機能性素材タマリノールTMが腹部内臓脂肪を低減、ヒト臨床試験で確認

タマリノールTMが、1日200mgの摂取で腹部内臓脂肪面積を低減させることが、ヒト臨床試験により明らかになりました。
タマリノールTMによる臨床試験の成果
ファーマフーズは、MP五協フード&ケミカルと共同で、タマリンド種皮由来の機能性素材タマリノールTMを用いたヒト臨床試験を実施しました。BMI 25以上30未満の日本人成人112名を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照試験において、1日200mgの摂取群で摂取4週目に腹部内臓脂肪面積の有意な低下が確認されました。また、内臓脂肪型肥満の被験者に対する探索的解析では、腹部内臓脂肪面積のほか、体重、BMI、ウエスト周囲径、体脂肪量についても有意な低値が示されています。本成果は2026年9月30日に国際学術誌「Journal of Food Bioactives」へ掲載されました。
タマリノールTMの特徴と開発背景
タマリノールTMは、これまで産業利用が進んでいなかったタマリンドの種皮から、独自のポリフェノールを抽出した素材です。水に溶ける性質を持つため、サプリメントだけでなく飲料や乳製品など多様な食品への応用が可能です。今回の試験は、タマリンド種皮抽出物が内臓脂肪に及ぼす作用を調べた世界初の臨床試験となります(2026年9月30日時点、ファーマフーズ調べ)。なお、試験期間中に有害事象は発生せず、12週間の継続摂取における安全性が確認されました。※1 肥満1度:日本肥満学会の基準で、BMI(体重kg÷身長mの2乗)が25以上30未満の状態。※2 ランダム化二重盲検プラセボ対照試験:参加者を無作為に2群に分け、一方に試験食品、もう一方に見た目が同じで有効成分を含まない食品(プラセボ)を摂取してもらう試験。参加者も試験を行う側も、どちらを摂取しているかを知らない状態で行う。※3 腹部内臓脂肪面積:へその高さで撮影した腹部CT画像から求める、内臓のまわりについた脂肪の面積。皮下脂肪と分けて測ることができる。※4 内臓脂肪型肥満:腹部CT画像で、内臓脂肪面積を皮下脂肪面積で割った値(V/S比)が0.4以上の肥満。※5 重合プロシアニジン:エピカテキンなどのカテキン類が複数つながったポリフェノールの一種。※6 出典:①Akazome Y, et al.(2010) J. Oleo Sci. 59(6): 321–338, ②Zhang Y, et al. (2012) J. Funct. Foods 4: 315–322。
今後の展望
ファーマフーズは、今回の研究成果を基盤として、国内外の食品・健康食品メーカーへの提案を強化します。科学的エビデンスに基づいた高付加価値素材としてタマリノールTMを育成し、グローバル市場での事業拡大を目指してまいります。
まとめ
タマリノールTMは、1日200mgという少量で内臓脂肪への作用が確認された新しい機能性素材です。早い段階での変化が期待できることから、健康価値の創出に向けた幅広い活用が見込まれます。