WebサイトへのAI流入が急増、店舗型業種で前年同期比5.6倍を記録

DEECHが実施した第2回調査により、ChatGPTなどの生成AIサービスを経由したWebサイト流入が加速度的に増加していることが明らかになりました。
Webサイトにおける生成AI流入の現状
DEECHは、マーケティング支援を行う全国69社・団体、170のWebサイトのGoogle アナリティクス(GA4)データを分析し、生成AIサービス経由の流入実態を調査しました。本調査は2026年7月に公表された第1回調査に続く、四半期ごとの定点観測です。
直近の2026年7月〜9月におけるAI流入は16,222セッションとなり、前年同期比で3.5倍、前四半期比で1.7倍に拡大しました。調査開始時点である2025年1月の481セッションと比較すると、2026年9月には月間6,527セッションに達しており、AI経由の流入が急速に増加しています。全流入に占めるAI経由の比率は0.3%ですが、昨年と比較して12倍に増加しました。※AI経由でも参照元情報が付与されない流入(アプリ内ブラウザ等)は計測されないため、実際のAI流入は本調査の数値を上回る可能性があります。
店舗型業種におけるAI流入の急伸
今回の調査では、フィットネス・スポーツ関連サイトでAI流入が前年同期比5.6倍となり、全業界で最大の伸びを記録しました。そのほか、教育・学習塾が4.3倍、小売・EC・飲食が3.6倍、住宅・不動産・リフォームが3.3倍と、地域に根ざした店舗型業種が軒並み高い成長を見せています。※サイト数が5未満の業界の数値は参考値です。業界分類は株式会社DEECHによるものです。
流入元としては、ChatGPTが81.8%と大半を占めており、次いでPerplexityが7.7%、Google Geminiが5.8%となっています。
今後の展望と対策
AI流入は、サイト全体のトラフィック規模とは無関係に自律的に伸び続ける傾向があります。この傾向が続けば、1〜2年でAI流入比率が1%台に達する予測もあり、AIに選ばれるための情報設計(LLMO)が重要視されています。店舗型ビジネスにおいては、本部主導でブランド全体の情報を整備し、AI対策を早期に進めることが先行者優位を築く鍵となります。
調査概要
調査対象:株式会社DEECHがマーケティング支援を行う全国69社・団体の170サイト(テスト用・自社サイト等を除く)
調査期間:2025年1月1日〜2026年9月30日(GA4セッションデータ)
AI流入の定義:セッションの参照元(sessionSource)が生成AIサービスの正規ドメイン(chatgpt.com、perplexity.ai、gemini.google.com、copilot.microsoft.com、claude.ai、notebooklm.google.com、genspark.ai、felo.ai、deepseek.com、grok.com 等)に一致するセッション
第1回調査との差異:計測対象サイトは新規稼働・計測権限の変更により167→170サイトに変動。過去期間の数値は最新データで再集計しているため、第1回公表値と僅差があります。
関連リンク
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/r07_02_houkoku.pdf
https://deech.co.jp/