわりすぎて発売スケジュールがずれこむこともあるところ、今回は発売時期をしっかりと定め、商品部やマーケティング部をはじめ各部署が連携して、新商品を前面に押し出したフェアを行うことになりました」
また、こうした試みは同社にとって初めてだといい、「私たちとしてもお客様から、どのような反響があるか楽しみです」と緊張感を織り交ぜながら語る。
つまり、シンプルなタイトルは、いつになく新商品にかける思いの表れということだ。いずれにせよ、社内にセントラルキッチンを擁する惣菜商品をはじめ、高い調達力を基盤とした商品開発力は同社の最大の強み。その上でオリジナル商品の発売数だけでも例年の約3倍という力の入れようは、確かに「祭り」のタイトルを冠するに値する。
成城石井の全力を感じる、怒涛の新商品80点
期間中に登場する新商品は、セントラルキッチンで製造される自家製商品20点、成城石井オリジナル商品37点、それに自社輸入のチーズや菓子、ワインなどを合わせた計80点。そのうち、この日は8品が試食で提供され、坪井さんからそれぞれのこだわりが紹介された。

最初に提供されたのは、『成城石井 栃木県産桜山豚使用無えんせきロースハムスライス』(539円/58g/10月10日発売)だ。本品で紹介されたポイントは、「栃木県産桜山豚(オーシャントン)の使用」と「無えんせき規格で発色剤を使用せず仕上げていること」の2点。桜山豚は、中国原産の梅山豚(メイシャントン)とイギリス原産のケンボロー種などを掛け合わせた品種であり、一般的な豚肉に比べてアミノ酸の数値が高いため、旨味や甘みが強く、きめ細やかな繊維と柔らかな肉質が特長だという。

試食の一皿には、カットされたハムのほか、隣にもう一点あり、「本日は成城石井のポテトサラダを巻いた状態で提供させていただきました」と坪井さん。ポテトサラダといえば、成城石井で人気1、2位を争う人気商品だ。そんなのおいしいに決まっているじゃないか……と、食べる前から確信を持ちながら味わうと、柔らかく、塩味と甘味のバランスがいいハムとポテサラの絶妙なハーモニーが広がった。
また、同じ皿に添えられた『成城石井 マスタードドレッシング&ソース』(647円/250ml)も今回の新商品だ。こちらのポイントは「アメリカンマスタードと粒マスタードという2種のマスタード」と「自社輸入のヒマラヤンアカシア蜂蜜」が使用されている点。
マスタード好きのバイヤーが開発に携わったという渾身の品で、他にはないマスタードソースにこだわった結果、2種のマスタードを使うことを思いついたという。原価の高い蜂蜜には自社輸入品を使うことでコストを抑え、低価格化も図ったそうだ。
肉にも魚にも合うとのことで、一口味わってみると、個人的には白身魚のソテーに合いそうだと感じた。一方、坪井さんからは「トーストにサラダチキンとこのソースを挟んでサンドイッチにすると、さっと食べられる朝食になります」という提案があり、ああ、それだ、と納得。本商品は周囲の記者からの反響もひときわ大きく、冷蔵庫に一本置いておけば、料理の味付けで困った時に活躍してくれそうなアイテムだと感じた。
次に提供されたのは、フリーズドライ商品の『成城石井 生姜香る4種のねばねば具材のスープ』(1,070円/8食/10月8日発売)だ。こちらはモロヘイヤ、オクラ、もずく、わかめが入った具沢山な一品である。
運ばれてきたスープの中は緑一色で、まるで過ぎゆく緑の季節を惜しみながら楽しむような印象。さらにスプーンで具をすくってみると、陸と海のトロトロ食材たちがキラキラと輝きを見せる。そしてその味わいは、トロ、ネバ、ザクという3つの食感が混在した、期待を裏切らない仕上がりだ。

生姜が効きながらも主張し過ぎない味わいは、いろいろな料理に合うと感じる。一食あたり約134円。物価高騰で、職場のランチも外に出ようか躊躇いがちな昨今、野菜不足になりがちな手作り弁当のお供としても、強い味方になってくれそうだ。
四半世紀続くロングセラーを刷新。「成城石井 desica」の新パスタソースも
『成城石井 ハンバーグステーキ プレーン』(539円/固形量100g・添付ソース25g/10月24日発売)は、25年間販売されてきた定番商品をリニューアルしたもの。「ロングセラー商品なので勇気が要りましたが、今までの味わいを踏襲しつつ、お客様に新たな提案をしたいと考えました」と坪井さんは言い、コスト高騰が続く中、原材料の再構成に踏み切った。

