犬が『認知症』になっているときの症状5つ 治療法はあるの?予防のためにできることまで

2026-10-10 11:00

平均寿命が延びている中で、認知症になる犬が増えています。この記事では、犬の認知症の症状とともに、予防法や治療法について解説するので、ぜひ目を通しておいてください。

犬が認知症になっているときの症状5つ

休んでいるレトリバー

1.声かけへの反応が鈍い

名前を呼んでも振り返らなかったり、飼い主さんが帰宅しても迎えに出てこなかったりするようになると、認知症の症状が出始めている可能性があります。

犬は年齢を重ねると耳が聞こえにくくなるだけでなく、神経の衰えなどによって周囲の音への反応が鈍くなります。さらに、認知症の初期症状として、周囲の状況や環境への関心がなくなっていき、それに対する行動も減る傾向があります。

そのため、起きていてもぼんやりしていたり、すぐそばに行ったり触れたりするまで気がつかなかったりする様子も見られます。

2.できていたことができなくなる

認知症になると、今まで当たり前のようにできていたことができなくなってしまいます。

特にわかりやすいのがトイレの失敗で、これまでは問題なくできていたのに場所がずれてしまったり関係ない場所でしてしまったりすることがよくあります。

認知機能の低下によってトイレの場所がわからなくなることもありますし、排泄の感覚が鈍って間に合わずに漏らしてしまうこともあるでしょう。

また、しつけとして教えたことも忘れてしまうことがあり、おすわりなど簡単なことでも指示に従えなくなることが少なくありません。

このような場合は叱ったり何度も教え直したりしてもあまり有効ではないので、わかりやすく合図や誘導をして対応してみてください。

3.昼夜逆転、夜鳴きをする

犬の認知症の症状として典型的なものが、「昼夜逆転」や「夜鳴き」だと考えられています。

昼夜逆転とはその名の通り、日中の大半を眠って過ごし夜になると起きて活動を始めるものです。

そして夜、家族が寝静まった頃に「キュンキュン」と鳴いたり、「ワオーン」と吠えたりするようになります。何かに向かって吠えているわけではなく、空中を見つめていたり単調に声を出し続けたりする様子が見られます。

夜鳴きそのものを叱ったり止めようとしたりしても、多くの場合は効果がありません。むしろそうした対応をされることで、犬がストレスを感じることがあるので注意が必要です。

昼夜逆転や夜鳴きについては、夜眠りやすいように日中に散歩や運動などをさせて適度に疲れさせたり、長い時間熟睡させないように声かけをしたりして対応してください。

また、獣医師と相談のうえで軽い睡眠薬を利用するなどして、飼い主さんの心身の負担が大きくなりすぎないようにしていきましょう。

4.性格に変化が見られる

老犬になると穏やかになると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

しかし、年齢を重ねたり認知症を発症したりすることで、若い頃とは性格が変わったように感じることは少なくないと思います。

認知症を発症すると周囲に対する反応が鈍くなるとしましたが、それは音や気配に気がつきにくいことが一因です。

そのため、人やほかの犬が近づいてきたことに気がつけず、激しく驚いてしまうこともあります。また、すばやく逃げられずに怖い思いをすることもあるでしょう。

そのようなことから、若い頃よりも神経質になったり攻撃的になったりする犬も少なくありません。

ただし、本当に攻撃したいという気持ちがあるわけではなく、自分の身を守るために致し方なくしている行動だと理解してあげてください。

5.部屋の中を無意味に歩き回る

昼夜逆転と並び、犬の認知症の症状としてよく知られているのが、「徘徊」です。

部屋の中などで同じ場所をぐるぐる歩いたり、目的なくふらふらと歩き回ったりするのは、認知症の症状だと考えられています。

また、犬が認知症になると動きは前方方向のみになって、後退することがむずかしくなります。そのため、狭い場所に入り込んで出られなくなってしまうことが多くあります。

ただし、ぐるぐると回る旋回運動をしている場合、認知症を発症しているだけでなく、前庭障害など脳や神経の疾患が影響していることもあります。

老犬の行動に異常や違和感を感じた場合は、必ず獣医師に相談するようにしましょう。

犬の認知症の治療法や予防法

散歩中の柴犬

犬の認知症は、12歳から発症率が上がり、15歳で6~7割が発症しているとも考えられています。

多くの犬にとって関係のある疾患であり、健康状態に関わらず意識しておくべきだといえるでしょう。

結論からいうと、認知症の明確な予防法や治療法は現時点では確立されていません。

しかし、認知症の発症に早い段階で気づき、適切な対応をすることで症状を緩和させたり進行を遅らせたりできると期待されています。

具体的には食事療法や行動療法、生活習慣の改善などを取り入れることが多く、獣医師の指導の下で進められます。状況や体調次第では、薬やサプリメントを取り入れることもあります。

