スマホやウェアラブル機器による心房細動の検出性能を国際研究グループが検証

2026-10-24 03:40

心房細動の早期発見に向け、スマートフォンやウェアラブル機器の活用可能性を整理したシステマティックレビューが発表されました。

心房細動の検出に関するシステマティックレビュー

東京昭和医院の総院長である前田真吾医師が共同著者として参画する国際研究グループは、モバイルヘルス(mHealth)技術を用いた心房細動の検出性能とスクリーニングの有用性について、既存研究を体系的にまとめたシステマティックレビューを発表しました。本論文は医学誌「Europace」の2021年1月号に掲載されています。

研究チームは2012年1月から2019年9月までに公表された文献から43件を分析しました。評価対象には、光電式容積脈波記録法(PPG)や加速度センサーを用いたスマートフォン、リストバンド型機器、単誘導心電図を記録する携帯型機器などが含まれています。

研究概要:2012年1月〜2019年9月に公表された文献のうち基準を満たす43件を分析
分析対象:機器の診断性能検証28件、スクリーニング研究15件
PPGの性能報告:感度85〜100%、特異度93.5〜99%
※これらは異なる研究で得られた数値の範囲であり、すべての機器や利用環境で同じ性能を保証するものではありません
※特定の研究で得られた性能を、そのまま一般の利用者全体に当てはめることはできません

臨床応用における今後の課題

レビューの結果、検出性能は技術や対象集団により異なることが示されました。研究グループは、モバイル機器が心房細動の発見に役立つ可能性を認めつつも、臨床的な有効性や費用対効果に関する証拠はまだ不十分であると指摘しています。機器による検出と、それによる脳卒中などの転帰改善は分けて検証すべき課題です。

今後の展望として、機器同士や既存の医療機器との直接比較を行い、対象者に応じた有用性を明らかにする必要があると結論付けています。

東京昭和医院の取り組み

東京昭和医院では、最大7日間の連続心電図記録が可能なウェアラブル型心電計「ATパッチ」を導入し、不整脈の検査を実施しています。また、Apple Watchなどのスマートウォッチで心拍異常の通知を受けた方に対しても、循環器専門医による診察や精密検査に対応しています。

会社概要

名称:東京昭和医院
所在地:〒106-0045 東京都港区麻布十番三丁目1番6号
総院長:前田 真吾
診療科:内科、循環器内科、皮膚科
アクセス:東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番駅」1番出口より徒歩約1分