ここでは詳しい説明を受ける前に、旧商品とリニューアル商品の食べ比べが行われた。まるで「食べれば差がわかるでしょ?」と自らの舌を試されているような“格付けチェック感”も背筋が伸びたが、比べてみると、その差は歴然。新商品の方が、明らかに牛の旨味が強い。

種明かしされた大きな変更ポイントは、和牛の配合比率を高めたこと。リニューアル前よりもパティの容量を10g減らした代わりに、牛肉の比率を高めることで、満足感の維持を図った。その味わいの変更に合わせてソースもフォンドヴォーを使用したものに変更したという。
続いて、「成城石井 desica(デシカ)」シリーズから発売される2種のパスタソースを試食。同シリーズは、成城石井“でしか”作れない品質とおいしさを追求する成城石井オリジナル商品の最高峰ブランドで、専門店のような味を簡単に家庭で再現できるところを売りとしている。
このうち『成城石井 desica 自家製ベーコンを使ったトリュフカルボナーラ』(539円/130g/10月8日発売)は、「7日間漬け込んだ自家製ベーコン」と「フェラリーニ パルミジャーノ・レジャーノ24ヶ月熟成」を使用している点が特長だ。パルミジャーノ・レジャーノはホールで自社輸入したものを加工して使っている。レトルト商品でトリュフの風味を出すのは難しいそうだが、「トリュフパウダーを製造工程の最後に入れ、風味を閉じ込めました」と、坪井さんはこだわりを話す。

一方の『成城石井 desica 濃厚うにクリームソース』(539円/130g/10月8日発売)は、うにをソースの14%に使ったリッチな一品。アメリケーヌソースとアンチョビを使うことでうにの風味を引き立て、北海道産バターと生クリームにより濃厚さも抜群だ。
クリーム系のパスタが恋しくなるこれからの時期にぴったりな2品は、主役であるトリュフとうにの香りも引き立ち、“最高峰”をしっかりと感じさせる、贅沢感のある味わいだった。
「ビリヤニ大澤」に学んだビリヤニ&「新進気鋭」コラボのカレー
成城石井自家製ブランドの惣菜商品からは、『成城石井自家製 牛肉と牛蒡きのこのビリヤニ(バスマティライス使用)』(755円/11月5日発売)を試食。こちらは最近、有名番組に登場して話題を呼んでいる大澤孝将さんの店、「ビリヤニ大澤」での勉強会を経て開発された商品だ。

達人の指導を受け、セントラルキッチンで本物の味を再現するにはどうすればいいかを研究したという一品。店舗では窯を使って炊き上げる米をスチームコンベクションオーブンで炊飯し、店で味わうような香ばしさに仕上げたという。
日本の秋らしい素材を使ったビリヤニは、スパイスの刺激とトマトの酸味がマッチ。独特の食感と風味があるバスマティライスにしっかりと味がしみ込み、インド好きの私も本場を感じる味わいだった。今、世間で認知度が高まりつつある一方、家で作るとなると、食材やスパイス集めの時点でギブアップしがちなビリヤニ。発売までまだ一カ月あるので、ビリヤニファンは、その日が来るのを楽しみに待とう。
そして、最後に提供された『新進気鋭 STEAK HOUSE SHINSHINKIEI 和牛カレー』(1178円/180g/10月8日発売)は、会員制の人気飲食店を展開する「新進気鋭」グループのカレーを再現したレトルト商品だ。「お肉が主役のカレー」と坪井さんが語り、和牛のすね肉が約30%配合された一品は、ゴロっとした肉の塊が食欲をそそる。そして、一口目から肉の旨みをふんだんに感じ、スパイスの刺激が後を引く味わいは、まさに肉のためのカレーといえる仕上がりだった。

食卓のメインを張りそうなグルメが怒涛の勢いで提供され、お腹は早くも食欲の秋に到達。しかし、ここに紹介したものは約80品登場する新商品の10分の1にすぎない。期間中には、対象の新商品の購入合計点数に応じて応募できる「全品制覇クエスト」も行われるので、ゲーム気分で参加してみてはどうだろう。
成城石井の秋のフェア「成城石井の新商品祭り」は、10月2日から11月26日まで全国各地の成城石井店舗にて開催。さまざまな場所で秋祭りが行われるこれからの時期、食卓でも秋のお祭りを楽しもう!