犬の『目ヤニ』が増えてしまう原因5つ 今すぐに治療が必要な症状とは?
人間と同じように犬も『目ヤニ』が出ます。寝起きなどに少量の目やにが出るのは問題ありませんが、目ヤニの量が極端に多い場合は病気が原因の可能性もあるため注意が必要です。
犬の目ヤニが増えてしまう理由

結膜炎
人間でも結膜炎になると目ヤニが多くなりますが、犬の場合も目ヤニに異常が現れる最も多い原因は結膜炎です。結膜とはまぶたの裏側から白目の表面を覆っている薄い膜のことで、目に異物が入るのを防いだり涙で目を潤したりする役割があります。この結膜が細菌やウイルス感染により炎症を起こすと、目ヤニや充血といった症状が現れます。
角膜炎
結膜が白目を覆っている一方、黒目を覆っているのが角膜です。角膜炎は目に異物が入ったり、ケンカや事故などで目に傷がついたりすることが起こります。この場合も目ヤニが出ますが、放置していると視力低下や失明に直結するため、早期に治療を受けることが必要です。
アレルギー
突然目ヤニが増える原因として多いのがアレルギーです。アレルゲンは花粉やハウスダストから食物アレルギーまでさまざまですので、まずは動物病院でアレルギー検査を受けて原因を明らかにすることが大切です。
流涙症(涙やけ)
涙腺から分泌された涙は通常であれば鼻に向かって排泄されていきますが、鼻までの通り道に何らかの異常があり排泄されない場合、目から溢れてきてしまいます。その結果、被毛が茶色く変色してしまったり、目ヤニが大量に出てしまうのがいわゆる涙やけの症状です。
まつ毛の異常
犬も人間と同様に逆さまつげになってしまうことがあります。逆さまつげになるとまつげが角膜や結膜を直接何度も刺激してしまい、涙や目ヤニを誘発します。結膜炎や角膜炎に発展してしまうこともあるので早めの処置が大切です。
要受診!危険な目ヤニの症状

目ヤニが多すぎる
寝起きやお散歩から帰った後に目ヤニが多少出るのは自然なことなので、心配する必要はありません。目ヤニが拭いても拭いてもあふれてきたり、目ヤニが固まったせいで目がしっかり開けられないような状態は異常です。
黄色や緑色の目ヤニ
正常な目ヤニは透明や白、茶色や黒といった色をしています。目ヤニの色が黄色や緑色の場合、細菌感染のサインである可能性があります。
片目だけ目ヤニが出る
通常、目ヤニの出る量は両目で大きな差はありません。特定の片方の目からだけ目ヤニが多く出るという場合には、そちらの方の目に何か異常が生じているのが原因かもしれません。目ヤニが出る方の目をよく観察しましょう。
食欲や元気がない
目ヤニが多く出る場合、その原因はほとんどが目の異常です。ですが場合によっては、他の臓器の病気が原因で、全身症状の一部として目ヤニが出ていることもあるため注意が必要です。目ヤニが多くなった前後で食欲がなくなったり、元気がなくなったりしている場合、何かの病気が潜んでいる可能性を疑いましょう。
まとめ

目の病気はQOLも大きく左右するため、重症化する前に適切な処置を受けることが大切です。目ヤニはわかりやすい目からのSOSサインですから、おかしいと思ったら動物病院で診断を受けるようにしましょう。また通常の目ヤニは新陳代謝の一種なので大きく心配する必要はありませんが、目ヤニが出ていることに気づいたらこまめに取ってあげるようにしたいですね。
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