また、家庭でできる発症予防や症状の緩和方法として、犬の“脳トレ”が有効だと考えられています。

日頃から頭や五感を使った遊び、トレーニングをおこなうことで脳や神経に刺激を与えましょう。それに加えて、スキンシップをたっぷり取るようにしてください。

また、体が衰えてきた犬が安心して暮らせるように生活環境を整えてあげることも必要です。

まとめ

横を向くダックスフンド

長生きをしてくれる犬が増えていることは、愛犬家にとって喜ばしいことです。

しかしながら、年齢を重ねるほど身体的にトラブルが起こることがあり、飼い主さんも対応に追われることが増えてくるでしょう。

犬の認知症は非常に身近なものであると考え、シニア期に入る前から少しずつ知識を身につけておくことをおすすめします。

そして年齢を重ねた愛犬が安心して生活できるように、できる限りのサポートをしてあげてくださいね。

関連記事

・食事中、犬の顔が汚れてしまうので『シャワーキャップ』を頭にかぶせた結果→可愛すぎる光景に4万いいね「給食当番みたいで草」「パーマおば」
・犬のおもちゃを洗濯した結果→『どこにいったんだろう?』と必死に探し、2歳の女の子も一緒になって…愛おしい行動に反響「本当の姉妹みたい」
・交通事故に遭い『20日間の入院』をした女性→退院後『大型犬と再会した』結果…玄関を開けた瞬間の『涙溢れる光景』に「本当に良かった」の声
・ 犬が顔をなめる本当の理由とは?愛情表現だけじゃない?!
・犬をペットホテルに預けた結果→『みんなと元気に過ごしてました』と写真が送られてきたので、確認すると…衝撃の一枚に1万いいね「北斗の拳で草」

  1. 建物倒壊など大きな被害 パナマでM7.7の地震 日本沿岸では若干の海面変動が起きる可能性あるものの被害の心配なし
  2. 子ども食堂【 やす子 】開催報告&感謝の投稿「ご寄付もありがとうございました!」〝お弁当の他にかぼちゃの味噌汁、からあげ、フライドポテト、デザートを提供〟
  3. 「待ち遠しかった」JR鹿児島線・始発から全線運行再開 約10キロにわたりレール変形…これまで“倍以上”の時間 熊本地震で一部区間運休
  4. “日本一遅い列車”「くしろ湿原ノロッコ号」車両の老朽化により37年の歴史に幕 「自分の中でいつまでも走らせたい」惜しむ声も 北海道
  5. 登山者増える秋の行楽シーズン 「登山届」の提出を埼玉県警が呼び掛け 今年はこれまでに遭難した人の約80%が提出せず
  6. 「アメリカ人の訴追を容認しない」トランプ政権がICC本体を制裁対象に指定 独外務省は英仏日など8か国による共同声明「遺憾であり強く反対」
  7. 猫があなたの『お風呂』を見にくる理由3選 気になる心理から注意すべきトラブルまで
  8. 犬にしてはいけない『愛情表現』6選 愛犬には伝わらない飼い主のタブー行為とは?
  9. 天皇皇后両陛下「国民スポーツ大会」開会式出席のため即位後初めて青森県へ “ねぶた”パフォーマンスご覧に、地元子供たちと交流予定
  10. 東京タワーの足元が緑に染まる! 豪華ゲストが集結した「THAT’S FASHION WEEKEND 2026」グリーンカーペットセレモニー
  1. パナマでM7.7の大地震 建物が倒壊するなどの被害
  2. スーパー高校生・後藤大樹率いる洛南高校が決勝進出 ! 組2着逃すもタイムで予選通過【日本選手権男子4×100mリレー】
  3. そろそろ“鍋開き”!「誘惑に勝てない…」2026年トレンドの“背徳鍋”とは?【THE TIME,】
  4. なぜか小さなリュックに入りたがる犬→仕方なく入れてあげた結果…思わず二度見する『サイズ感』に爆笑「合成みたいで草」「バランスおかしいw」
  5. 座布団の上でくつろぎたい柴犬と黒猫→場所を取り合っていると…『尊すぎる結末』が21万再生「ほんとに仲良いなぁ」「座布団になりたい」
  6. 『ちゅーしよう?』と犬にお願いしてみた結果→『してくれるかな』と思ったら…辛辣すぎる『まさかの表情』に爆笑「可愛いw」「全力拒否で草」
  7. 勉強中のお兄ちゃんに『かまってアピール』をする子猫…微笑ましすぎる『攻防戦』に「かわいいおじゃま虫w」「勉強どころじゃないw」
  8. 【 工藤静香 】秋色コーデの“私服ショット”公開 足元は「最近、一日中ロケや動く日は、ぺったんこを選んでしまう」
  9. パナマ南部でマグニチュード7.7の地震 震源から離れた首都パナマシティでもがれき散乱
  10. 【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん「本当に時間が足りないと思っているのです」【ニャンちゅう】
  11. ドキュメンタリー映画なのに全編を生成AIで制作~ベネチア国際映画祭でAI作品が初の公式上映~【調査情報デジタル】
  12. 生後20日の赤ちゃん犬が『やけ静かだな』と思い、様子を見てみると…『尊すぎる光景』に思わず悶絶「ぐっすり」「はああ…手足が可愛すぎる」